the King Of Fighters NEW GENERATION   作:昆布さん

10 / 22
どうしよう…宿題テストも自信がない。
ま、まあ、とりあえず、これともう一話投稿させて頂きます。
京「ROUND8 燃える因縁、始まるぜ!ったく…タイトルコールぐれえやってもいいと思うんだがなあ。」
庵「知るか、貴様を殺す以外にやることなどない。」
京「へーへーそーですかい。ッたく、しょうがねえ奴だな。だったら…」
庵「行くぞ!」
京「行くぜ!」


ROUND8 燃える因縁

「帝王宿命拳!」

崇雷の放った光弾がテリーに迫る。

「LIVEWIRE!!」

ドドン!二つのパワーゲイザーが宿命拳を掻き消し、更に崇雷を浮かせる。

「GO BANG!!」

ドゴォン!三発目のパワーゲイザーが更に大きく弾き飛ばす。

「BURNING!」

続けて落下点を予測してのバーンナックル。

「ぐああっ!」

場外に殴り飛ばされた崇雷に崇秀がステージに上がりながら声をかける。

「後は任せてください、兄さん。」

「ワリイな、んじゃ頼むわ。」

「行きます!」

と、崇秀が身をかがめ、

「流星らぁく!」

スライディングからの踵落とし、キム一門の得意技の一つ、流星落を放つ。

「POWER CHARGE!」

「帝王神眼拳!」

ショルダータックルで踵を受け止めたテリーの後頭部に手刀がヒットした。

「ぐはっ!」

「ここだ!鳳凰神眼連撃!」

足技の乱舞である鳳凰脚に手刀である帝王神眼拳を絡めた必殺技だ。

「でりゃりゃりゃりゃりゃりゃああ!」

次々にコンビネーションが決まっていく。

「これで!」

「ぐふっ!」

止めとばかりにテリーの腹に膝蹴りを叩き込み、

「終わりです!」

グギャアアアアアアアアア!という音と共に猛り上がる龍のオーラを纏ったサマーソルトキックでテリーの顎をカチ上げる。

「がはぁ!?」

「決まりです!」

「まだだぜ!POWER DUNK!」

ゴッ!空中からパワーダンクを繰り出し、崇秀を地面に叩き付けたあと、そのまま両の拳を地面に打ち付ける。

「とどめだ!POWER STREAM!」

「ぎゃああああっ!」

テリーの全身から吹き上がる気の奔流に崇秀が高く吹き飛ばされた。これで終わりかと思われたその瞬間。

「せめて相打ちに!帝王漏尽拳!」

崇秀が力を振り絞って光弾を放つ。

「ぐああああっ!」

「僕も・・・ここまでです。ぐえっ!」

直撃を喰らって倒れるテリーと情けない声を出して場外にブチ落ちた崇秀。

「いっつ~…すみません八神さん、あと、頼みます。」

「くだらんな。」

「やれやれ、そういえばあなたはそういう人でしたね。」

「リョウ、テリーを頼むぜ。」

「まかせろ!」

そしてステージの上に立つのが京と庵だけになった時、庵が口を開いた。

「結構な人数とやり合ったようだが、くたばりぞこなったようだな。」

「ヘッ、テメエの都合で生きちゃいねえよ。」

「いくぞ!」

「いくぜ!」

そして二人は同時に右手に炎を宿して、その手を振るう。

「「百八式、闇払い!」」

同時に放たれた二つの炎がぶつかり合い、周囲に火の粉を振りまく。

「葵花!」「百十四式、荒咬み!罪詠み!罰読み!」「屑風ェッ!」「うおっ!?やべっ!」

「禁千弐百拾壱式、八稚女!」「うおおっ!」「泣け!叫べ!そして…」「喰らいなァ!」「ぐはッ!?」

ショートアッパー二連に対してフックからのカチ上げ、そのままアッパーカット。それを掴んで後ろに抜き、たじろぐ敵に十八番。そこへ更に渾身のハードブロウと凄まじいレベルの攻防が繰り広げられる。

「俺からは逃げられねえんだよ!」

神塵がヒットし、爆発の炎を突き抜けて左右の拳を振るう京の姿が飛び出す。

「ふっ!はっ!」

そして全身に炎を纏ったままでの二枚蹴り。

「撃ち抜けェ!」

とどめに百式、鬼焼きを決めて着地する。庵も両手足を使って着地、そのまま京に突進する。

「楽には死ねんぞ!」

「ぐっ…か…い、息が…」

京の喉元を引っ掴んで引きずり揚げ、庵がその身を青紫の炎の中に隠す。

「うおおおおおおおおおお…」

「が…」

そして一度凄まじい熱量を振りまいた瞬間、青紫の爆発が観客の視界を焼いた。

「ここまでだ!」

「てめえがな!」

「なにいっ!?」

そして肘で庵の頭をカチ上げ、続けて左手で首根っこを引っ掴み、更にカチ上げる。

「琴月陽!」

続いて爆発。しかし庵も負けじと受け身を取り、一足飛びに京の頭を押さえつけ、地面に叩き付ける。

「琴月陰!」

再びの爆発。両者共に足下がふらつき、立っているのが精一杯といった様子だ。

「ゼエ、ゼエ、この野郎、随分と」

「ハアッ、ハアッ、腕を上げたじゃあ、ないか…」

「それじゃあ次で…」

「終いに、するか…」

ふらつく足をグッと踏みしめ、しっかりと立つ。互いに右拳に全力の炎を宿す。

そして…

「京オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

「八神イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」

ボッッッッッゴオオオオオオン!!!!!!

クロスカウンター。互いの拳が交差し、相手の右頬を正確に撃ち抜く。そしてそれ以上ないほどの爆発が巻き起こり、互いに吹っ飛ばされる。

「ぐっ…」

京は辛うじてステージ上で止まった。しかし庵は

「ぐはっ!」

ステージから飛び出し、地面に背中を打ち付けた。

「ハハッ…やったぜ…ざまあ見やがれ、や…が…み…」

そして満足そうな笑みを浮かべたままで意識を失う京。

『凄まじい接戦を制したのはチーム「the kimg of fighters」!草薙京、八神庵、両選手に惜しみない拍手を!』




次回は試合ですがギャグですね、タイトル見りゃわかることでございますが。
では次回予告を。 次回 ROUND9 なまっとりゃーせんが!ユウキ、怒りのネオジオ乱舞!
ユウキ「それじゃあ次回も」
ツァイス「死ぬ気でみろよ!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。