絢瀬絵里に恋をする   作:パステルカラー

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唐突に書きたくなり書いてしまいました。これは完全にオリジナルな展開です。本家が好きすぎてこんなのあげんじゃねえよと思う方はブラウザバックを推奨します。


絢瀬絵里に恋をする

これは恋の話だ。どこにでもいる過去にちょっと痛いことをしちゃった交野天満(かたのてんま)の恋の話だ。

よく「恋をすると世界が変わる」という。これは少し違うと思う。変わるのではなく捉え方が変わるのだ。例えば、今まではただ体を隠すためだけの布だった服は自分を綺麗に見せるための装飾品となる。

それと「灰色な世界」 「モノクロな世界」なんて言い回しもあるがこれも違うと思う。基本的自分に興味がないものはどうでもよく見える。とても色鮮やかなのに脳が意識が灰色に染めてしまう。だから俺はその景色を

「色鮮やかな灰色な世界」

と呼ぶことにしている。

 

??「何黄昏てるのよ。仕事しなさいよ。」

 

そう言ってプリントの束で頭をこずいてきたのは、透き通るように白い肌、これぞ金髪と思えるほど綺麗な金髪、1度目を合わせれば吸い込まれてしまいそうになる水色の瞳、そしてモデルのような体型、触れてしまえば壊れてしまいそうな危うさ。これが俺の「色鮮やかな灰色な世界」に光を差してくれた絢瀬絵里である。

 

天満「何言ってんだ。終わったから黄昏てたんだよ。」

絵里「なら次の仕事を取りに来なさいよ。まだまだあるんだから。」

 

そう言って持っていたプリントの束を渡してくる。

 

天満「そんなら東條さんにでも渡してくれ。」

 

東條さんとは絵里と親友と呼べるほどの仲良しで常に一緒にいる。そんでもって俺の気持ちを知ってんのかちょくちょくちょっかいを出してくる。

 

希「うちはうちで仕事あるから天っちの方でやっといてほしいねん。」

 

そんでもって天満なのに天っち(あまっち)って呼んでくる。そこまで言うのなら料理が上手なお笑い芸人の名前にしてくれればいいのに。まあネーミングセンスのない主だことで。

 

さて、仕事ができたから続けますか。生徒会に入ったのはもちろん少しでもアピールするためであって、全くもって内申が欲しいとかではない。やましい気持ちで入ったわけではない。いや、まて。アピールするためってかなりやましいな。そんなことを考えつつ仕事をしていると希が口を開く。

 

希「そういえば社会科見学の班決めた?」

 

そう言えばもう少しでその時期か。学校の初めに1回とあと1週間後に1回だ。なかなかに贅沢だ。

 

絵里「決めてないわよ。」

 

こう言ってるが希と一緒に回るのは決まってることである。さて、俺はどうするか残念なことに体育祭でクラスリレーにで損ねるという大コケをした俺の席ねぇから!さながらないのだろう。というのもうちのクラスは男子が11人なので男2人女3人計5人でグループを作れば男子は1人自然にハブかれる。そうなれば過去に失態がある俺が省かれるのはこの世定理といっても過言ではない。

 

天満「適当に余ったところに入る。」

絵里「きっとそのグループは楽しくない社会科見学になるのね。」

天満「いやいや、きっと楽しいと思うぞ。俺は他の4人は俺がいないと錯覚してしまうくらい 空気になってるから4人で回ってるのと変わらない。よって俺がいない時と同じくらい楽しい。それと俺がつまんないやつみたいに言うな。」

 

自分ではクラスの後ろで「だろ!」とか「やばいわ!」とか「それな!」とかしか言わないやつよりは断然面白いと思う。そうだよね?

 

希「ふむふむ。なら、うちらのグループに入らへん?」

天満「いいのか?」

希「ダメなら言わへんよ。」

天満「お言葉に甘えさせてもらいます。」

 

断る理由は何もない。絵里と同じ班になることができ、なおかつ班決めの手間も省けるいいことづくしではないか。百利あって一害無しである。本当の言葉は百害あって一利なしだ。これ豆な。

 

絵里「希。なんで天満を誘うわけ?」

希「いいやん。それとも生徒会長は困っている生徒に手を差し伸べてあげないん?」

絵里「……しょうがないわね。いいわよ。でもあと2人どうするの?」

 

やっぱり希と一緒に行く気満々だったんだな。

 

希「それも1人は心当たりがあるからうちらの班を4人班にすればメンバー決まりやね。」

 

一緒の班になったのはいいものの、これはクラスに広まれば罵倒の雨あられ嵐であろう。最後に罵倒した人男子の名前は罵倒の五十嵐とかにしておこう。

 

 

 

今日が班決めの日のせいかクラスはいつも以上にうるさかった。後ろではどの女子とグループを組むかで話し合ってる。休み時間ぐらい静かにしろってんだ。授業中さえも隣のやつと「やばくねやばくね」とか言って騒ぎやがってやばいのはお前らの頭だよ。

 

希「天っち。ちょっといい?」

天満「ん?まあいいが。」

 

天満「で、何?もしかして俺はやっぱり班員から除外とか?」

希「それがな、その通りなんよ。」

天満「マジで⁉︎」

希「嘘や。」

 

あまりの驚きで声が裏返ったかもしれない。この人は本当に読めないし性格が悪い。

 

天満「なんだよ。で本題は?」

希「絵里ちのところに一緒に班を組まないかって言う輩が多くて困ってるんよ。」

天満「それは、仕方ないだろ。無理だって言っておけばいいんじゃねえの?」

希「みんな必死でそれくらいじゃ引いてくれないんよ。」

 

しつこい男は嫌われると言うがそれでもいいんだと思う。嫌われるということはその人の記憶の中に残っているということだ。それだけで自分の存在証明になる。

 

天満「そうか。…次の休み時間は、昼休みか。その時は生徒会に引きこもればいいんじゃない。」

希「そうやね。そうさせてもらうわ。」

天満「おう。じゃあもう授業始まるから。」

希「そうやね。そう言えば天っちはどこで食べるん?」

天満「いつも通りだけど。」

希「それを聞いてるんやけど。」

天満「学校と弓道場の連絡通路の階段。」

希「わかったわ。」

 

その後に「また後で」と付け加えクラスに戻っていく。おい、意識しちゃうからそういうのやめろっての。

 

 

うむ、今日も肌寒いがここはいい。食事ってのは誰にも邪魔されず自由でなくちゃいけないんだ。だからクラスで食べるのはNGだ。お腹が空いても全部食べられる気しないし、関節技決めちゃいそうになるし。

 

絵里「天満こんなところで何してるの?」

天満「飯食ってんの。絢瀬さんは?」

絵里「私も同じよ。それと絢瀬さんはやめてって前にも言ったでしょ。」

 

そう言えば生徒会が始まって2日目ぐらいに言われた気がする。心の中では呼び捨てで呼んでいるのだが、いざ本人に言おうと思うと口が閉じてしまう。

 

天満「以後気をつけますよ。東條さんは?」

絵里「遅れてくるって言ってたけど。」

 

ということはどっかでこの状況を見て楽しんでるな。あそこか?それともこっちか?それともあっち?ハッ!上か!

上を見ると何かが俺に向かって降ってくるのがわかる。もちろん避けることができないのでそのまま直撃である。

 

天満「ガッ!痛っ!なんで上から弁当箱が降ってくんだよ!」

絵里「このお弁当中身大丈夫かしら?」

 

俺の心配より弁当が心配なのね。天満ショック。

 

希「遅れてごめんな。上からお弁当落ちてこなかった?」

絵里「ええ。落ちてきたけど。これかしら?」

希「そうそう。それや!いや〜良かった。」

 

くっそ、絶対わざとだ。このやろう。いくらこの人にいっても無駄だし2対1じゃ勝ち目がないから反抗するのはやめておこう。

2人が楽しそうにお昼を食べているのを眺めながら時には相槌を打つといういつもとは違うお昼を迎えていた。

 

 

 

蒲田「さて、この時間は社会科見学の班決めとルートを決めてもらう。男子は好きな女子とグループを組めよ。そうじゃないと婚期が遅れるぞ!」

 

何だろう。最後の一言だけやたらとこもってたな。さて、あいつらのところに行くか。普段の決め方だったら信玄の言葉を借りて「動かざること山の如し」作戦を使いあまりが出るのを待つのだが、今回はそうは行かない自分の方から動かなければいつクビにされるかわかったもんじゃない。

 

天満「あれ?最後の1人は?」

希「連れてきたで。」

??「えっ?こいつ同じ班なの?」

 

とスケルトン並みに骨が露出してますよ。まあ、露骨に嫌な顔をされたというわけだ。

確かこの人は矢澤にこ。スクールアイドルをやっていたような気がする。今もやっているのかはわからない。

まあ、挨拶はしておこう。

 

天満「交野天満ですよろしくお願いします。矢澤にこさん。」

にこ「えっ⁉︎なんで私の名前しってるの?ストーカー?」

天満「なんで名前を知ってるだけで変態扱いされなきゃあかんのだ。」

絵里「それはそうよ。自分の知らない人が名前を知っていたら怖いでしょ。」

天満「一応同じクラスだから問題ないだろ。」

絵里「あら?天満って最初からこのクラスにいたかしら?」

天満「いたよ。そんで体育祭でクラスメイトから顰蹙を買ったよ。」

希「そんなことはどうでもいいやん、早く名前書きいこ。」

天満「はいよ。」

にこ「なんで一緒にくるのよ。」

希「まあ、いいやん。行こにこっち。」

 

矢澤にこは何もわかっていない。ここで一緒に書きに行かなければかなりめんどくさいことになる。この班は性格は別として顔は学校1の班と言っても過言ではないだろう。そのグループにカースト最下位に位置してる俺が入ることはあってはならないことなのだ。ただでさえ今も怪異な目を向けられているのだこれ以上はご勘弁願う。

 

書き終えたしさっさっと席に戻ろう。行く場所についてはついていくとだけ言っておいた。後は静かに授業が終わるのを待つばかりだ。

 

五十嵐「おい、交野なんでお前があの班なんだ。」

 

早速めんどくさいことになった。カーストが自分より上のものには不満一つ言わないくせに下のものには容赦ない。反抗してもいいのだが残念なことに俺には一騎当千の力はない適当に応答しとくか。

 

天満「知らねえよ。余ったからじゃねえの?」

五十嵐「5人班でもいいんだから余ったわけではないだろ。」

天満「そうだな。じゃあ知らん。本人たちに聞いてくれ。」

五十嵐「だからお前に聞いてるんだろ。」

 

えっ?なにこいつ1から順に教えていかないとわからないの?俺は知らないって言ってるんだから他の班員に聞けよ。

 

天満「だからな。俺以外に聞いてくれ。」

五十嵐「はあ?命令してんじゃねえよ。」

絵里「うるさいわね、何の騒ぎよ。静かにできないの?」

 

すっと背中に汗が垂れるのがわかる。

 

五十嵐「いや、気になったから聞いてただけだろ。」

絵里「そう。なら私に聞けば?こんな末端に聞いても意味ないでしょ。」

 

これは五十嵐だけではなく後ろで見ていた他の生徒にも言ったのだろう。その声は冷たく威圧的だ。

 

五十嵐「なら聞く。なんでこいつを班に入れたんだ?」

絵里「余ってたからよ。元々四人班にする予定だったから。これで満足かしら?」

五十嵐「もし、余りがこいつじゃなくてもそうしたか?」

絵里「質問の意味がわからないけどそうしたんじゃないかしら。天満こっち来なさいルート決めるわよ。」

天満「お、おう。」

 

俺を呼ぶ声も変わらず威圧的だったので少しビビってしまった。

 

絵里「なんで私と話してる時みたく反抗しなかったの?」

天満「ああ、それは。数的に不利だからな。こっちが1言ったら10返ってくる。相手するだけ無駄だろ。」

絵里「…そうね。」

 

この時の絵里は何か思うようだったがすぐにいつもの絵里に戻り。

 

絵里「まあ、天満じゃ勝てないでしょうからね。」

天満「何言ってんだ。強すぎるから手を抜いてるだけだ。」

 

こんな会話をするだけでもクラスの男子から敵対心を向けられる。人気者と一緒にいるのも大変なことだ。

 

 

当日楽しみなのか集合時間30分前についてしまった。どこで待っていようか。クラスのところに交じろうもんなら圧力鍋に入れられたお肉のようになってることだろう。結果ちょっと離れたところで待つことにした。

 

絵里「あら?こんなところで何してるの?」

 

早いな。そういえばなんだかんだで楽しみにしてたからな。来るのも早いはずだ。

 

天満「クラスの居心地が悪くてな、周りの奴らがトゲトゲしい威嚇をしてくるからな。ハリネズミかっての。」

絵里「何を言ってるの?ハリネズミは単独行動を好むから彼はハリネズミではないわ。それにハリネズミの威嚇は鼻息を立てるだけでトゲは立てないのよ。」

 

なんでこんなに詳しいの?ウィキ○ディアなの?

 

天満「じゃあ、あれだ。あれだな。うん。」

絵里「あれじゃわからないわよ。それともボキャ貧すぎて思いつかないの?」

天満「ちょうどいい例が出ないだけだよ。」

絵里「やっぱりボキャ貧ね。」

 

恋は盲目とはよく言ったものだ。絵里恋してしまったため絵里に罵倒されても全く傷つかない。それは恋のせいもあるだろうが、まえのような相手に対して悪意を出してないからというのもあるだろう。

 

天満「ボキャ貧しか出ないの?お前の方がボキャ貧だろ。」

絵里「何を言ってるのかしら。一点攻めの方が効くからこう言ってるのよ。」

 

こう言われて反抗できないのも恋のせいだ。

やはり俺は絢瀬絵里に恋している。




自分なりには小説風に書いたつもりです。どうなってるかはわかりませんが、自分の中では小説風です。これの原作をラブライブにして良かったのだろうか?まあいいんでしょう。タグにも付いているように不定期更新です。自分の処女作がまだ終わってないのでそちらをメインにやっていきます。こちらはそれの息抜きで書いてくつもりです。どうか温かい目で見てやってください。コメントアドバイス等々お待ちしております。
次回「高嶺の花を見続ける」
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