Fate/Stay Night VS Fate/EXTRA 作:ホワイトさん
柳洞寺にて
『全く…また聖杯戦争ですか。懲りないものね。私たちにはそんなもの必要ないというのに』
魔女であり主婦のキャスターがぼやく。
『敵がいるのなら仕留めるまでだ。もとより殺すことしか能が無いのでな。』
そんな主婦の旦那様が言う。
『ほう…月の聖杯戦争…これはまた良い好敵手と出会えそうだ。良い良い!いいかげん年中イチャイチャしている阿呆な夫婦漫才は見飽きていたところだ。』
律儀に毎日山門に立ち続ける侍
『あなたは大好きなツバメとでも遊んでいなさいアサシン。』
『どうせなら絶世の美女と遊びたいものよ。』
『あの…すみません』
長い階段を登ってきた紫色の髪の毛をした女子高生
『おや?これはこれは桜嬢。このようなところでお会いするとは。歳のいったBBA(ババア)しか居なくてな。いやはや目の保養になる』
『………そんなに死にたいのかしら?アサシン』
『アサシンさんにキャスターさん、こんにちは。わ、わたしなんて見たところで何にもなりませんよ(汗) 』
『謙遜する必要はない。美しい花は堂々と咲いていれば良い。ところでどのような用件かな?桜嬢』
『あ、はい。葛木先生に出されていた課題を渡し忘れちゃいまして…』
『ん?明日でも良かったのだが…わざわざすまないな間洞』
『いえ、早めに渡しておかないと葛木先生も大変かと思いまして…』
『しっかりしている娘ね。この、剣しか能のないバカ侍も少しは見習ってほしいものね。』
『年増女狐に言われたくはないものだな』
『………』
『………』
『ところで桜さん?今回の聖杯戦争にはあなたは参加するのかしら?』
『はい…先輩やライダーにも相談して決めました。今回は私も…戦います。』
『そう…戦うというなら覚悟だけはしておきなさい。』
『はい。そのつもりです。』
『可憐な花が戦場に赴くのなら、そばに付き添い敵から守る役目が必要であろう。ならばこのわたしが
『あなたはこの山門専門よ』
途中で遮るキャスター。
『この山門…守る必要が本当にあるのだろうか…』
『?!………どうやら月からの来訪者がそろそろ着く頃のようね。サーヴァントの魔力をいくつか感じるけれど、全員揃っているわけではなさそうね。宗一郎様、今晩から柳洞寺周辺の結界を強固のものにします。使い魔を周囲の警戒にあたらせます』
『任せた。キャスター』
『あ、わたしはこれで失礼しますね。』
『ええ、気をつけてお帰りなさい』
『仕方ない。お嬢さんを一人で帰らせるわけにはいかん。わたしが家まで
『あなたは早く境内の掃除を終わらせないアサシン。桜さんには使い魔をつけておくから安心して頂戴』
『ありがとうございます。キャスターさん。失礼します。』