前回の続きからです。
?「・・・それで、お前は誰だ?」
妖怪を焼き払った少女は、僕に話しかけてきた。僕は、少し間をおいて答える。
葉「・・・水瀬葉太です。貴女は?」
?「・・・私は藤原妹紅だ」
妹紅と名乗った少女は、不思議そうに僕を見ながら、尋ねる。
妹「お前、何か能力持ってるのか?持ってるなら、どんな能力だ?」
葉「僕の能力は『自然と心を通わせる程度の能力』といって、自然から力を借りれる能力みたいです」
妹「自然?じゃあ、火も使えるのか?」
火か・・・使えるのかな?
そう思い、懐から白紙のスペルを取り出す。
葉「・・・火符『フレイムウォール』」
あ、意外と普通に出た。
妹「・・・使えるようだな・・・なあ」
葉「何ですか?」
妹「お前に戦い方を教えてやろうと思うんだが、どうだ?」
葉「えっ!?」
僕は驚いた。いや、急にそんなこと言われたら、驚くに決まってる。
妹「お前、弱いくせに周りの被害を気にしたり、相手に手加減してるようだったからな」
葉「理由になってないですよ・・・」
?「あ、あの」
・・・そういえば、助けた人のことを忘れていた。
?「あの、葉太さん・・ですよね。先程は助けていただいて、ありがとうございました」
葉「いえ、僕が勝手にやったことなので、気にしなくていいですよ」
?「でも、葉太が助けてくれなかったら・・・あ、私は本居小鈴といいます。葉太さんは外来人ですよね?私は鈴奈庵という貸本屋に住んでるので、良かったら来てくださいね!」
貸本屋か・・・本は好きだし、今度行ってみるか。
葉「それで妹紅さん。何で初対面の人に戦い方を教えようと思ったんですか?」
幾らなんでも急すぎるので、とりあえず理由を聞く。
妹「・・・お前とは初対面だから、本当にそうなのかは分からないが・・・お前、
心を閉ざして、自分を偽ってるんじゃないのか?」
・・・・・・・・・・
葉「・・・そう思うのは妹紅さんの自由ですが、じゃあ何で僕に戦いを教えようとするんです?」
妹「・・・何となく、ほっとけなかったんだ」
葉「・・・・・・」
妹「それで、どうだ?」
葉「・・・分かりました。お願いします、妹紅さん」
※※※
数日後
葉「ここかな?鈴奈庵って」
慧音さんに詳しい場所を聞いたから、間違ってはいないはずだ。
小「あ、葉太さん!」
店の中には、小鈴さんがいた。・・・何か、妙に嬉しそうだな。
葉「お久しぶりです、小鈴さん」
僕は軽く会釈をすると、周りを見渡す。
葉「・・・凄いですね。こんなに沢山の種類の本があるなんて」
小「あ、ありがとうございます。葉太さんは、本が好きなんですか?」
葉「ええ、昔から読書が趣味なんです」
小「そ、そうなんですか・・・(葉太さんも、本が好きなんだ)」
・・・何で小鈴さんは嬉しそうなんだろう?
※※※
葉「じゃあ、この本を借りていきますね」
小「あ、あの・・・」
葉「ん?」
小「ま、また来てくれますよね?」
葉「・・・?いや、本を返さないといけませんし・・・」
小「そ、そうですよね・・・あはは」
さてと、帰ったら何をするかな・・・
前回でも言いましたが、主人公のスペルカードは、どんどん増えていくと思います。(そんなに増えないかもしれません)
あと、葉太が心を閉ざしたのは、家族や身の周りの人たちだけが原因ではなかったりします。
過去の話も一応書くつもりです。(更新速度は遅いけど)