時間ないから一回だけかな。
1人で行くと言い出す。
その様子に。
「こいつはミイラとりがミイラになるな!」
「どういう意味だ?」
「いま言った通りだ。
羊毛刈りに出かけて、身ぐるみ剥がれて帰ってくる」
アヴドゥルさんが警告する。
問うポルナレフに、相手の策に乗っている事を皮肉混じりで言う。
だがポルナレフはアヴドゥルがDIOから逃げた事を非難。
そして、DIOはどうでもよく、俺はいつでも1人で行くので利用しただけだと。
「もういい!行かせてやろう。こうなっては誰にも彼をとめることはできん」
「いえ、彼に対して幻滅しただけです。
こんな男だったとは思わなかった。確かに私は恐怖して逃げた。
しかし、だからこそ勝てると信じるし、お前は負けると断言できる」
怒りで殴り掛かろうとしたアヴドゥルをジョセフが止める。
アヴドゥルはポルナレフへの幻滅で顔を伏せる。
「いいか、おれはただの風来坊さ。
その日その日をきままにくらし、いずれはのたれ死ぬ運命なんだぜ。
貴族の名門のおめーがおれと結婚するなんざ考えちゃあいけね一ぜ。
いくらお互い愛し合っていてもな!」
「ほんと?私のことを愛してくれているのですか?」
「ああ・・・世界でただのひとりさ!」
所、かわって荒野でカウボーイルックの金髪、白人男性が褐色肌の装飾品を多くつけた女性に抱きついている。
傍には乗っていったらしい象と夕日が差し込んでいる。
やがて、女性はカウボーイから離れて、歩いて帰っていく様子を見届けると象に乗り出して、進もうとする。
だが、途中で崩れて、途中で折れた柱の影に帽子を被った、黒い上着を着た男がボトルを置いて、笑っているのを見て、カウボーイは象を再び止めた。
「盗み聞きたぁ、趣味がよくねーぜ!」
「クク・・・」
文句を言うカウボーイに不気味に。
ただ、不気味に笑みを返している。
その手は、【両方とも右手】と言う、奇妙な物だった。
「あいかわらず、回りくどいことやってると言いてえだろうがよ、あんな女が世界中にいるとよ何かと利用できて便利なのよ。
何でもしてくれるぜ。命も惜しくないって風にな」
「おれのやり方はわかっているよな・・・J・ガイルの旦那よ!」
確認するように話すカウボーイにやはり、笑うだけで返す。
「ところでだ、シルバーチャリオッツのポルナレフだが。
単独行動であんたを探し回っているぜぇ。どうする?
あんたが、わざと誘き出しているのに引っ掛かりやがったなぁ・・・。
フッ、やるのは奴からか?・・・んっ?」
カウボーイの笑みを浮かべた質問に笑いを辞めるJ・ガイル。
不思議そうなカウボーイに構わず、その身を乗り出すと、荒野で餌を探していた蛇が警戒するように周りを見渡している。
「・・・ニィ」
蛇に気づいたカウボーイは、何も無い手から銃を発現して、蛇を撃ち抜く!
上体と胴体で泣き別れになり、血を撒き散らしながら、J・ガイルへと牙を出しながら飛ぶが。
ボトルのガラスに映った蛇が、そこの潜んでいたミイラ男に八つ裂きにされて、屍を晒した。
「行くか。吊られた男、【ハングドマン】のあんたと。
皇帝、【エンペラー】のこの、ホルホースが居れば、奴らは皆殺しだぜ」
「・・・へっへへへへ」
両者共に笑みを浮かべながら荒野を歩いて行く。
獲物を狩りに行くために。