東方閉心録   作:リアス

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どうも皆さん、リアスです。

今回は、かなり手を抜きました。←葉太「何やってるんですか…」 
本当にすみません。

では、前回の続きからです。



第十一話 氷精の怒り

美鈴さんとの勝負の後、僕と魔理沙さんは紅魔館に入った。

 

 

「それにしても、強くなったな、葉太。前に私と勝負した時とは大違いだぜ」

 

「あれから、必死に特訓しましたからね」

 

「・・・そうか」

 

 

そんなことを話しながら歩いていると、急に目の前に誰かが現れた。

 

 

「魔理沙と・・・貴方が、人里で噂になってた外来人ね」

 

「お、咲夜じゃないか」

 

 

どうやら、魔理沙さんとは知り合いらしい。雰囲気からして、多分この館のメイド長だろう。・・・急に出てきたことに関しては、気にしないことにした。……って

 

 

「・・・え?僕って、噂になってるんですか?」

 

あまり、そういうのは好きじゃないんだけどなぁ・・・

 

 

「ええ、最近幻想入りした外来人で、名前は水瀬葉太でしょう?竹林の蓬莱人に、修行をつけて貰っているそうだけど」

 

そんなことまで知られているのか・・・

 

 

「蓬莱人って、妹紅のことか!?本当かよ、葉太!」

 

「え、ええ・・・」

 

「まさか、妹紅に鍛えられていたなんて・・・よく無事だったな」

 

「いや、別に殺し合いをしていたわけじゃありませんから」

 

まあ、別にこれ位だったら、知られても構わないか。

 

 

「・・・それで、貴女は誰なんですか?」

 

「私は十六夜咲夜、この紅魔館のメイド長よ。・・・ところで葉太、お嬢様に会ってくれないかしら?」

 

「お嬢様っていうと、この館の主のレミリアさんにですか?」

 

「ええ、貴方の噂を聞いて、会ってみたいと言い出されてね」

 

・・・これ、断っても連れてかれる気がするんだけど・・・

 

 

「構いませんが・・・えっと、魔理沙さんは?」

 

「私は図書館に「貴女も来なさい」・・・なんでだよ」

 

「どうせ、また本を盗む気でしょう?だったら、こっちに来なさい」

 

「何言ってるんだ。盗むんじゃなくて、死ぬまで借りるだけだぜ!」

 

それを世間一般では泥棒と呼ぶんですが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃―――――――――

 

 

「……」

 

「ち、チルノちゃん?」

 

 

霧の湖に、チルノと大妖精がいた。チルノはずっと黙ったままで、大妖精が呼びかけても、全く反応しない。

 

 

「チルノちゃん、昨日のこと、まだ気にしてるの?」

 

「……うん」

 

 

チルノは、小さな声でそう返事をすると、また口をつぐんでしまう。

 

 

「でも、あれは仕方がないよ。葉太さんの能力が、それだけ凄かったわけだから…」

 

「……違うよ」

 

「え?」

 

 

大妖精は、チルノは、自分のスペルカードが葉太に防がれたことを気にしていると思い、励ましの言葉をかけたが、チルノの返答は、彼女の予想とは異なったものだった。

 

 

「確かに、アタイの攻撃が効かなかったことも悔しいけど、アタイは…………あいつに……!あいつに相手にされなかったことの方が、悔しいのよ……!」

 

「チルノちゃん…?」

 

 

チルノは、昨日葉太に勝負をしかけた時、自分のスペルカードが全然効かなかったこともショックだったが、葉太が戦おうとせず、自分を相手にしようとしなかったことにも、ショックを感じていたのだ。

 

 

「何だチルノ、元気が無いと思ったら、そんなことを気にしていたのか?」

 

「け、慧音先生!?」

 

「…けーね先生?」

 

 

…と、そこに、彼女達にとっての教師である上白沢慧音が現れた。

 

 

「慧音先生、どうしてここに?」

 

「チルノの様子がおかしかったからな、様子を見に来たんだ」

 

「…けーね先生、そんなことってどういう意味?」

 

 

さっきの慧音の言葉が気に食わなかったかのか、チルノが尋ねてくる。それに対し慧音は、当然のように答える。

 

 

「どういう意味と言われてもな……お前は、葉太が自分の相手をしようとしなかったことに対して怒ってるんだろ?」

 

「…うん」

 

「お前達は知らなかったようだが……葉太の能力には、妖精を攻撃できないという弱点があるんだ」

 

「「え?」」

 

 

慧音の言葉に、二人は目を丸くする。

 

 

「じゃ、じゃあ葉太さんは、手加減して攻撃しなかったんじゃなくて、攻撃ができなかったんですか?」

 

「じゃあ、あいつは、手加減してたわけじゃないってこと?」

 

「いや、それだけじゃないさ……能力で攻撃できなくても、弾幕で攻撃すればいいんだからな。葉太は、能力で攻撃ができないっていうのに、手加減していたんだ」

 

 

それを聞いて、チルノの顔が曇る。

 

 

「じゃあ、やっぱりあいつは……」

 

「チルノを甘く見ていたわけでも、相手にしたくなかったわけでもないさ。彼は相当なお人よしだからな、避けられる戦闘はなるべく避けようとするし、戦闘に入っても、自然と手加減してしまうのさ。お前と本気で戦わなかったのは、お前を傷つけたくなかったからなんだよ」

 

「え……?」

 

「だから、全然気にすることはないんだよ。彼は、怒りで我を忘れたときくらいしか、本気で戦わないだろうからな」

 

 

それを聞いて、チルノは暫く黙っていたが、やがて口を開いた。

 

 

「……葉太がアタイを傷つけたくなくて、本気を出さなかったのなら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              今度こそ、葉太に勝つ!」

 

 

「……は?」

 

「何言ってるの、チルノちゃん…?」

 

「うるさい!どんな理由でも、アタイに手加減するなんて、絶対に許さない!今度こそ、絶対に勝つ!」

 

 

慧音は、そう言って飛び去っていくチルノを見て、やっぱりチルノはチルノだな、と思い、笑みを漏らしたのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あれ?チルノって、もう少し馬鹿だった気が……まあ、別にいいか←良くない
チルノは、攻撃が効かなかったことよりも、手加減されたことに対して怒ってます。

あと、葉太が本気で戦うことは滅多にないです。
前回の美鈴との戦闘も、実は手加減してやっていました。


次回は……多分遅くなります。





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