黒歴史自由帳   作:ゼロゼロ大神

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七之巻 (地の文無し)

「ほな僕らはゆっくり観させてもらいますさかい、頼んます」

 

「任せろ」

 

「ちょ……ちょっと、コハク先生「副隊長や。ボクは先生ちゃうで」……コハク副隊長、いいんですか!?」

 

「主語を付けろって言いたいけど、まあ意味は分かるわ。よう見とり、上忍同士の戦いなんて下忍がそう見れるもんやないで」

 

「まあ、そういうこった。お前らはタズナさんを守ってろ」

 

「ふん、舐められたモノだな……いいだろう、こちらも本気で行かせてもらおう。霧隠れの術!」

 

「霧になった!?」

 

「サクラ、忍びやったら一々オーバーにリアクション取るのやめや」

 

「うっ……」

 

「……コハク「副隊長や」……コハク副隊長」

 

「なんや?」

 

「あいつの目、あれは……」

 

「ああ、写輪眼やな。本物見るんは初めてか?」

 

「ああ……いや、一度だけ見たことがある」

 

(日常生活で使う機会は無いやろうし、見たとしたら一族皆殺し事件の時やろなあ。

 止めれたら良かったんやけど、流石に外にも出れん状態じゃ無理やったやろうな。ナルトの体借りてヒナタ助けた時とは訳がちがう)

 

「あの、写輪眼って何ですか?」

 

「三人とも瞳術は知っとるな?それの一種で、相手のチャクラの流れを見切る事で動きの予測から術のコピーまで色々出来る」

 

「へえ」

 

「血継限界の一つでな。サスケのとこのうちは一族の中でも一部の者にしか開眼せえへん強力な瞳術や」

 

「それを、カカシ先生が使えるんだってばよ?」

 

「理由は知らんけどな。いや、予測は付いとるが確証はあらへん。そこ自体は大した問題やないやろ」

 

「奴は、使いこなせるのか?」

 

「まあ、見とれば分かる――あかん、あかんなあ。そんな殺気撒き散らしてたら、丸わかりやで」

 

「ぐ、ぐう……」

 

―バシャッ―

 

「え、えっ!?」

 

「水分身……仕掛けられたのか」

 

「コハク、ほんとに手伝ってくれないんだな……」

 

「ナルトやったらあのぐらい反応出来たやろ?本体なら兎も角、分身程度じゃ相手にならん」

 

「そりゃ、そうだってばよ」

 

「ま、あれだけの殺気浴びた後ですぐ動けたんは上々や。落ち着いたら援護に行ってもええで」

 

「よっしゃ!」

 

「……チッ」

 

「速い……全然気づかなかった」

 

「まあ、下忍に気づかれるようじゃ生きて行けんやろ。ナルトは修業期間長かったからなあ。あとサスケ、一言ぐらい喋りいや」

 

「ふん」

 

「お前ら、人が戦ってんのによゆーだねえコラ」

 

「なんやカカシ、押されとるんか?だらしない。鍛錬サボっとるからやな」

 

「うぐっ、今そんな士気下げること言わなくてもいーでしょーに」

 

「それだけ余裕があるっちゅうことや。そもそも、上忍クラス二人に中忍クラス二人に下忍クラス二人。負けようがないで」

 

「お前は上忍クラスでくくっていい奴じゃないと思うけどね、俺は」

 

「お、おい大丈夫なのか?敵を前にそんな悠長な……」

 

「ああ、大丈夫ですよタズナさん。負けようがありませんさかい」

 

「――ずいぶんと舐めたことを言ってくれるな」

 

「言うてもザブザはん、カカシ程度に手こずってるようじゃボクには勝てませんで」

 

「ちょ、お前、程度ってなあ!?」

 

「いやー、普段からロクに鍛錬もしてへん上忍カッコワライの遅刻魔さんがなんか言うてる気がするけど気のせいやろか~」

 

「うぐ……お前、最近毒舌になってない?」

 

「いややわあ、他の上忍(真)の方にはちゃんと敬意はろうてますでー」

 

「……もう、いいよ」

 

「ふざけやがって。後悔させてやろう!」

 

「のわっ!?くっ、ちっ、ハァッ!」

 

「おー、体術もそこそこ出来るんやなあ。瞳術無かったらカカシより上ちゃう?」

 

「おま、さっきから、味方の士気下げるようなことを、言うな!」

 

「ちっ、まだふざける余裕があるか!」

 

「俺はふざけようとしてねえっつーの!」

 

「ふん、そこだ!」

 

「残念!取った!これで終わりだ!」

 

「終わりは貴様だ!水牢の術!」

 

「しまった!?右腕が!?」

 

(ち、捕りそこねたか!だが、一瞬でも時間が稼げればそれでいい!)

 

「貰ったァ!」

 

「させねえってばよ!」

 

「何っ!?」

 

「おー、ナルト参上、やな」

 

「へへ、俺達の事を忘れてもらっちゃ困るってばよ!さあ、行くぜ!多重影分身の術!」

 

「な、なんだとっ!?」

 

「おーおー、ナルトの奴張り切りおってからに。さっきまで足プルプル言わせとったとは思えへんなあ。流石主人公やな」

 

「う・ず・ま・き!ナルト連弾!」

 

「ちっ、ちょこざいなッ!」

 

「まだまだァッ!火遁、鳳仙花!」

 

「こいつ、火遁使いか!」

 

「其処だってばよ!風遁・風手裏剣!」

 

「何ィ!?」

 

「……おい、コハク」

 

「んー、なんや?」

 

「お前、ナルトは中忍クラスだと言ったな」

 

「せやなあ」

 

「……どこがだ」

 

「んー……経験、とか?」

 

「ぎ、疑問形なんですか?」

 

「いや実際手数の多さと戦術の広さで翻弄してるだけやからなあ。がっちり対策されれば素の実力はそんなもんやと思うで」

 

「……例えばだが、初見の敵相手ならどのぐらいの強さだ?」

 

「並の上忍やったらノセるんちゃう?」

 

「「…………」」

 

「これ、私達居る意味あるのかしら」

 

「カカシよりも強いんじゃないか、あいつ」

 

「お、お前らねえ」

 

「なんや、やっと抜けだしたんか」

 

「写輪眼の消耗が激しくてな。ここからはナルトを援護する」

 

「下忍の子供を前に出して後ろに隠れる上忍か。鬼畜やなあ」

 

「お前なァっ!?」

 

「コハク副隊長、それ、コハク副隊長もです」

 

「おお、ほんまや」

 

「……お前ら、守る相手が居るって忘れてねえだろうなオイ」

 

「いややわあ、頭の片隅っこにポツンと置いて有りますさかい、安心してください」

 

「よーし喧嘩売ってんだなコラ」

 

「コハク、そろそろ本格的に攻める。冗談はここまでだ」

 

「はいはい」

 

「ナルト、援護するz「カカシ先生!邪魔になるから下がっててくれってばよ!」…………」

 

「「「「ぷ、ぷっくくく」」」」

 

「四人して笑うなゴラァ!?」

 

「いやあ、確かに大量の影分身で連携してるとこに他人が混ざったら邪魔やわな、うん……くくく」

 

「そ、そうですよね。決してカカシ先生が弱いって言ってるんじゃ無いんですよね……ぷっ」

 

「フン、あのウスラトンカチの方が余程使えるという事だな……フッ」

 

「いやー、あの坊主すげえな。こりゃ確かに安心だ……ぷっ」

 

「旦那様旦那様~私吹き出すの我慢出来ました!」

 

「おお、ボクも出来ひんかった事をようやったなあ。えらいえらい」

 

「えへへぇ」

 

「いいなあ」

 

「……フン」

 

「(ピキッ)お前ら真面目にやれゴラァ!敵が目の前に居るんだぞ!分かってんのか!」

 

「いやいやカカシ、幾らボクでも戦闘中にわろうたりしまへんて。もう、終わってますさかい」

 

「……は?」

 

「わりい、コハク。逃げられたってばよ」

 

「ああ、あの包囲網突破して逃げるとは流石やけど、なんや根性無いなあ。

 まあ、上忍クラスの影分身に囲まれてガチバトル出来る奴もそうそうおらんやろうけど」

 

「な、お、お前勝ったのか?」

 

「いや、逃げられたってばよ。やっぱカカシ先生追い詰めただけあって戦い方が上手かったってばよ」

 

「そ、そうか……」

 

「素直にカカシ先生に援護してもらってりゃ捕まえれたかもしんねえのに……わりい」

 

「い、いや。今回の任務内容はあくまで護衛だ。守り切れたらそれでいい」

 

「カカシカカシ、ほんまに案山子みたいになってもうとるで」

 

「旦那様、その心は?」

 

「木偶の坊」

 

「「「ぷっ」」」

 

―ブチッ―

 

「お前ら其処になおれゴラァァァァァァッ!!」

 

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