「おう、目が覚めたか!」
俺が目を覚ますと知らない真っ白な空間にいて目の前には白い髭を生やしたじいさんがいた…あれ?俺どうしてここにいるんだっけ。
「どうやらお主自分がどのような状況か理解できていないようじゃな。お主はな現世で交通事故にあって死んだんじゃよ」
…そうだ俺は松本武という名前でついうっかり車に跳ねられて死んだんだっけ。ていうことはここは死後の世界?
「う~ん、正式にはその分岐点じゃな」
分岐点?
「そうじゃ、まぁお主はラッキーで一億人の一の確率で当たったんじゃ。おめでとう二次作品の転生というやつじゃ」
て、転生!?まじか驚きだわ。
「あっと、わしのどんな存在かまだ説明していなかったの。簡単にいうとお主たちが生きていた現世でいう神様じゃよ」
まぁ…だよな。でも本当に俺現世でいい事あんまりないと思ってたけど、
まさかここでその分がまわって来たか!
「まぁ、お主は現世でいろいろ頑張ってたからのぅ。しかし、本当に哀れじゃったな。特に高校入試に超勉強していたのに病気にかかり、さらに滑り止めの私立も同じく病気で寝込み受けられなかったりして、結局底辺の高校に行くはめになる…不幸じゃの」
…この神様トラウマ容赦なく抉るな。ちなみに神様が言ったこと以外にも週に六日ガムを踏んだり、学校もしょっちゅうなにかしらトラブルがあったりして遅刻ばっかりだった。…本当に俺って不幸だな。
「しかし、ラノベというものをよくこんなたくさん持ってるの~。なになに、ソードアートなんちゃら?なにやら色々あるのぅ」
ソードアートオンラインね…ていうか、どこからそんなラノベ出した!?
神様はどこからか大量のラノベを出すと突然それを見たした。しかも全部僕の秘蔵のラノベたちだし…。
「なるほどなるほど。おっ、アニメというものもたくさん見ておるの。お主確かに人生不幸の連続だったが、趣味はしっかり押して持っているではないか」
確かに、アニメやラノベは大好きだったなぁ~。もう本当に俺の唯一の人生の希望だった。
「そんな不幸な人生を歩んで来た君に早速だが転生してもらう、時間がないからのぅ。特典は前世の記憶じゃ。」
へぇ~、特典が前世の記憶…ってなんでやねん!
「後、転生先がお主の知ってる世界とは限らんので、注意じゃな」
えっ、それってどういう…。
「それも転生すれば分かる。じゃあ行ってこい…ああそうじゃ転生したら赤ん坊からだからよろしく」
じいさんがそう言った瞬間に床に穴が空き、俺は見事に落ちて行った。
そして、とある病院で転生者ともう一人新たな命が生まれる。
「おめでとうございます。双子の男の子ですよ」
看護婦がそう言うと母親だと思われる人物が微笑む。
「ヴギャー、ヴギャー」
ああ、俺は転生したのか。ここは病院?んっあれは…
俺は目が覚めると直ぐ隣にいる赤ん坊と二つの名札を見て戦慄する。
風見雄二に風見大樹…って風見雄二!という事はこの世界は…
どうやら俺の不幸はまだ続いてるらしい。