ポルナレフに宣戦布告をされて表に出ました。
奇妙なオブジェクトが多いタイガーバームガーデンが現在地です。
アヴドゥルさんが前に出て皆が見学中。
「ここで予言してやる。まずアブドゥル、貴様は貴様自身のスタンドの能力で滅びるだろう」
対峙するポルナレフが自信満々で宣言する。
「アヴドゥル」
「承太郎、手を出さなくていいぞ。
これだけ広い場所なら思う存分スタンドを操れるというもの」
承太郎が一歩前に出るが静止するアヴドゥル。
こちらも自信があるようだ。
「大亜、お前も能力を解除してくれ」
「・・!気づいてましたか」
「気持ちはわかるが大亜・・・」
実はこっそりっとバリアーをアヴドゥルさんの要所に張ってました。
花京院に突っ込まれた。
だって心配なんだもん。
また、何かが変わって被害出るんじゃないかと。
「心配するな私はあんな奴には負けんよ」
マジシャンズレッドに炎を宿しながら言われる。
そこまで言われたら引っ込むしか無いじゃない。
能力を解除して承太郎の隣で様子を見る。
戦いが始まる!
「ホーラッ!ホラ!ホラ!ホラ!ホラ!
どうした?得意の炎を思う存分に吐かないのか?」
レイピアの連続刺突がマジシャンズレッドに迫るが何もせずに避け続ける。
「吐かないのなら、こっちから行くぞ!
ホラ!ホラ!ホラ!」
『・・むぅーブボァッ!』
勢いのある剣撃にたまらずマジシャンズレッドの口から炎の塊が複数出る!
だが、レイピアで全て弾かれてタイガーバームガーデンに設置されている鳥型のオブジェクトに命中した。
「むぅお!?」
「野郎。こ、コケにしている。
突きながらマジシャンズレッドにそっくりの像を彫ってやがったッ!」
アヴドゥルが驚いてその様子に振り返ってみると鳥型のオブジェクトがどういう訳かマジシャンズレッドの形に彫られ形成していた!
ジョセフが相手のやり方に苛立ちを覚えるのも無理はない。
曲芸が多いなーと思いました(小学生感)。
何て思ってる場合じゃ無いよな、剣でこれだけやれるってのが異能じみてる。
「なかなか、ふふふ・・・この庭園にマッチしとるぞ。マジシャンズレッド」
「・・むぅん!」
挑発に答えるようにマジシャンズレッドから炎が迸る。
「来るな・・・本気で能力を出すか。面白い。受けて立ってやる」
「おい!何かに隠れろ!アヴドゥルのアレがでる・・・そう言えばお前がいたな」
「アレだと?」
「能力が能力だから仕方ないけど俺が盾役なのね・・・」
ポルナレフが面白そうに構える。
ジョセフさんが周りに警戒を促すと俺を見て背後に回ってくる。
承太郎が問い返しながらも俺の後ろに来てる。
あんたらなぁ。
「世話になるよ大亜」
花京院、お前もか!
連続でも暫くは防げるけどさぁ。
「【クロスファイヤーハリケーン!】」
「これしきの威力しかないのか?
この剣捌きは空と空の溝を作って、炎を弾き飛ばすと言ったろうが!」
アンクの形をした大きい炎が射出されるがシルバーチャリオッツに再び弾き飛ばされマジシャンズレッドに直撃する!
『グゲギャア!ギャア!』
「う、おおおお!」
炎に包まれてマジシャンズレッドとアヴドゥル両方が苦悶の声を上げる。
「アヴドゥル!」
「アヴドゥルさん!」
ジョセフさんと俺が思わず声を上げる。
炎があまりにも強いので自分自身が焼かれている。
やがて、倒れる姿に解っていても汗が止まらない。
「フハハハ。予言通りだな自分の炎に焼かれて死ぬのだ」
「むぅーん!」
『キィェェエア!』
「あーあーあー、やれやれやれやれだ。
悪足掻きで襲って来るか?見苦しいな!」
勝利を確信するポルナレフにアヴドゥルが力を振り絞り燃えるマジシャンズレッドを飛ばす。
呆れたポルナレフがシルバーチャリオッツのレイピアで切り払うが。
「妙な手応え?何!?馬鹿な!
切断した体内から炎が出るなんて!?」
炎が切ったマジシャンズレッドから移り驚愕するポルナレフ。
「あれはスタンドではない。人形だ!」
「炎に目が眩んだな。貴様が切ったのはシルバーチャリオッツで彫った彫刻の人形だ」
正体を当てるジョセフ。
燃えたのはさっきポルナレフが弾いて彫ったマジシャンズレッドそっくりの人形。
アヴドゥルも手を構えながら言う。
正体に気付いたポルナレフはまた驚愕する。
「私の炎は自在と言ったろう。
お前が打ち返した火炎が人形の関節部をドロドロに溶かし動かしていたのだ。
自分のスタンド能力にやられていたのはお前の方だったな」
「・・!」
更にアヴドゥルから突きつけられる事実にポルナレフの驚きが止まらない。
「そして、改めてくらえ!【クロスファイヤーハリケーン】!」
「うぐわぁあああああ!?」
アンク型の炎が再びマジシャンズレッドから発射される。
今度のは直撃してポルナレフとシルバーチャリオッツは一緒に吹っ飛ぶ。
「占い師の私に予言で戦おうなどと10年は早いんじゃないかな」
アブドゥルの勝利宣言に地面に叩きつけられたポルナレフは何も言わない。
恐るべき威力だった。