FAIRY TAIL -大地の物語-   作:kuma3

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この男、滅竜魔導士-ドラゴンスレイヤー-

あれは俺がまだ九歳の時だった。

俺のことを育ててくれた竜((ドラゴン))が姿を消してしまったのは…

俺が物心ついたときにはもう竜((ドラゴン))、地竜((ヂリュウ))ガイアロストが俺のことを育ててくれていた。

色んなことを教わった。人の言葉文字、心、そして、魔法…

ガイアロストの口癖はいっつもこうだった…『己の道を進むことこそ、真の強さがそこにある!!だから、己を信じ前へと進め!』なんてワケわからねぇこと言っていたような気もする…

しかし、俺はまだあんたの言うような『己の道』っていうのはこの七年経とうが見つけれていない…あんたの弟子にしてはできの悪いようで情けなく思うよ…

そしてもっと情けないのは…

 

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「待て!」

 

今こうして『評議院』っていう魔法を使う者『魔導士』を取り仕切る役人達に全力で追われていることだ。

何をしたか?知らん…こともない…実を言えば、さっき町のゴロツキに絡まれてしまい反撃したら少しやり過ぎてしまっただけなんだ。

どうやり過ぎたか?ええっと確か…町を半壊?確かそうだったと思う…

だから、こうして追われているワケなんだ…

この国、フィオーレ王国に来たのはつい先日…今までは山や森のような自然豊かな所でガイアロストを探していたんだ。もしかしたらガイアロストを見た人がいるかもと思い町に下りてきたのが運のつき…

まさかこんな何十人に追われるハメに…

取り敢えず俺はまた山の方へ逃げ帰ることにしたのだった…

評議院相手に魔法を使うのはちょっとヤバい気がするが…しかしこんなところで捕まってはられない!

ここは逃げ切る程度で魔法を使って逃げることが先決だ!

 

「地竜波震脚((ぢりゅうはしんきゃく))」

 

俺は勢いよく地面を踏み込む…そして、『大地が轟くと共に振動しそれが自らの踏力となり大地を駆ける力になる!』とガイアロストが言っていた。

 

「うぉぉぉおおおおおお!!」

 

『地竜波震脚』のお陰で評議員達の声は次第に小さくなり、気がついたときにはもう町を抜け出して誰も追いかけては来なかった。

これで良かったのか少々怪しいが…まあ、これで良しとしておこう…

あの町で竜((ドラゴン))の情報なんかを聞きたかったのだが、もう町に寄ることなんて出来なくなってしまった。

でも、追いかけられる前に少し調べたのだが、どうやらマグノリアという町に魔導士ギルド『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』という所で『火竜((サラマンダー))』と呼ばれる炎を吐いたり、炎で殴ったりできる能力系((アビリティ))魔法を使う魔導士が居るという話を聞いた。

多分この能力系魔法っていうのは恐らく滅竜魔法…

滅竜魔法は竜迎撃魔法…この魔法は自らの体を竜の体質へと変化させる『失われた魔法(ロスト・マジック)』…それを使いし魔導士『滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)』…

そして俺もその『滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)』一人なのだ!

まぁ、扱える人間は極々限られてくる…扱えるとするならばそれは竜((ドラゴン))に教えてもらった筈なのだ。

かつて、俺がガイアロストに教えてもらったように…

取り敢えず今後の目標は決まった!!

マグノリアっていう町に行って『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』の『火竜((サラマンダー))』に会い、ガイアロスト…または竜((ドラゴン))について聞く!!

俺は両腕を上げて高々に『待ってろよ!』と叫んだのだ。

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