「奴らを一匹残らず駆逐しろーー!!」
オオーーーー!!!
これからこの世界の運命をかけた戦いが始まる!
□■□■□
「俺たちの行動を説明しておく」
江口さんがみんなの前に立って話し出す。
「これからはツーマンセルで行動してもらう。俺と篠宮、エミリと鳴野、永戸さんと蒼田だ。それぞれで第1大隊から第3大隊についてもらう。俺たちの仕事は上級の悪魔や天使の相手をすることだ。そいつらは、魔法などの特別な力を持っている。普通の兵なら一切対処ができない。だから俺たちが相手をする」
何か質問はないかと江口さんが投げ掛ける。みんな動かなかったが湊だけが質問をする。
「みなさんは大丈夫なんですか? 俺たちみたいに力があればいいんですけど」
当然の疑問だ。
「“普通の兵”ならと言っただろう。俺たちは普通じゃない。俺たちはお前たちの眷属なんだ」
みんなと別れて永戸さんと二人で俺たちが担当する第2大隊へ向かう。その間に永戸さんと少し話した。
「眷属ってどういうことですか。そんなの聞いていませんよ」
「お前と鳴野と篠宮がうちの小隊に来たのは俺たちがお前たちの眷属だからだ。能力者には必ず眷属がついていた。その眷属と少しでも連携がとれるようにと派遣されたんだ」
だからかと、納得をする。到着し、最前列に並ぶ。
「来るぞ、気を引き締めろ!」
「はいっ!」
戦争が始まる。
始まってから半日ほどが経過していた。兵たちは体力を消耗し疲れきっていた。人類軍が少しづつおされてきている。危ない状況である。
前方で爆発が起こった。駆け寄っていく。
「あれ? 生きてる人間がいるなぁ。今ので全部吹っ飛んだと思ったんだけどな」
そこには悪魔がいた。さっきの爆発からして上級の悪魔なのだろう。
「誰だお前は」
そう聞いた。
「今から死ぬ奴らに教える理由は無いな」
なめやがって、と思っている暇もなく攻めてたきた。
鋭い攻撃が俺を襲う。とても早い。今まで体感したことの無い早さだった。これが上級の悪魔なのか。だが、先ほどの魔法は使ってこない。なぜか。
剣を打ち合っているとその悪魔が不適な笑みをして大きく後ろに跳び、何かの呪文をかけ始めた。その行動で俺はあらゆることを理解した。
次に魔法が飛んでくること。魔法を使うには魔力が必要だということ。そして、こいつは上級の悪魔の中でもしたっぱでこいつ以上の悪魔や天使がいることを、。
魔法陣が出てきて、炎の魔法が飛び出してきた。とっさに剣でガードをした。すると俺自身には魔法が当たらず剣が吸収した。
「翔悟!」
「ガディウス!? どうしたんだ?」
「いいから、おもいっきり敵に向かって剣を降り下ろせ!」
「わ、わかった」
どういうことかわからなかったが、試しにやってみる。力を入れておもいっきり降り下ろす。
すると、さっき吸収した炎が見た目も破壊力も倍以上になって放たれた。放たれた炎はまっすぐ飛び、悪魔に命中した。
「な、なん・・だ、その・・・・・剣・・・は」
燃えながら地面に倒れる。
「ガディウス、今のは何だ?」
「言い忘れてたけどよ、俺なら悪魔の攻撃は全て無効化できるんだ。それだけじゃなくて、威力を高めて放つこともできる」
「ま、マジかよ」
新しい能力が判明した瞬間だった。
その後も戦い続けた。だが、敵は斬っても斬っても一向に減りはしなかった。
「数が多すぎる、このままじゃ勝てない」
そこで、空に巨大な魔法陣が現れた。その魔法陣の上に湊がいた。次の瞬間、魔法陣から光の雨が降り注ぐ。それに当たった天使や悪魔たちが雨に触れた瞬間に消えていく。
「雑魚どもは俺に任せろ!」
「調子に乗りやがって。だけど、スゲー心強いぜ!!」
戦況は覆された。今こそ反撃の時だ!
ドゴゴオーーーン!!!
眼前で地響きが鳴り、砂煙が起こる。
一時し、砂煙が消え一つの影が見える。
「我が軍の兵がこうもあっさりやられるか。今の魔法はお前か?」
「お前は誰だ」
「我は魔王サタンの息子、ティフォンである」
「魔王サタンの息子!?」
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登場人物
下級の天使・悪魔
・備考
魔力がなく、魔法が使えない。大半の天使や悪魔が相当する。
上級の天使・悪魔
・備考
魔力があり、魔法が使える。魔力の質や量はそれぞれである。