東方閉心録   作:リアス

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時間があったので投稿しました。


前回の続きからです。





第六話 偽り

?「・・・それで、お前は誰だ?」

 

 

妖怪を焼き払った少女は、僕に話しかけてきた。僕は、少し間をおいて答える。

 

 

葉「・・・水瀬葉太です。貴女は?」

 

?「・・・私は藤原妹紅だ」

 

 

妹紅と名乗った少女は、不思議そうに僕を見ながら、尋ねる。

 

 

妹「お前、何か能力持ってるのか?持ってるなら、どんな能力だ?」

 

葉「僕の能力は『自然と心を通わせる程度の能力』といって、自然から力を借りれる能力みたいです」

 

妹「自然?じゃあ、火も使えるのか?」

 

 

火か・・・使えるのかな?

 

そう思い、懐から白紙のスペルを取り出す。

 

 

葉「・・・火符『フレイムウォール』」

 

 

あ、意外と普通に出た。

 

 

妹「・・・使えるようだな・・・なあ」

 

葉「何ですか?」

 

妹「お前に戦い方を教えてやろうと思うんだが、どうだ?」

 

葉「えっ!?」

 

 

僕は驚いた。いや、急にそんなこと言われたら、驚くに決まってる。

 

 

妹「お前、弱いくせに周りの被害を気にしたり、相手に手加減してるようだったからな」

 

葉「理由になってないですよ・・・」

 

?「あ、あの」

 

 

・・・そういえば、助けた人のことを忘れていた。

 

 

?「あの、葉太さん・・ですよね。先程は助けていただいて、ありがとうございました」

 

葉「いえ、僕が勝手にやったことなので、気にしなくていいですよ」

 

?「でも、葉太が助けてくれなかったら・・・あ、私は本居小鈴といいます。葉太さんは外来人ですよね?私は鈴奈庵という貸本屋に住んでるので、良かったら来てくださいね!」

 

 

貸本屋か・・・本は好きだし、今度行ってみるか。

 

 

 

葉「それで妹紅さん。何で初対面の人に戦い方を教えようと思ったんですか?」

 

 

幾らなんでも急すぎるので、とりあえず理由を聞く。

 

 

妹「・・・お前とは初対面だから、本当にそうなのかは分からないが・・・お前、

 

 

 

 

 

 

 

 

               心を閉ざして、自分を偽ってるんじゃないのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

葉「・・・そう思うのは妹紅さんの自由ですが、じゃあ何で僕に戦いを教えようとするんです?」

 

妹「・・・何となく、ほっとけなかったんだ」

 

 

葉「・・・・・・」

 

妹「それで、どうだ?」

 

葉「・・・分かりました。お願いします、妹紅さん」

 

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

数日後

 

 

葉「ここかな?鈴奈庵って」

 

 

慧音さんに詳しい場所を聞いたから、間違ってはいないはずだ。

 

 

 

 

小「あ、葉太さん!」

 

 

店の中には、小鈴さんがいた。・・・何か、妙に嬉しそうだな。

 

 

葉「お久しぶりです、小鈴さん」

 

 

僕は軽く会釈をすると、周りを見渡す。

 

 

葉「・・・凄いですね。こんなに沢山の種類の本があるなんて」

 

小「あ、ありがとうございます。葉太さんは、本が好きなんですか?」

 

葉「ええ、昔から読書が趣味なんです」

 

小「そ、そうなんですか・・・(葉太さんも、本が好きなんだ)」

 

 

・・・何で小鈴さんは嬉しそうなんだろう?

 

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

葉「じゃあ、この本を借りていきますね」

 

小「あ、あの・・・」

 

葉「ん?」

 

小「ま、また来てくれますよね?」

 

葉「・・・?いや、本を返さないといけませんし・・・」

 

小「そ、そうですよね・・・あはは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと、帰ったら何をするかな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前回でも言いましたが、主人公のスペルカードは、どんどん増えていくと思います。(そんなに増えないかもしれません)


あと、葉太が心を閉ざしたのは、家族や身の周りの人たちだけが原因ではなかったりします。

過去の話も一応書くつもりです。(更新速度は遅いけど)
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