黒谷晃佑です。
帰って来ました!!
『ブレイクワールド-break world-』!!!
新章突入です!!!!
1話 新たな戦い
現在は10月下旬、あの戦いから約3ヶ月が過ぎた。俺は今でもあの時のことを鮮明に覚えている。
俺は毎日を訓練のために費やした。もう仲間を、大切な人を失わないように。
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「そろそろ俺は上がらせてもらうぞ」
「はい、お疲れ様です」
永戸さんが側にあったタオルで汗を拭きながら声をかけてきた。
「お前もそろそろ終われよ、明日も学校あるんだろ」
「はい、でももう少しやっていきます」
「ほどほどにしとけよ」
そう言い残して立ち去っていく。今の時間は・・・・・9時か、もう少しだけやっていこうかな。
そう思っていたが、結局終わったのは11時になる頃だった。帰ったら速攻風呂だな。この日は家に帰り風呂に入ってすぐに寝た。
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翌日、昼休みに俺は校長室に呼ばた。何かやったかな?と不安になりながら足早に向かう。
コンコンっ、ガチャっ
「失礼します、何か用事でしょうか」
「よっ! 翔悟!」
校長室のソファーに座って待っていたのは大輔さんだった。
「もしかして、大輔さんが呼んだんですか」
「そうそう、少し話したいことがあってね」
「手短にお願いします、まだ弁当食ってないので」
反対のソファーに座りながら頼む。
「わかってるよ♪」
そう言うと、周囲の空気が冷えたような錯覚に襲われる。大輔さんが真剣な面持ちでこちらをみる。
「湊と加奈ちゃんの事なんだけど」
「その話はもういいでしょう、あいつらは死んだんです。その事実が変わることはない」
少し感情的になってしまったがその通りだ。
「じゃあ、あの二人が生きているとしてもか?」
は? 意味のわからないことを、何を言っているんだこの人は。
「どういう意味ですか」
「二人は生きている、そのままの意味だ。決して他の意味ではない」
「いや、でも、あいつらは死んだ。ちゃんと確認もした」
「彼らの肉体は天使たちによって持ちさらわれた。他にもたくさんだ」
「人体実験ってことですか?」
「かもしれない。実際のところはまだそれだけしかわかっていないんだ」
「場所もわからないと?」
「ああ・・・・・・」
二人が生きている!? か、加奈が生きているのか!?いつの間にか拳を握っていた。その拳の上に一粒の涙が落ちる。そうか、俺の涙なのか・・・・・。
死んでいると思っていた。いや、心のどこかでは生きていてほしいと無意識に思っていたんだろうな。
素早く立ち、制服の袖で涙を拭う。心は決まっていた。
「やります! あいつらを助けにいきます!!」
今の俺にできること。それはあの二人を助けることだ!
「そう言うだろうと思って準備はできている。あとはお前の準備だけだ」
いくぞっ!と動き出した瞬間、校長室のドアが強く開けられ三人入ってきた。
「大輔、酷いじゃないか。紹介するから呼ぶまで入り口で待っていろって言ったのはどこのどいつだよ」
「わりぃわりぃ、すっかり忘れちまってたよ」
入ってきたのは男子1名、女子2名のうちの学園の生徒だった。
「紹介するぜ翔悟、こいつらが今回の湊・加奈救出作戦に参加することになった・・・・・」
「2年山西辰生だ」
「同じく2年の坂浪友香です。翔悟くんと同じクラスなんだけど覚えてるかな?」
ゴメン坂浪さん、覚えて無いや。
「1年の木咲綾華です。よろしくお願いします!」
な、なんか大変そうなメンツだな。
大輔さんがお前も自己紹介しろ!と言わんばかりの目でこちらを見るから仕方ない。
「俺は2年の蒼田翔悟」
チラッと大輔さんを見るともっとだ!という視線を送ってくる。
はいはい、わかりましたよ。
「え~っと、前回の戦争にも一人の兵士として参戦しました。一応、悪魔の力を持ってます」
おお~~っと、女子二人の歓声が聞こえてきたがそんな大したものではないだろう。
「こいつら以外にも俺や、永戸さん、それにエミリも同行する。学校には許可を貰っている。出発は二日後、港に集合だ」
「「「「了解!!!」」」」
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次の日は学校には登校せず、出発の準備をした。早く加奈と湊を助けるんだ!その事だけで頭が一杯で他のことは考えられなかった。
そして、出発の朝がやって来た。
「全員揃ったな」
「永戸さん、エミリさん、またよろしくお願いします」
「おう」
「ええ、よろしくね翔悟」
「ではこれより、鳴野湊・篠宮加奈救出作戦に向かう!」
いくぞ!!!
「「「「「「「オウ!!!!!!!!」」」」」」」
俺たちの新たな戦いが始まる!!!