Bullet of Hearts 〜白と黒の戦線〜   作:水元アクト

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【第三話】《夢のような現実》

「大丈夫か?」

しばらく呆然と見とれていた僕は彼女に声をかけられた。

いつの間にかその場に座り込んでいた僕に、彼女は手を差し伸べてくれた。

辺りを見ると、さっきの化け物は見当たらず戦闘の傷跡だけが残されていた。

「さっきのは一体……?」

僕は彼女に問いかけてみた。

「これのこと?」

そう言って彼女は手に持った弓を

僕に見せてくれた。

その時ふと彼女の顔を見た。

なにか違和感を感じる。初め見た時とは何かが……と思いかけ僕は気がついた。目だ、目が紅い。彼女の目が紅くまるで炎のような紅色に輝いていた。

確か彼女は深海のような藍色をしていたはず。

「目が……」

つい、口に出してしまった本音に彼女は、こう言った。

「嗚呼、これ?」

そう言って彼女は目を閉じた。

そして深呼吸をすると手に持った弓が空気に溶けるように霧散し、そして消えた。

再び目を開いた彼女の目は

元?の藍色をしていた。

色の変化の謎はわからないままだったが、僕は一番重要な事を聞き忘れていた事に気がついた。

「あと、あの化け物は一体…」

と、言いかけたのだが……

「君は、もしかしてさっきの夢霊(メア)が見えていたのかい?」

言い終わる前に、逆に質問されてしまった。僕は正直に見えていた。と答えると、彼女は驚いた様でまるでUMAでも見たかのように固まっていた。

僕にとっては貴方や化け物の方が信じられないのに……

内心そう思いつつ話の続きを聞こうとしたその時。

「あっ…、自己紹介がまだだったね。私は、一条 朔(いちじょう さく)だ。」

そう言って、彼女こと一条さんは

淡々と自己紹介をしていった。

好きな食べ物に始まり誕生日や趣味、それから一条さんは女性だということが分かった。

そして、思っていたよりフレンドリーな人だと認識を改めた。

「君は?」

一条さんがまるで僕にも自己紹介してくれるんだよね?みたいな口調で聞いてきた。

一応、命の恩人なので僕はしっかり答えることにした。

 

「僕は、水ヶ宮 流洧です。」

 

そう答えながら僕はこれからどうなってしまうのだろう?と内心考えていた……

 

それぞれの自己紹介の後、一条さんは僕の色々な疑問に答えてくれた。まず、あの化け物は夢霊(メア)と言うらしい。そして夢霊は人の夢、厳密に言えば欲をその糧としてこの世界に存在している事。夢霊には有害な個体、無害な個体がいる事。さらにこの世界はいくつもの空間が層のように重なっている事。そのため、普通の人間には夢霊は見えないという事。一条さんは有害な夢霊を狩る組織の一員である事。

そんな彼女が組織から《朱雀》と呼ばれているなど、教えてくれた。




【後書き】

こんばんわ、水元アクトです。
気がついたら前回の投稿から半年たってて驚いたのは内緒です。(おいっ
前回当時の弓使いの彼女の名前が出てきましまたね。
前回や、前々回の推敲も行いました。
(小説家としてこれはダメですね……
これから主人公くんは一条さんと⚪︎⚪︎⚪︎に行って⚪︎⚪︎される予定です。(ネタバレなので自重
さて、⚪︎⚪︎には、それぞれなんと入るでしょうか?
次回の後書きで結果発表です。
(次回投稿日は未定)

ここまで読んでくれた読者のみなさま本当にありがとうございます。
そして、次回のbohをお楽しみに!

2/18日 水元アクト
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