楽園を求む転生者   作:厨二王子

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今回は少ないですが、黒猫団の話しはこれでおしまいです。では、どうぞ!


37話 サチからのメッセージ

俺はニコラスを討伐後、そのまま黒猫団が泊まっていた宿屋に来ていた。結局、例の蘇生アイテムはプレーヤーが死んでから十五秒以内で、黒猫団を蘇らせることはできなかった。

 

「すまない、サチ、皆」

 

俺は誰も居ない部屋で一人、謝罪の言葉を言う。

 

そんな時、机の上にあったメッセージを流すアイテムが光だした。

 

「…なんだ?」

 

俺はそのアイテムに触れる。

 

すると、そのアイテムからクリスマスの定番ソングが流れ始める。そして、サチの声が聞こえ始めた。

 

『えーっと、メリークリスマスかなダイキ。たぶん、あなたがこれを聞いているということは、私はもう死んじゃってるんだと思う。ダイキはとても強いけど、私は才能もないし、それに弱いから…いつか死んじゃって、ダイキ落ち込んじゃうと思って作ったんだ。』

 

たく、そんなわけあるかよ…。

 

『まぁ、ダイキ今頃、そんなわけないとか言ってそうだね。私ね、本当に少しの間だったけど、ダイキの弟子になって良かったと思ってる』

 

……

 

『だからね、ダイキには本当に感謝してるんだ。それに、ダイキには私の渡した剣を使って、皆の希望になってほしいな』

 

バカ野郎…。

 

『本当にありがとう。それと最後に、クリスマスの歌を歌うね』

 

そして、このメッセージはサチが歌ったクリスマスソングで終わりを告げた。

 

サチ…お前は最高の弟子だったよ。

 

俺は涙を流しながら、眠りに着いた。

 

 

 

 

 

目を覚ますとそこは、宿屋の部屋でなく、真っ白な空間だった。そして、声が聞こえてくる。

 

またお前か…

 

『またとは失礼だな。お前が受け止めるはずだった絶望を軽減してやったのに』

 

結局、お前は何なんだ?

 

『前にも言ったはずだぜ。その答えはお前がよく知ってるはずさ』

 

やっぱり、お前は俺なのか?

 

『HAHAHAそうだぜ。正確には、お前の心の闇…絶望だ』

 

絶望…

 

『今まで何回か表にでたが、お前は全く気づかなかったな』

 

なに…

 

『まぁ、それはどうでもいい。何故、俺が存在するかだが…理由は二つある。お前の絶望を受け止めるためと、あの転生させた神の保険だ』

 

神の保険だと

 

『そうだ。お前は前世から不幸だったからな、転生先もいろいろあると思った神が気分で付けたんだよ』

 

あの糞神…余計なもの付けやがって

 

『しかし、そんな神でも想定外だったのが、その保険が一つの人格になっちまったってことだ』

 

……

 

『お前があまりにも、だらしないからな、乗っ取りたくなっちまうぜ』

 

そんな事…

 

『ああ、そうだ。それと、このゲームの中でしっかり、答えを見つけることだな』

 

黙れ!

 

『じゃなければ、俺がお前を乗っ取るぞ。HAHAHAじゃあな』

 

そして、俺が奴を呼び止めようとすると、意識が朦朧としていく。

 

 

 

 

 

俺は目を覚ますと、もう朝になっていた。

 

「もう朝か…んっ?」

 

ヒースクリフから、今日の昼に行われるボス攻略会議の招集のメールが来ていた。

 

俺は一つの決意を持って、ボス攻略会議に向かう。

 

答えか…そんなの考えるまでもない。俺は過去に麻子に誓ったことを実行するだけだ。

 

そして、PoHが俺の仲間を…大切な人達を傷付けるというのなら…この世界で、俺が奴を殺す。

 

 

果たして彼が向かうのは、サチが願った希望か、PoHが言っていた絶望が。

 

それはこれからの彼次第である。




はい、これで黒猫団の話しは終わりです。次回ですが、少し悩んでいることがあるので、少し投稿遅いかもです。
後、描写書いてないですが、オリ主は体術スキルもしっかり取っています。オリ主の戦い方はグロウズナイフを使い、体術スキルを使いながら戦います。片手剣も使う戦い方です。
感想募集中です。
では、次回もお楽しみに!
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