僕は氷妖精の弟です。(凍結)   作:白兎さん0

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序章

ーーー最初に気づいたのは大賢者だった。

 

[あら、彼がようやく帰ってきたのね。ふふ、ちょうどいいわ。]

 

なにか巧み事をしているようだ。

 

ーーーつぎに気づいたのはとある紅白の巫女だった。

 

[!?、なによ、これ···]

 

感じた力が強すぎて驚いているようだ。

 

ーーー三番めに気づいたのはとある白黒の魔法使いだった。

 

[凄すぎる魔力だぜ···]

 

魔力の強さにこちらも驚いているようだ。

 

ーーーそして。

 

[あ!!!]

 

四番目にしてようやく気づいたのは。

 

[大ちゃん!!あいつだ!!]

 

[?あいつって?チルノちゃん。]

 

[カルトだよ!!!やっと帰ってきたんだ!!]

 

[カルトさん?誰、チルノちゃん。]

 

[大ちゃん、寝ぼけてるの?あたいの弟だよ!!]

 

[え!?チルノちゃん、弟いたの?]

(でも、チルノちゃんの弟か···大丈夫かな?)

 

青い妖精は喜び、緑の妖精は心配していた。(なにをとは言わないが。)

 

 

 

 

ーーーさて。その話題になっているカルトなる人物は。

 

[うーん、久しぶりの幻想郷!!何もかもが懐かしい!!]

 

久しぶりの場所に感動していた。

そこへ。

 

[お帰りなさい、カルト。]

 

[あぁ、紫さんか。ただいま。]

 

大賢者が現れた。

 

[長い間、お疲れ様。地獄はどうだった?]

 

[なに、全く問題ない。寧ろいい休憩だったね。]

 

[そう···。]

 

ここで大賢者は考える素振りを見せた。

 

[紫さん?]

 

大賢者は。

 

[カルト。今回の事は本当にごめんなさい。]

 

カルトに向かって突然頭を下げた。

当然、

[え!?ちょ、紫さん!?]

カルトは焦る訳で。

 

[カルト。いくらこの幻想郷の為とはいえ、なんの罪もないあなたを地獄に送った。本当にごめんなさい。]

 

この突然の謝罪に対し、カルトは、

 

[良いんだ、紫さん。頭を上げてください。]

 

あっさり許した。

[確かに僕はあなたの決定で地獄に送られた。でも、僕はそれだけの許されない罪を犯した。あなたはこの幻想郷の為を思って決定を下したわけで、あなたは悪くない。]

 

[あなたは、相変わらずなのね、カルト。]

 

大賢者は微笑みつつも、許してもらえてホッとしている。

 

[まぁね。そんなことよりチル姉は元気?]

 

[そんな事って···。まぁいいわ。チルノなら元気よ。あなたに面倒をみるよう頼まれてたから。]

 

[そうかい。元気ってことは、ちゃんと友達もできたんだね。]

 

[そうね。いつも湖で遊んでるわ。あなたがいなくなった時は、かなり落ち込んでたのよ?]

 

[ちゃんと謝らないとなぁ。じゃあ紫さん、そろそろ僕はチル姉に会いに行きたいんだけど。]

 

[いいわよ。行ってらっしゃい。そのあと、今代の博霊の巫女を紹介するわ。]

 

[分かった。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、氷妖精の弟の“天災”カルトは歩き始めた。

 

 

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