焔竜国の戦姫   作:悠希

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決断

私は気を失った後、怖い夢をみた。

 

 

「母上、どこにいるの?」

 

私は、城の中を歩いていた。

その時、父上が私に気づいた。

 

「父上!」

 

「エルメス、早く逃げろ!」グフッ、ゴホゴホ

 

「父上!大丈夫ですか?」

 

「私のことは気にするな!はや、、、く、、、しろ。」

 

「父、、、上、、、?いやぁぁぁぁぁ!」

 

何が起きたの?父上が!私は、どこに行けばいいの?

急に私の手を誰かが掴んだ。

 

「エル王女、早く!」

 

「りょ、、、う、、、。」

 

私は、手を引かれるまま陵と一緒に走った。

父上を置いて。

 

「陵、何処に向かっているの?」

 

「外です。もう、城はもちません。あなただけでも生きててよかった。」

 

「どういうこと?母上は?」

 

「亡くなりました。」

 

「えっ!う、、、そ、、、。」

 

「信じられないと思いますが本当です。」

 

私と陵だけが、生き残った。

 

そう思った時、私は目をさました。

疲れがドッドッきた。

頭が痛い。急に声が聞こえた。

 

「エル王女!大丈夫ですか?凄くうなされていたので。」

 

「大丈夫です。怖い夢を見ただけなので、、、」

 

「疲れが溜まっているんでしょう。」

 

「心配かけてごめんね。」

 

「いえいえ。」

 

「喉が渇いたわ。」

 

「水をお持ちします。すぐに戻ります。」

 

そう言ってから、陵は部屋を出た。

私は窓の外を見た。

まだ、夕方か。早いなぁ。

 

「エル王女、水を持ってきました。」

 

「ありがとう。体を起こすの手伝ってくれる?」

 

「わかりました。」

 

陵はそう言うと、私のところに来て体を起こすのを手伝ってくれた。

私は水を飲んで落ち着くと、横になった。

 

「また、用があったら呼んでください。」

 

「待って!私の傍にいて。」

 

「傍にですか?」

 

「うん。」

 

「わかりました。」

 

陵は、顔を赤くして傍にいてくれた。

私が寝た後もずっと傍にいてくれた。

だからかな?怖い夢を見なくなった。

 

 

次の日、目をさますと陵はいなかった。

そのかわりに、机の上に朝食があった。

陵、ありがとう。

私は、朝食を食べた後、父上のところに向かった。

 

コンコン「父上、いますか?」

 

「入れ。」

 

「父上、私、決めました。やります。」

 

「本当にいいんだな?」

 

「はい。」

 

「よく決めてくれた。ありがたい。」

 

「陵にこの事を伝えていいですか?」

 

「エルメスと一緒に戦うからな。いいぞ。」

 

「それでは、失礼します。」バタンッ

 

早く、陵に伝えないと。

何処にいるんだろう?

急に庭から、槍の音がした。

この音は確か、陵だった気がする。

庭に行ってみよう。

 

庭に着くと陵がいた。

 

「陵、ここにいたんだね。」

 

「エル王女!私に何かようですか?」

 

「昨日の父上との話の事をしようと思って。」

 

「わかりました。少し待っててください。」

 

陵は汗を拭いて、槍を持って隣にきた。

 

「何処か座りましょう。」

 

「私の部屋に行こう!」

 

「そうですね。」

 

私たちは部屋に向かった。

 

 

「王からの話を教えてください。」

 

「わかったわ。」

 

私たちはお互いに向き合って座っていた。

そして、私は語り始めた。

 

 

 

 

 

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