霊夢「DUST514?」   作:ぽんでぷっしゅ

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説明はまだ続きます。


3話

「そろそろ時間だよ。今から戦場に移動するから、心の準備はしておいてくれ」

 

自分は少し遅れていくから先に戦場に出ていてくれと付け加え、男は部屋から出て行った。

 

「了解ー」

 

霊夢と魔理沙はのんびりと返事を返した。

 

そして数十秒後、二人の体は段々薄くなっていった。

 

そして、相手のスーツが限りなく薄くなったところで、意識が途切れた。

 

 

 

「・・・おお!?本当に移動した!霊夢!凄いなこれ!」

 

「・・・すっごい気持ち悪い」

 

夢中ではしゃいでいる魔理沙を無視して、霊夢は頭痛を堪えながら呟いた。

 

「で、今から何をやるの?」

 

「私がさっき、教えてもらった範囲で説明するぜ。」

 

「・・・っていうか、アンタそんなに太っていたっけ」

 

魔理沙の方を向くと、転送される前とは違ったスーツになっていた。

 

「ああ!これは『ヘビースーツ』って言うらしいぞ。足が遅くて的になりやすい代わりに、高い耐久力とヘビースーツがだけが扱える『ヘビー武器』を使えるらしい」

 

魔理沙が今手持っている大型の大砲がそうなんだろうなと霊夢は思いつつ、魔理沙に尋ねた。

 

「へえ、じゃあ私のスーツはどうなの?」

 

「あーっと・・・『アサルトスーツ』かな?強みは無いが、弱点もあまり無いスーツだな。この他にも、支援に特化した『ロジスティクススーツ』と、耐久は無いがレーダーに反応しにくく、足がクソ速い『スカウトスーツ』。あと、私たちは『ライト武器』と『サブ武器』もしくは、『ヘビー武器』と『サブ武器』っていう組み合わせになるんだが、『ライト武器』を二つ扱える『コマンドースーツ』ってのがあるらしいぞ」

 

「ふーん・・・」

 

あまり興味が無さそうに返事をする霊夢を見て、魔理沙は少し顔をしかめたが、説明を続けた。

 

「そういえば、さっきあの男が言っていた国家とスーツによって、特定の武器にボーナスが付与されるらしいぞ」

 

「じゃあ私のボーナスは?」

 

「えーっと・・・霊夢のスーツはカルダリ連合のアサルトだから・・・『カルダリ連合製の兵器のリロード速度上昇』だな」

 

「なにそれ、良いの?悪いの?」

 

「わからん」

 

霊夢はため息を付き、魔理沙にオススメの武器を聞いた。

 

勉強熱心な魔理沙なら、どの武器にどのような特性があるかを学んだだろうと思ったからだ。

 

 

 

 

 

「・・・って感じだ。まぁ、武器は沢山あるし、自分で使って手に馴染みそうなのが一番って事だな」

 

「じゃあ、私はスナイパーライフルとやらを使うわ」

 

「いや、それさっきあんまりオススメしないって言った奴じゃないか。練習と強化を十分にしないと、まともに扱えないんだぞ。それに、前線行って敵を殺しまくった方が収入良いらしいぞ」

 

魔理沙の言い方に霊夢は少し呆れながら言い返した。

 

「あのねぇ・・・私は痛いの嫌なの。だったら安全な所からペチペチやってた方が、精神衛生的に良いじゃない」

 

「それじゃ稼ぎ終わるのがいつになるかわからないだろ!」

 

「いくら稼げばいいかわからないし、別にいいでしょ」

 

このままでは埒があかない。

 

そう思った魔理沙は、霊夢に痛みを体験させてみようと思った。

 

痛くないなら、前線連れて行けばいい。

 

あまりにも痛いなら、このままスナイパーをさせれば良い。

 

「あーもう・・・」ガッ

 

魔理沙は軽く霊夢の頭を殴った。

 

そして、霊夢に尋ねた。

 

「どうだ霊夢、痛かったか?」

 

しかし、霊夢は魔理沙の質問に答えることなく、地面に倒れ、燃え始めた。

 

燃えながら消えていく霊夢のスーツを見ても、魔理沙は未だに目の前の現実を受け入れてなかった。

 

 

marisa(白兵戦)reimu

 

 

視界の右上に表示された青色の文字を見た瞬間、魔理沙は全てを理解した。

 

霊夢が死んだという事を、その霊夢を自分が殺したという事を。

 

「あああああああー!!!!!!」

 

魔理沙は大声で叫んだ。

 

もし肉体があったのなら、目からはとめどなく涙が溢れていたのかもしれない。

 

魔理沙は、自分自身を恨んだ。

 

かけがえのない友人を殺してしまった。

 

その事で頭がいっぱいだった。

 

しかし、自分が殺した霊夢は、いくら悔やんでももう戻ってこない。

 

自暴自棄になってメニュー画面を覗いてみると『自殺』という項目が目に入ってきた。

 

「・・・すまない霊夢、私も今からそっちに行くからな」

 

「いや、生き返ったんだけど」

 

『自殺』の項目を選択する直前、後ろから声が聞こえた。

 

それは、ついさっきまで聞いていた、聞き覚えのある声だった。

 

恐る恐る後ろを向くと、霊夢が立っていた。

 

正確に言えば全身スーツに覆われているが、それは間違いなく霊夢本人だと、魔理沙はなんとなくわかった。

 

そして、魔理沙は喜びのあまり霊夢に抱きついた。

 

「霊夢ー!」

 

「ぐえっ」ドサッ

 

霊夢の首がありえない方向に曲がって霊夢は死んだ。

 

「霊夢ー!?」

 

この後なんやかんやあって、霊夢は小石に躓いて三度死んだ。

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