the King Of Fighters NEW GENERATION 作:昆布さん
青龍ロックと豪鬼のバトルが格好いいなあ。あと、ストーリーパートも熱い!
では、今回はその青龍とロックにバトルして頂きます。別に今作の二人は関係ありませんけどね。
覚醒楓「ROUND13 そっくりさん!?楓対ロック!」
ロック「限界まで、とばすぜ!」
「いよいよ三回戦か…」
「相手はまーくおぶうるぶすちーむっちゅーやっちゃな。」
ホテルの部屋で三回戦の準備をしている楓とあかりは対戦相手であるMARK OF WOLVESについて話していた。
「武さん、何か知ってます?」
「ああ、リーダーのロックは父親譲りのセンスで強力な必殺技を次から次へと物にしていった、まあ、所謂格闘技の天才だな。ジェイフンはテコンドーっつう韓国の武術の達人だな。親父のキム・カッファンから教わったらしいぜ。巷じゃあ龍ですらあいつのまえではトカゲ同然だとか言われてるな。もう一人のキム・ほたるって人はジェイフンの嫁さんで彼女自身中国拳法の使い手だな。みんなかなりの実力者だ。正直言って厳しいと思うぜ。」
「と、すると…鍵になるのは僕の…」
「青龍の力やな。」
・・・・・
「さて、と。木刀、よし。靴も特に破損してる様子はないし、部屋の鍵も持った。服装も問題なし。」
ホテルのロビーで準備ができているか確認している楓に綱吉が話しかけてきた。
「楓君に渡しておきたい物があるんだ。」
「渡しておきたい物?」
はい。と綱吉が差し出したのは長い包み。
「何でも日本に渡ったばかりの一世が預かった物らしいんだ。」
「はあ…これは…刀!?一体誰がこれを!?」
「赤毛の剣士…って聞いてるけど。」
その特徴を聞いて楓の脳裏に一人の男の姿が浮かぶ。
かつては殺したいほどに憎んだが今では懐かしさすら感じる。あまり多くを語らず、横着なほどに無口な男。
「兄さん…ありがとう。ありがたく受け取らせてもらうよ。」
少しだけ抜いてみると刀身の根本に銘が彫ってある。
「雪乙女…姉さんが兄さんに贈った刀…」
・・・・・
「まずは、わたしがいきます!」
「ほな、うちがあいてになるで!」
準決勝第一試合。新三種の神器チーム対あさり一家の試合と並行して行われている月華チーム対MARK OF WOLVESだ。先鋒同士の第一ラウンドはあかり対ほたるだ。
「はいっ!はっ!たあっ!」
「うわあっ!ひゃあ!ひょええっ!?」
素早く流れるような連撃を繰り出すほたるに対し、防戦一方のあかりである。しかし
「あーもー!もー我慢できへん!一条流陰陽術、いくでえ!」
と、印を結んで炎を繰り出す。
「えええっ!?」
と、ほたるがたじろいだ瞬間続けて
「一条流陰陽術、あかりスペシャル!いくでえ…百鬼夜行やあ!」
大量のお札をウエストポーチから取り出してばらまくとそれらが全て大量の式神になる。
「六合、のしてんか。」
頭を差し出したむかでのような式神、六合の頭に乗るとあかりは号令を下す。
「いっけえー!」
そして大量の式神がほたるに襲い掛かった。
「えっ!?えっ!?」
しかし全員が殴る蹴るの暴行を加えるわけではない。
以前はこの様な回避策をとらなかったためにあかりまでが巻き添えになっていたが…相手に気付かないまま突進する式神達がそのままほたるを踏んづけているのだ。
「いったたたたあ…もう…こうなったら…」
「ちょっ!?ほたるさん!?あれをやるの!?」
ステージの外からジェイフンが慌てているが聞く耳を持たず、ほたるは思い切り飛び上がり、あかりに蹴りを叩き込む。
「ぎゃっ!」
「天翔…乱姫!」
蹴りを叩き込み、少しだけ浮かせると六合の頭部に押さえ込み、両手で気功を注ぎ込む。
「ふぅ…」
「ま…まだやで!雷神!」
再びお札を使い、今度は雷神を呼び出す。
「今回はおちゃらけ無しや…まだうちは…楓と同じ土俵には立ててへんねや!せやからこんな所で終われへん!雷神!すうぱあらっしゅや!」
ぐがああああああああ!と言う雄叫びを上げて雷神が両の拳を次々に繰り出していく。
ドコドコドコドコドコドコドコドコドコ!!!!!!
「きゃあああああっ!」
ドキュゥーン!高速ラッシュによって拭き飛ばされたほたるが場外に落ちたのを確認すると
「これで…ちょっとは楓に…近づけた…かな…?」
どさっ…六合の頭の上であかりが倒れ術者が倒れたことで六合もまた雷神共々消える。
「あぶないっ!」
咄嗟に駆け出した楓は覚醒して身体能力を一気に跳ね上げ、地面に落ちる直前にあかりを抱き留めた。
「かえ…で…」
「しゃべんな!大人しく寝てろ!ボロボロのお前が必死になってるのなんてもう見たくねえ!」
「うん…分かった…スゥ…」
「ッたく…幸せそうに眠ってやがる。おい武!気張っていけよ!」
「おう!」
ステージに上がっていく武を見送り、楓は覚醒状態をとくとポツリと
「僕は…あなたのことが…ですよ、あかりさん。」
と呟いた。
「全力で、勝負です!」
「こっちこそ、本気で行くぜ!」
「流星らぁく!」
「篠突く雨!」
「半月斬!」
「五風十雨!」
ジェイフンの呼吸に合わせて武は攻撃を躱し、続けて
「逆巻く雨!」
と、高く高く巻き上げる。
「いくぜ、雨雲返し!」
「あまいっ!鳳凰天舞脚!」
空中から鳳凰脚の構えで突撃するとジェイフンはそのまま空中三撃を放ち、回し蹴りから着地しての蹴りの連打。
あたたたたたたたたたた!と連打を加えていくと次に後旋腿でどんどん上昇していき、
「あたあっ!」
踵落としを決める。
しかし場外に落ちながらも武は
「時雨蒼燕流、総集奥義、時雨之化!」
と超高純度の雨の炎を放つ。
「うっ!?うごきが!?」
「雨の炎の特徴は沈静…アンタは今体を動かすことができなくなっている。一緒に場外まで行こうぜ。」
「くっ…」
そして二人はそのまま場外へ。
「随分と面白そうだな、あいつら。俄然楽しくなってきたぜ。」
「楽しんでもいられませんよ?ロックさん?」
「あかりさん、行ってきます。」
「彼女のことは俺が見ててやる、全力で行ってこい!」
仲間の応援を背に受けてステージにロックと楓が立ち、にらみ合う。
「お互いにもう後がない…最高だな。このヒリヒリするような感覚…」
「負の感情の全くない真剣勝負…この心地よい緊張感…」
ロックはファイティングポーズをとり、楓も覚醒する。
「「おもしれえ!全力全開で勝負だ!」」
先ずは互いに飛び道具を放つ。そしてそこから
「連刃斬!」
「クラックカウンター!」
「空牙ァ!」
「ダンク!」
と、互角の技の応酬が繰り広げられる。
「おもしれえ、これだから格闘家はやめられないんだ!」
「最高だぜ、アンタ!」
ロックが受け、楓が打ち掛かり、それを流してカウンターの一撃を放てば更にそれに返し…
いつ終わるともしれない技のラリー。しかしそれに変化が起こる。
最初に変化を起こしたのはロックだ。
「デッドリーレイブ!」
拳と蹴りを乱舞させるロックの十八番。次々に技が決められていく中で楓はあるチャンスを待つ。
そして…
「ここだ!」
最後の気を込めた一撃を放つその一瞬!
「十六夜月華!」
連続切りが綺麗に決まる。つづけてそのまま守矢であれば低い位置への斬撃を繰り出すところ、楓は蒼龍の始動に入る。
「覚悟しな?活心最終奥義ィ!」
「がああああっ!」
思い切り振り上げた木刀がロックの顎を打ち、思い切り吹っ飛ばした。
「まだだぜ、もっと見せてやるよ、俺の本気を!」
更に地面に木刀を突き立て、雷の龍を放つ。
それがロックの体を連続して直撃し、ロックは崩れ落ちた。
「う…」
『気絶!勝者は楓選手!よって決勝戦は新三種の神器チーム対月華の剣士チームだ!』
もういっそ二話連続投稿が普通ってことにしちまうかな…
アニマックスで休日にやってるドラゴンボールみたいに。
ってなワケで次回予告を 次回 ROUND14 本戦終了!そして…
嘉神慎之介「それでは次回も…」
覚醒楓「覚悟しな?」