では自身の闇を自覚してしまったオリ主はどういう答えを出すのかでは、どうぞ!
あの後、俺ら兄弟と麻子はジョンの遺体を埋めて、それが終わると俺は一人家に戻った。
どうやら、雄二と麻子は何かしゃべってるらしいが、なんかさっき大きな声でレンジャーなんて聞こえたが。
俺が静かに椅子に座っていると、麻子一人帰ってきた。
「雄二は…?」
「んっ、雄二はもう少し残るってよ」
「…そっか」
「「…」」
一瞬またお互い無言になる。
「雄二は私のように強くなりたいだってよ。お前はどうしたいんだ?」
「…」
「雄二には私がかけてた暗示が効いて虫一匹殺せないようなっているが、お前は違う。お前の殺しに対する暗示は格が違うんだ」
「…」
「今は雄二がストッパーになっているが、もはやお前の暗示はもう一つの人格になりつつある。
今の話を聞いた上で問う。お前はじゃあ、どうしたい?」
どうしたいか…。俺は一体どうしたいんだろうな。大切な家族は守れない、いざとなったら何でも殺そうとしてしまう。じゃあ俺は…
この時、一姉の顔と母さんの顔がふと、頭の中に思い浮かぶ。いや、俺がすることなんて前から決まっているじゃないか。
「俺はただこの力を誰かを殺すためじゃなく、誰かを救うために使いたい。せめて、大切な人だけでも救えるようになりたいんだ」
俺はここででもと付け足す。
「雄二が麻子みたいに強くなりたいんだったら、俺はそれ以上に強くなる。じゃないと、雄二を…大切な人を守ることなんてできないからな」
「そっか…。なんだ答えはでてるじゃないか」
麻子は言葉を続ける。
「だがなさっき雄二にも言ったが、私のように強くなるなんてそんな簡単なことじゃない。私以上だったら、なおさらだ」
「…」
「それにお前が一人前に生きていくためにだって、国民の血税でまから萎えている。それを肝に銘じろ!」
「…」
「返事は?」
「はい!」
「返事ははい、じゃねぇ。レンジャーだ!」
「レンジャー!」
「いいから貴様は風見大樹であって風見大樹ではない。貴様はこの国の国民と財産を守るために、生かされている国防装置の一つに過ぎない」
「…」
「貴様には貴様を育てるために支払われた費用に見合う働きをするまでは、勝手に死ぬことすら許可されてはいない。」
「その昔まだこの国に軍隊があった頃とある将校がこう言った。
『一人十殺。多勢に対する無勢に対し一人で十人の敵を葬るまで玉砕は許さん』と」
「だが今は時代が違うそこで…
『一人十衛』
貴様は国民を十人救うことを引き換えに、初めて死が許される」
「…」
「だが、雄二は五人にまけてやったが、貴様は雄二以上だから十人だ。国民十人救うまで死ぬことは許さん、分かったか?」
「レンジャー!」
「私はな、お前の中のある力を絶望とは認めない。いいか、お前の手でその力を希望に変えてみせろ、分かったか?」
「レンジャー!絶対に変えてみせます」
「そうさお前ならできる。それに、私もしっかり手伝うさ」
この後雄二も帰ってきて三人で家を片付けた。
俺は絶対に強くなる心も力も…絶対だ。
それからというもの麻子は俺に対して、ひたすら人を殺さず相手を倒す方法を叩きこんだ。とても精神的にも肉体的にも辛い特訓だったが、なんとか耐えることができた。
銃の腕も雄二や麻子ほどでもないが、初めよりは良くなっていった。
そしてさらに月日は流れ、事件がおこる。
ある時からたまに、俺や雄二が麻子の代わりに、麻子の仕事に成り代わりで出ることになったのだ。
しかしそれがついに、JBにばれてしまった。
今俺ら兄弟と麻子、JBがリビングに集まっていた。
「おい、雄二に大樹。お前ら仕事のライセンスほしいか?」
「ああ、ほしいな」
「俺もほしい」
「待って、雄二に大樹よく考えて。恩返しとか、余計なことは考えなくていいの、この女をずにのらすだけよ」
「雄二に大樹、お前らはどうしたいんだ?これはお前らの問題だ。自分で考えて自分で決めろ」
「感情だけを優先させてはだめ。これは、あなたたちだけの問題じゃないのよ」
「それと大樹。雄二が行くからってのはなしな」
「分かってるよ、麻子。これは俺自身で決めた答えだ。まぁ、そんくらいやらないと強くなるなんて無理だしな、それに誰も救えない」
「雄二は?」
「俺は俺が生きている意味がほしい。俺がいて良かったと誰かに思って貰えるような、そんな生き方がしたいんだ」
「大樹、雄二…」
この後、俺らは家をでてJBと話合う。最初は納得してなかったJBもなんだかんだ認めてくれた。
こうして、俺ら兄弟は麻子と同じサーズの特殊工作員になるべく、アメリカにある中学に行くこととなった。
そして舞台はアメリカへ
やっとここまで来ました。次回から舞台はアメリカに移ります。オリ主がどうヤブイヌ小隊と絡んでいくのかお楽しみに。