「どういうつもりなんですじゃDIO様?」
真っ暗な部屋の中でロウソクの灯りが灯されている。
杖を持った老婆がベッドに座る妖しい色香を漂わせる金髪の裸な男に対して問いかける。
「フッ、戯れだ。
少し気になった事があってな。
確認の為に行っただけだ・・・。
もう解ったので今回の様な事はせんよエンヤ」
「・・・気になりますがわかかりましたのじゃ」
金髪の男の現にエンヤは疑問そうだが押さえ込み頷く。
そのまま部屋をゆっくりと出て行く。
その姿をみた金髪の男は左目を抑えながら笑みを浮かべる。
「ジョースターに比べれば大した事はないがアレも私にとっては目障りだな。
今回の件は調度いい、そのままこちらに向かってくるがいい・・・辿り着けるならな」
独り言を呟いた後、ベッドに背を乗せて本を読み出した。
皆もそれなりにだが俺が疲弊しちゃって1日休むことに。
承太郎あんだけ戦ったのにもう平気とか流石としか言い様がない。
ポルナレフが先の件で感謝してくれているらしく、休む間の部屋の前で護衛についてくれている。
こいつも気にしすぎだろ・・・。
まあ、二人揃って警察にお世話になったけどね。
弁護士によって釈放されました。
スピードワゴン財団さまさまですわー。
寝ていると承太郎と花京院はアンちゃんと出かけるとの事。
本当は俺も連れて行きたかったらしいけど見ての通りのグロッキーなので手を振ってお留守番です。
そうして暫くして。
はて、何かを忘れているような・・・。
「大亜」
「・・?花京院??」
寝ているところに花京院に呼びかけられる。
承太郎と一緒に出なかったっけ?
「JOJOに置いていかれたのでプールサイドで日光浴をしていたのだけど何処に行ったか知ってるかい?
部屋の前のポルナレフが何故か疑問そうな顔していたけど・・・」
「・・え?お前さっき承太郎と一緒にこっから・・・!?」
今、思い出した!
アカン、ハンサム顔(虫うめぇ)さんが殺しにかかってくる事を失念していた!?
慌てるな俺、まずは確認だ!
ポルナレフも呼んで花京院と3人でジョセフさんとアヴドゥルさんの部屋へ行く。
『花京院さんの顔がバガッと割れたの!でも花京院さんは花京院さんじゃあなかったのよ!
そいでJOJOがケーブルカーの中で、ヘドロにおそわれ指を食われて大変なのよぉおお!』
「落ちつきなさいッ!今どこにいる」
「貿易センタービルのとこのケーブルカー乗り場!おそわれてるのよ!
花京院さんにジョジョがおそわれてるのよォ!」
「僕がどうかしたんですか?」
部屋の前で話してる内容が聞こえてきた。
ジョセフさんがアンちゃんと電話しているようだ。
花京院は気づかずに入るが俺たちも続く。
「ジョセフさん、アヴドゥルさん!これはやはり・・・」
「なにがどうなってるんだぁー!?
ありのまま今、起こった事を話すぜ!
俺は承太郎と花京院が来て出て行ったと思ったら、いつのまにか花京院が来ていた。
な・・・何を言ってるのへブッ!?
何、すんだ大樹!」
「いいから!言いたい事は痛い程に解るから話を聞こう、な!」
俺は把握してはいるが確信が欲しかった。
だが、寝過ごした可能性がでかいらしい・・・。
後、ポルナレフの口を遮った理由だが早いと思ったからだ。
メタ的だがそれはまだ言うものじゃなければ色んな意味で危険だ。
「お前・・・今までどこに?」
「・・?JOJOに置いていかれたのでプールサイドで日光浴を・・・」
「学生服のままで?」
「それが?」
「大丈夫、こいつは本物だ。ということはアン、そっちの花京院は偽物だ!」
『わかってるわよ!!』
ジョセフさんとアヴドゥルさんの質問に花京院は答える。
ジョセフさんはアンちゃんに電話しなおすと大声で解ってると返ってきた。
確定したな花京院に成り代わったアイツに承太郎は襲われている!
節制の暗示。
調和、自制。
消耗による生活の乱れを意味する。
スタンド名は【イエローテンパランス】!
「承太郎が危ない!」
「あ、まて大樹!病み上がりだろうが!
俺も行くぜ!」
行動を起こさなくてならない。
あんだけイレギュラーがあったんだから楽観することが出来そうにない!
ポルナレフが心配して着いて来くれるようだけど今はありがたい。
「なら、私も!」
「花京院!お前は今回、行ってはならん!」
「・・!?」
花京院はジョセフさんに止められる。
「何故です!ジョースターさん!」
「敵はお前に化けて行動しておる!
今、お前が現場に行けば混乱する様に仕向けられる可能性がある!」
「占ってみたが今回は悪い事態を招くようだな。
承太郎に新たな危険の兆候がありそうだ・・・花京院、すまないが」
「・・わかりました。
大亜とポルナレフに・・・任せます」
止めた事に怒って聞くとジョセフとアヴドゥルの返答に溜息を吐き、深呼吸をしてソファに座る。
待つしかないというのはつらい。