あれから一週間たって相変わらずな日常と言うか承太郎がキャーキャー言われてるな。
よくもまあ飽きずにやれるもんだと周りの女子を見ながら承太郎の隣で歩いていく。
どうやら承太郎はジョセフ翁とアヴドゥルとの邂逅を果たしたようだ。
不機嫌だった険が多分だが取れてる。
ちなみに当時の俺は喧嘩の現場にはいなくて後で警察に連れて行かれる承太郎と遭遇してどういう人物かの証言したけど釈放は間違い無いし面会せずに手紙ではやく帰ってこいよと書いて送ってもらうように警察に頼んでおいた。
落ち葉がまだある冬の初めあたりの季節だが寒いのは苦手なんだよな俺。
そんなこんなで林の間の街道を歩いていると何か絵画を描いている特徴的な前髪で赤みがかった髪の高校生がいたのを見つけちゃった。
剣呑な目で赤の油絵具が染まった筆を走らせようとしたので。
「へぇー承太郎の絵を描いてる。
上手いねぇ・・・」
「・・・!?」
女子の郡に上手く隠れてスタンド限定発動、バイクは出さず風で音を誤魔化して林に隠れながら高速移動して赤い髪の高校生が気づかない内に背後に回る。
驚いてるようだがまあ承太郎に集中していたし、スタンドは見えない位置でやったから解らなかったんだろうな。
あのままだと承太郎が階段から落ちるんで妨害位はするさ。
・・・今、冷静に考えたら後のフラグ的に迂闊な事をやったか俺。
「・・・えぇ、ここに越してきたばかりでして。
絵を描くのが趣味なので描いていたらすごく目立つ一団に一際、異彩を放つ人がいたから描いてみたくなって・・・」
「そうなんだ。
あ、予鈴近くなってるから急いで片付けた方がいいよ。
俺も学校に行くから、じゃあね!」
「はい、さようなら・・・」
何気なく時計を見て学校に急ぐふりで離れたけどアクションは起こさず見逃されたな。
しかし、あれが花京院か・・・。
レロレロゲーマーな彼を見れて感動したけど目が濁っててあんまり近づきたくないのが本音だな。
いや、さっきは危なかったし手段もあったから実行したけどね。
そんなこんなで授業を受けていると承太郎が保健室に行かない。
やっちまった。
もしかしてもなにもあの出会いと戦い潰れちゃった・・・(汗)。
どうなるんだこれ?
「・・・!」
「・・!じょ、承太郎?」
「コラ!空条なにをしとる!!」
授業中に承太郎がいきなり立ち上がってドアへダッシュした!
先生が怒鳴ってるけど。
一体何があった?
「・・・!(こ、これは・・・)」
承太郎の席を見るとノートの上にいつの間にか不自然な紙がある。
内容を確かめると。
【本日○時○分、大亜大樹の家にて大亜夫妻を殺す。
私の幽波紋で!
仲が良いらしいな?
スピードワゴン財団はDIO様にとって潜在的に敵でもある。
関係無い、ただの脅しだと思っているなら来なくても構わない。
掃除が楽になるからな】
「・・・え?」
何で父さんと母さんが・・・?
まさか俺の行動のせいで標的にされて!?
「・・・糞!!」
「おい!お前もか大亜!!」
いても立ってもいられず鞄を持って俺もダッシュした。
油断していた!
今の花京院ならそれくらいやれるのに邪魔したからか!?
スタンドは温存して使わずただ走る。
「間に合ってくれ・・・」
冷や汗が止まらない。
自身を呪いたくなる日が再び来るとは!