プラス、やーらかし!やーらっかし!
腹ペコと眠気で自分、ヤヴァイェェェイwww
政府の人達に(強制的に)保護された僕はIS学園に強制入学することになり、今日はその入試。アリーナと呼ばれる場所でISを使った戦闘をするそうだ。僕は今、ピットと呼ばれる場所にいる。
目の前には『
僕の人生が狂ってしまったのはコイツら。でも、"恨んでいるのか?"と問われるなら正直言うと"恨んではいない"。しかし、"好きか"と問われるなら、"好きでもないしきらいでもない"と答える。
それは"何故"なのか......それは僕にも分からない。
ただ何だか疲れてしまった。
全てがもう既に過去のモノで、戻ることなんてできなくて、イジメられていた筈なのに僕にとっては"僕のようなものがイジメにあっている"そんな僕とは違う他人のように感じた。
今の僕にはすべてが同じに見えた。
男も、女も、大人も、子供も、
すべてが同じに見えた。
――ああ、つまらない。
僕が信じていたものはもう居なくて......あれ? 僕は何時からこんな風になったんだっけ?
まあ、いいか。
「――お前が『岸山優斗』か?」
後ろから聞こえた声にゆっくりと振り返る。
そこにはく黒いスーツを着た黒い髪の
先程入ってきたようで、扉の前に立っている。
「はい。僕が岸山ですが」
「そうか。私は『
「......相手は織斑先生ですか? 」
「いや、違う。IS学園の他の先生がすることになっている。もう既に準備はできている。お前もすぐに準備をしろ」
「はい」
織斑先生はピットから出ていった。
僕は『打鉄』に触れ、展開する。
目線が高くなり、ハイパーセンサーにより視界が360度見渡せるようになった。
展開した『打鉄』は、浅黒い色をしており、両肩に盾のような物が装備されている。
武器を収納されている場所『
重心を前に少し倒すと少し浮かび、前に進んだ。そして、ゆっくりとアリーナに向けて進んだ。
アリーナに着くと緑色のISに乗った人が中心部辺りで立っていた。
――――戦闘待機状態のISを感知。操縦者
という情報が表示された。
「あ、君が岸山優斗ですね。待っていましたよ。今日はよろしくおねがいします」
ペコペコと頭を上下する.......山田先生。
すると、おり織斑先生の声がアリーナに響き渡る。
『岸山、準備はできているな? 』
「はい」
『......山田君、少し落ち着け。始めるぞ』
「あ、は、はい! 」
『はあ......まあいい。では、これより『岸山優斗』の入試試験を始める。制限時間は30分。初めの10分は試験管は攻撃をしない。当然、10分後には試験官も攻撃をはじめるからな。負けたとしてもそこで不合格にはならないから安心しろ。では......はじめッ! 』
その言葉と同時に山田先生は上空に飛び上がり間合いを開ける。
僕は動かず、その光景を見ていた。
最初の10分は相手は何もしないと言っていた。
......練習しよう。
背中のスラスターを吹かして飛び上がる。
取り敢えず円を描くように飛んでみる。
時折急に止まったり、急に加速して見たり、山田先生にいきなり突っ込んで目の前あたりで離れたりした。
......飽きた。
次は武器を出してみよう。
「『葵』」
手を前に掲げて接近ブレードの名前を呼ぶ。
すると、接近ブレード『葵』を握つていた。
戻れ、と念じると量子変換し戻った。
今度はアサルトライフル『焔備』で同じことをする。
次は交互に。
出す。戻す。出す。戻す。出す。戻す。出す。戻す。出
――――警告! 敵ISが射撃体制に以降。トリガー確認――――
警告が目にとまり、肩の二つの盾を前面に移動させる。
直後、ガキンッと音が盾から聞こえた。
あ、10分過ぎたのか。
無視していた山田先生を見てみると銃を構え、ニッコリと笑っていた。
「岸山く〜ん? ちょっと巫山戯ているのですか〜? これは試験ですよ? 真面目にやってください! 」
そう言いながら山田先生は構えた銃を撃ってくる。
僕はそのまま盾で防ぎ、どうしようかと考える。
まず、銃の射線から離脱して焔備を山田先生がいた所に向けて構えるが、そこには既に山田先生は居らず、背中に衝撃が走る。
後ろには山田先生が接近ブレードを振りおろしていた。
咄嗟に葵を取り出し、横に一閃するが、山田先生は既に離脱しており手にはライフルを持って撃ってくる。
僕は旋回しながら避けるが数発当たる。
それでも右手に持った焔備を撃ちながら山田先生に近づいて左手に持った葵で切る。
「うふふふふ」
山田先生は未だに笑顔で斬りったり撃ったりしている。
......。
寒気を感じる。
徐々に押されはじめ、山田先生の攻撃を受けるのがやっとになってきた。
経験の差なのか、僕が素人だからなのか。
シールドエネルギーも100をきった。
葵を構え直し、山田先生に斬りかかる。
「はあっ!」
「甘いですっ!」
山田先生は接近ブレードで防ぎ、至近距離で銃で僕の腹あたりめがけて撃つ。撃つ。撃つ。
打鉄のシールドエネルギーが0になり、そして――――
『そこまでだ。これで試験を終了する』
終了を告げるブザーと織斑先生の声がアリーナに響き渡った。
「......山田先生? 何故、本気を出した? 」
「ひ、ひぃぃぃ!!? ず、すみませぇぇぇんーーー!!」
私は山田君と先程のことについて話している。
山田君は、正座をしているがな。
しかし、先程の山田君と戦っていた『岸山優斗』は何だあれは。
ISの起動したのはこれで2回目のはずだ。
その筈なのにあの起動性、武器の扱い方、異常だ。
最初の10分、アイツは山田君に攻撃するでもなく飛び回っていた。
しかしその中に無反動旋回や、三次元跳動旋回、更には瞬時加速を使っていた。
あれはせ絶対に初心者では無理な技術だ。それをあんな簡単に......報告にはこれまでISに関わることはなかったとなっている。
では、岸山の元からの素質なのか?
「山田君、岸山をどう見る? 」
「え、岸山くんですか? そうですね......技術的にはとても素晴らしいですね。武器の出し戻しも綺麗にできていましたし」
「そうか」
「あ、それと岸山くんの目が......」
「目? それがどうした? 」
「はい。あの目はとても危険です。岸山くんと対峙して何も感じなかったんです。好奇心も、興味も、焦りも、絶望も、好意も、嫌悪も。もしかしたら私も。あの目には何も写っていませんでした。何だか......全てを諦めたかのような......そんな感じがしました」
全てを諦めたかのような、か。
「えっと、ところで織斑先生? いつになったら正座を解いてもいいんでしょうか」
「あと、2時間だ」
「......ぐずん」