僕が咲夜さんに案内された部屋に入ると、そこには、翼の生えた幼い少女がいた。
「……貴方が咲夜の言っていた人間ね。私がこの紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ」
そのy……少女はそう言った。
「貴女がレミリアさんですか、初めまして、水瀬葉太といいます」
僕はそう言って、頭を下げる。
「……吸血鬼が目の前にいるっていうのに、随分と落ち着いているのね」
「怖がって取り乱しても、何も変わらないでしょう?」
「………」
僕がそう答えると、レミリアさんは、珍しいものを見るような目で、こちらを見た。……僕、何か変なことでも言ったのかな?
「それにしてもレミリア、お前、何で葉太に会おうと思ったんだ?葉太は確かに強いが、それ以外はただの外来人だぜ?……まあ、こいつは、異常なほどお人よしなんだけど……」
「私はその、異常なほどお人よしだってことに興味が出たのよ」
……あれ?魔理沙さんが、思ったよりも僕を高評価している?
って、異常ってどういうことだろう?僕、そこまで言われるほど親切にした覚えなんて無いんだけど……
「まあ、そういうわけで、少し話しましょうか」
僕はレミリアさんに、外の世界のことや、幻想郷に来てからのことなどを話した。
数十分後
「少し長く話しすぎたわね……ありがとう、楽しかったわ」
「いえ、こちらこそ、楽しかったです」
「あ、そうだ」
レミリアさんは、思い出したかのようにそう言うと、真面目な顔をして――――――
「何かあったら、いつでも相談しなさい……いいわね?」
何でそんなことを言ったのかは分からなかったが――――――
――――――何となく、ほっとけなかったんだ――――――
「えぇ、ありがとうございます」
――――――とりあえず、礼は言っておいた。
「ん?もう話は終わったのか?」
気がつくと、魔理沙さんが話しかけてきた。僕がレミリアさんと話していた間、咲夜さんと話していたようだ。
「えぇ、終わりました」
「じゃあ、次は図書館に行くぞ、ついて来い!」
「あ、ちょっと待ってくださいよ!魔理沙さん!」
勝手に行ってしまう魔理沙さんを、慌てて追いかける。
「そういえば、魔理沙さん」
「ん?どうした?」
「さっき、僕が強いって言いましたけど、僕、魔理沙さんに惨敗しましたよね……?何で、強いってはっきりと言えたんですか?」
「確かにお前は私に負けたけど、その後必死に努力して、美鈴に勝てるようにまでなったんだ。そんな奴が、弱いはずが無いぜ」
「そうですか……」
自分が強くなったことを褒められるのは、素直に嬉しいけど、自分が強いって言われるのは、素直に喜べないんだよな……
「……お嬢様、さっきの言葉は……?」
「何となくだけど………葉太が、フランに似ていると思ったのよ」
「え……妹様に?」
「あの子と同じように……護ってあげないといけない気がするのよ……」
…………………………
葉太「作者、大丈夫?」
大丈夫だと思う……多分。
葉太「今回は、作者の気力が足りなくて、短くなってしまいました。ごめんなさい」
暫く、この状態が続くと思います……皆さん、本当に申し訳ありません。
葉太「それでは、また次回!(投稿できるかなぁ……?)」