東方閉心録   作:リアス

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第一話です。

一応言っておきますが、この小説は不定期更新です。


第一話 外来人

?「ねえ」

 

葉「!?」

 

 

振り返ると、見知らぬ金髪の少女が立っていた。僕が何か言う前に、彼女は話しかけてくる。

 

 

?「貴方は食べられる人類?」

 

葉「・・・え?」

 

 

えっと、この子は何を言ってるんだ?食べられるって・・・僕が!?とりあえず、何か答えておこう・・・

 

 

葉「食べられるけど、不味いと思うよ?」

 

 

これぐらいしか、返す言葉が見つからなかった。って、誰なんだ?この子・・・

 

 

?「不味い?・・・でも、美味しそうだよ?・・・じゅるり」

 

 

え?よだれ?この子、まさか本気で・・・

 

 

葉「ねえ、君の名前は?」

 

?「私?私はルーミアっていうの」

 

葉「そう、ルーミアっていうんだ。僕は水瀬葉太。宜しくね」

 

ル「うん!よろしく!」

 

葉「それでルーミア、君はどうして僕を食べようとするの?人間が人間を食べるのは良くないよ?」

 

ル「だって、お腹が空いたし・・・それに私、妖怪だから、人間を食べてもなんともないよ?」

 

 

え?妖怪?・・・ちょっと待って。情報が少なすぎて、状況が全く掴めない。

 

 

葉「君が妖怪って・・・本当?」

 

ル「本当だよ?」

 

 

・・・僕には心理学の知識があるけど、嘘を吐いてるようには見えない。でも、まだ幼いし、自分が妖怪だと思い込んでいるってことも・・・

 

 

ル「もう我慢できない・・・!いただきま~す!」

 

葉「う、うわっ!」

 

ル「う~、避けられた~」

 

 

この子、今本気で食べようとした!?これは、逃げないとやばい!?

 

 

ル「あ!逃げた!待て~!」

 

葉「うわっ!何!?」

 

 

え?この子、何か飛ばしてきた!?何か僕、不味いところに迷い込んじゃった!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉「はあ、はあ・・・」

 

 

不味い、息が切れ始めた・・・僕は運動がそこまで得意じゃない。勉強は頑張っているけど、運動は平均的だ。って、何かあのルーミアって子、飛んできてない?

 

 

ル「待て~!」

 

葉「・・・あれ?」

 

 

何かおかしい・・・急に、息が楽になった気がする・・・

 

 

ル「えい!」

 

葉「!がっ!」

 

 

しまった・・・あの弾みたいなのに当たった・・・

 

 

ル「やっと食べれる・・・♪」

 

 

僕、死ぬのかな・・・・・

 

 

ドンッ!

 

 

葉「え?」

 

 

何?何の音・・・?

 

 

ル「う~、痛いよ~!霊夢~!」

 

霊「あんたが人間を襲うからでしょ!この人食い妖怪!」

 

葉「(助かった・・・のか?)あ、貴女は・・・?」

 

霊「見た感じ、外来人のようね・・・とりあえず、無事で良かったわね。私は博麗霊夢よ」

 

葉「あっ、僕の名前は水瀬葉太です」

 

 

どうやら、助かったみたいだ・・・ん?あの子・・・

 

ル「お腹減った~!」

 

葉「えっと、あの子は・・・」

 

霊「妖怪よ。さっき、あんたを食おうとしたでしょ?近寄らない方が・・・って、ちょっと!?」

 

葉「・・・ルーミアっていったっけ?」

 

ル「うう・・・さっきのお兄さん・・・ごめんなさい」

 

葉「誤らなくていいよ。それと、僕は水瀬葉太だよ。君、お腹空いてるんだろ?」

 

ル「うん」

 

葉「ほら、これ」

 

ル「え?このお菓子、くれるの!?」

 

葉「うん。あげるよ」

 

ル「どうして?さっき食べようとしたのに・・・」

 

葉「結局無事だったわけだし、気にしてないよ。そんなことより、目の前で誰かに悲しい顔される方が嫌だから」

 

ル「・・・自分を食べようとした相手でも?」

 

葉「当然だよ。僕は、相手が自分を殺そうとしたからといって、嫌いになったりしないよ」

 

ル「・・・ありがとう。葉太・・・」

 

葉「ううん、どういたしまして」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊(随分と甘いのね・・・)

 

 

葉「・・・・・えっと・・・」

 

霊「話は、神社に着いてからよ・・・ついて来なさい」

 

葉「は、はい・・・」

 

 

 

どうやら、僕は不味いところに迷い込んだみたいだ・・・って、さっきも言ったか。

 

 




今回はここまでです。

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