戦場で出会ったらよろしくお願いします。
詳しい説明は次回から
「平和ねぇ・・・」
縁側に座り、巫女服を着た少女は、ほのかに暖かいお茶を啜り、一息ついた。
そして、自分の真横にある煎餅をつまんで食べようとしたとき、少女が手を伸ばした先にあった煎餅は消えた。
いや、消えたと言うより、誰かに取られたと言ったほうが正しいだろう。
なぜなら何もなかった空間から急に手が出てきて、煎餅を持っていく光景を少女は見たからだ。
だが少女は、何度も似たような光景を見たことがあるのか、全く驚かなかった。
「紫、勝手に私の家の食べ物に手を付けないで頂戴」
少女がその空間に向かって言うと、バリボリと咀嚼音をたてながら、紫と呼ばれた女性が笑いながら顔を覗かせた。
空間から出てきた女性は、女性と呼ぶには少し幼く、一見して10代後半の少女のようだった。
だが、その雰囲気は見た目に対してあまりにも大人びており、どこか怪しさを漂わせていた。
「別に良いじゃないの。あなたと私の仲でしょ」
紫は全く悪びれることなく言うと、遠慮無く少女の隣に移動し、腰掛けた。
「もう・・・仕方ない・・・」
その光景を見た少女は腰を上げ、急な来客にお茶を出そうと部屋の奥へと消えた。
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「・・・で、魔理沙。あんたはなんでここにいるの」
お盆にお茶をひとつ載せた少女が戻ってくると、先程まで自分が座っている場所に、黒系の服に白いエプロンを着た少女が座っていた。
そして、自分が先程まで飲んでいたお茶を飲んでいた。
「どうにも暇でな。平和なのは良いがやることが無くて霊夢のところに来たんだよ」
そう言うと、魔理沙と呼ばれた少女は一気にお茶を飲み干した。
「それ、私のなんだけど」
霊夢と呼ばれた少女は、しかめっ面をして魔理沙に言った。
「別に良いだろ。お前と私の仲だし」
その言葉を聞いて霊夢は溜息をつき、お茶を紫に差し出した。
「そういえば霊夢は紫から聞いたか?」
「聞いたって何を?」
「ああ、霊夢にはまだ言ってないの。私から言うわ」
紫は美味しそうにお茶を飲みながら、霊夢に言った。
「修行の一環として、あなた達二人は戦場に出て欲しいの。場所は私が案内するし、その戦場では特別なスーツを着用するから、あなた達は多少なりとも痛みは感じても、死ぬことは無いわ」
「飽きたらいつでも好きなときに帰ってきて良いって言うし、行ってみようぜ霊夢!」
目を輝かせながら話しかけてくる魔理沙を尻目に、霊夢は真剣な顔で紫に言った。
「絶対嫌」
「言うと思った」
紫は笑顔でそう返し、空間を作って霊夢の胸倉と、魔理沙の服の背面を掴んで無理やり空間に引きずり込んだ。
全部英語ですが、公式も小説を出しているみたいです。