FAIRY TAIL -大地の物語-   作:kuma3

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驚愕!妖精の尻尾!3

と、話は戻るがガリアは非常に疲れていた。

朝からギルドの建築作業(主に滅竜魔法による資材提供)や新人故の挨拶回り、買い出し等と加入当初からハードワークなのだ。

 

「お疲れ様、ガリア」

 

そう言ってくれて水を提供してくれたのはガリアが頭の上がらない(主にトラウマにより)ミラだった。

 

「あ、ありがとございます。ミラジェーン」

 

ガリアはコップ一杯の水を受け取りグビグビ飲んだ。

 

「初日からハードワークだけど大丈夫?無理していない?」

 

「正直、きつい…です。何度も何度も咆哮(ブレス)しているんで…かなり体力使うんですよ…」

 

ミラは何も言わず少し微笑むとコップに水を注いでくれた。

 

「でも、初日からみんなに頼られるなんて大活躍だね」

 

「そうかな…いいように使われているだけかも…です」

 

さっきからこのぎこちない敬語にミラも気がついたようで、

 

「ん~、さっきから私に対してだけ敬語なの?」

 

と困った顔でガリアに問いかけた。

 

「そ、そうですかね?普段からこんなの…ですよ?ハハハ…」

 

と必死で茶を濁すガリアにミラはやはり不満そうに首を傾げた。

 

「ならいいけど…とそういえば、昨日ガリアは何処に泊まったの?」

 

ガリアは昨日来たばかりだったので、ミラは彼が何処で寝泊まりしたのか少し疑問に思っていたのだった。

 

「え?そりゃ野宿ですが?」

 

「えー!?野宿!?」

 

ミラは驚愕だった。彼は何処にも泊まらず一人このマグノリアの何処かで野宿していたのだ。

 

「これは私の盲点だった…てっきり、ナツかグレイ辺りが泊めてくれるとばかり…」

 

「いや、大丈夫…です。野宿ぐらいいつもしてましたし…」

 

「ダメよ、ガリア!もしも貴方に何かあった時どうするの?」

 

「心配してくれるのはありがたい…ですが、いつものことなので…」

 

「ダ~メ!何かあってからじゃ遅いの…今日中に物件探しておくから仕事終わりにまた来てね」

 

ここまで言われてはガリアは断れなかった。

 

「じゃ、お願いします、ミラジェーン」

 

「うん、任せて」

 

彼女のそう言った後、他のギルドメンバーに呼ばれてカウンターを後にした。

ガリアはまた資材提供まで暇になってしまった。

今日からナツ達は南の方でバカンスするという話を聞いていたので今日は顔を見せてこないのを知っていた。

つまり、ガリアが名前を知っているギルドメンバーはかなり少ない…

昨日会って早々口論となったカナ、今日ミラの紹介でミラの弟の学ランを着た白髪の大男エルフマン、隣のテイブルで飲んだくれている坊主頭の髭面のオッサンマカオと一緒に飲んだくれてパイプを噴かしてリーゼントに細目のオッサンワカバぐらいしか知らないからだ。

 

「俺もクエスト受けようかな…」

 

等とこの暇な状況を打破したいと思っていたのだった。

 

「そこのお前」

 

「ん?」

 

ガリアは自分が呼ばれたと思い振り向くとそこには黒髪にポニーテールをし、服装は和服と変わった少女が立っていた。

 

「俺のことか?」

 

「そうだ、お前だ。私の記憶状お前は我がギルド『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』にいない人間だ。お前…何者だ…」

 

殺気に満ちたその眼差しにガリアは少し戦慄する…

 

「返答次第では…」

 

「昨日から『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』にお世話になることになった…ガリア・クライムだ。紋章だってちゃんとある、だから、その物騒な顔で俺を睨まんでくれ」

 

そう言って、ガリアは昨日左腕に刻んだ黄色のギルドの紋章を見せた。

それを見た少女はフッと溜め息をして納得したように見えた。

 

「そうだったのか…いや、すまない。今依頼から帰ってきたばかりでな。知らなかったとはいえ失礼した」

 

「まぁ、確かに帰ってきて早々見知らぬ奴が居たら警戒するだろうな、普通に」

 

「そう言って貰うとこちらも助かる。失礼、まだ名乗っていなかったな。私の名はスズハだ…以後良しなに」

 

「ああ、よろしくスズハ」

 

「ところでガリア・クライム、ここにミラジェーン・ストラウスがここにいると思うのだが…」

 

どうやら、スズハは依頼完了をミラに報告するようだった。

 

「ああ、ミラジェーンか、彼女はさっき他のメンバーに呼ばれて何処かへ行ってしまったぞ?」

 

「そうか、入れ違いか…仕方ない…手間を取らせたなガリア・クライム」

 

「別にいいってことだ、ちょうど俺も暇だったしな」

 

「フッ、そうか…では、また会おう」

 

そう言って彼女はガリアに背を向けてその場を後にした。

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