艦これ Side.S   作:藍川 悠山

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 休息の夜は明け、目覚めの朝がやってくる。

 鎮守府の人間達が活動し始める中、重巡洋艦 衣笠は食堂で朝食を食べながら小さな溜め息を吐いていた。

 

 定番メニューである海軍カレーをスプーンでつつきながら、しかし、口に運ぶ事なく頬杖をついて窓の外を眺める。見つめる先には風に揺れる木々だけが並んでいたが、それに関心がある訳ではない。目に映る物など眼中になく、彼女が考えるのは姉に当たる青葉の事だけだった。

 

「やあ、衣笠。なんか元気ないね」

 

 そう言って話しかけてきたのは時雨だった。

 両手に持ったトレーには同じくカレーが乗せられている。

 

 遠慮なく時雨は衣笠の向かい側の席に座る。わざわざ了解を取ってから座るほど付き合いの薄い間柄ではなかった。

 

「ああ、おはよう時雨。貴女は元気みたいね」

 

「十分休んだからね。それに祥鳳と親交が深かった訳でもないから、他のみんなに比べてショックも大きくなかったし」

 

「あははっ、相変わらず正直者ね、貴女は」

 

 まぁ私も彼女の死を重く受け止めてる訳じゃないけど──と、衣笠は苦笑する。その様子を見て、時雨は彼女の溜め息の意味を察した。

 

「青葉は……、あれからどうだったのかな?」

 

「昨日は入渠が済んだ途端、すぐに眠ったわ。心身共に限界だったから、当たり前と言えば当たり前なんだけどね」

 

「今も眠っているの?」

 

 作戦後の今日は出撃予定もなく全艦娘が休日であり、一日中眠っていても問題はなかった。しかし、それが健全でないのは言うに及ばない。仲間の死で意気消沈しているのならば尚更だった。

 

 時雨のそんな懸念は衣笠の返答で杞憂となる。

 

「ううん。ちゃんと起きたし、見た感じ悲観に暮れている様子でもなかったわ」

 

「へぇ。でも、朝食は一緒じゃないんだね」

 

 カレーを口に運びながら時雨が言う。

 

「食欲がないんだって。今は気分転換に朝の散歩へ出かけてるわ」

 

「キミとしてはそんな青葉が心配なんだね」

 

「まぁ……ね。だけどあの子って普段から落ち込まない子だから、私としてもこういう時、どう慰めてあげたらいいかわからないっていうかさ。いっそ甘えてくれればいいんだけど」

 

「青葉は他人のあれこれを知りたがるのに、自分の事は表に出そうとしないからね」

 

「秘密主義というかなんというか。あの子なりに気を使っているんだろうけどさ」

 

 青葉の事を語り合いながら、二人は食事を進めていく。やがて時雨がスプーンを置いた。衣笠よりも後に食べ始めたにもかかわらず、その器はもう空だった。

 

「早いわね」

 

「早飯も芸の内だよ」

 

 そう言って時雨はトレーを持って立ち上がる。

 

「僕も青葉と話してみるよ。慰める事は出来ないだろうけど、話くらいは聞いてあげられると思うから」

 

「ええ、ありがとう時雨。たぶんだけど、裏庭の慰霊碑にいると思うわ。あそこが彼女に一番近い場所だから」

 

「うん、わかった。それじゃあね」

 

 別れの言葉を残して時雨は去っていった。

 衣笠は再び静かになった朝の食堂で、少しだけ減ったカレーをスプーンですくって口に運ぶ。普段なら美味しいのだろうけれど、今はあまり美味しく感じられなかった。

 

「やっぱり後味が悪いわよね」

 

 カレーの事ではなく、昨日の作戦を思い返しながら呟く。

 祥鳳の事。青葉の事。気にかかる事は多いけれど、その中で彼女もまた自分の力のなさに悔いはあった。その想いが食事を不味くする。

 

 溜め息混じりにカレーを食べていると食堂に誰かが入ってきた。衣笠は何気なく目を向ける。見慣れない赤い服を着た艦娘だった。

 

 その駆逐艦にしか見えない小さな艦娘は、しかし、駆逐艦とは雰囲気が違う。低い身長、幼い体躯、けれど決定的に魂の質が異なる。そんな印象を衣笠は受けた。

 

 その少女は衣笠を見つけるや否や、軽い足取りで近付いてきた。顔には真贋の判別が付かない笑みを浮かべている。

 

「そこのキミィ、ちょっち聞きたい事があるんやけどええかな?」

 

 胡散臭い関西弁だった。

 

「はい、いいですけど」

 

 底が見えない相手に衣笠は思わず敬語になる。

 衣笠の返答に満足げに頷いた少女は、頭に付けた鋼鉄のサンバイザーを指先でいじりながら言葉を続けた。

 

「青葉と時雨って子達を探しとるんやけど、キミ知らへんかな?」

 

「え、ええ、あの子達なら裏庭の方にいると思いますが……」

 

「ほー、裏庭って事は慰霊碑の辺りか。ありがとうな。これ、お礼の飴ちゃんや」

 

 満面の笑みを浮かべた少女は衣笠の目の前にポケットから取り出した飴玉を一つ置くと、近付いてきた時と同じような軽い足取りで食堂から出ていった。

 

「…………なんだったのかしら。というか誰?」

 

 残された衣笠は首を傾げながら冷めたカレーを口に運んだ。

 

 

  -◆-

 

 

 庁舎の裏。そこにある裏庭は緑に溢れ、季節ごとに異なる花を咲かせる花壇が設けられた鎮守府の敷地内で最も穏やかな場所。戦没者を慰める慰霊碑はその裏庭に設置されていた。

 

 錨の形をした慰霊碑は花に囲まれ、それらを陽光が照らす光景は神秘性すら感じさせる。そんな慰霊碑の前に重巡洋艦 青葉は膝を抱えて座っていた。

 

 敷かれた芝の上に座る彼女は一心に慰霊碑を見つめている。

 表情は憂いに満ち、眼力は弱々しい。普段の明るい彼女からは程遠い様子だった。

 

 思い出すのは祥鳳の顔。息の途絶えたあの表情。忘れられない彼女の死に顔。

 

 想起する度に強く瞳を閉じた。しばらくして瞳を開ける。目の前には慰霊碑。戦いで沈んでいった艦娘を慰める石の塊。それは海に消えた彼女の墓であるとも言えた。

 

 青葉は墓前で膝を抱える。

 手を合わせて祈る事など出来ない。許されない。自分が自分を許せない。だからせめて直視する。彼女の死を直視する。

 

 これが自分の招いた結末だ──と、己が魂に刻み付ける。身を裂かれるような思いで、青葉は彼女の死を魂に刻み込む。それが唯一の贖罪だと信じて。

 

「おはよう、青葉」

 

 背後から声が掛けられる。聞き慣れた声。落ち着いた印象を受ける、女の子にしては低めの声色。共に彼女の死を見届けた駆逐艦の声だった。

 

 声の主は青葉の返答を待たずに隣へと座り込む。加えて距離感も近い。横を向けば彼女の顔がすぐ傍にあった。

 

「おはようございます、時雨さん。何かご用ですか?」

 

 なるべくいつも通りを装って青葉は言葉を返す。

 時雨は目線を慰霊碑に向けたままで口を開いた。

 

「落ち込んでいるって聞いてね」

 

「……慰めに来てくれたんですか?」

 

「ううん、そんな資格は僕にはないよ。……僕はただ、一緒に落ち込みに来ただけさ」

 

 そう言って時雨は青葉に視線を向ける。自分と同じ憂いを帯びた目がそこにはあった。

 

「満潮の分まで頑張るって豪語しておいて、僕は祥鳳を守ってあげられなかった。許しを得て楽になるつもりはないけど、キミには謝っておくよ。ごめん青葉、僕の力不足だった」

 

 言葉だけの謝罪。けれど、その気持ちは痛いほどに伝わった。その無念を既に青葉は痛感しているのだから。

 

「……時雨さんも満潮さんも他の皆も、全員が持てる力を全て出し切っていました。それで力不足だったのなら、それはもうどうしようもなかったんですよ。謝る必要なんてありませんし、皆さんが責任を感じる必要はありません。全ての責任は──」

 

「──キミにある、とでも言うのかい?」

 

 二人の視線が交差する。

 両者に言い争おうという気概はなく、互いに相手を理解しようとする柔らかい瞳で対していた。

 

「…………はい」

 

「どうして。力を尽くしたと言うのならキミだって同じだろう?」

 

「戦いの事じゃないんです。その前、出撃する前の事です。……祥鳳さんは怯えていました」

 

 青葉の言葉に時雨は眉をひそませる。

 

「怖がっていたんです。死ぬかもしれない戦いに対する恐怖ではなく、もっと曖昧で、でも明確な死の恐怖に怯えていたんです。なのに……私が“大丈夫”と言ってしまったから! 安易に励ましてしまったから、だから、祥鳳さんは……!」

 

 感情が溢れ出す。

 涙ではなく、自身に対する怒りが喉の奥からせり上がってくる。

 

「無責任な事を言って彼女を戦場に駆り出しておいて……、私はその言葉を反故にした。何が“大丈夫”ですか! ぜんぜん大丈夫なんかじゃない! どうして……! どうして、あんな無責任な言葉を……私は……!」

 

 心中を吐露して青葉は冷静さを取り戻す。

 

「……今になって思うんです。祥鳳さんはこうなる事をわかっていたんじゃないかって。そういう予感があったからあんなに恐れていたんじゃないかって……今更ですけど、そう思うんです。荒唐無稽ですが、そのくらい切実な訴えだったんです。どうして、その訴えをもっと重く見る事が出来なかったのか。私は自分が許せないんです」

 

 震える肩を両手で押さえて絞り出すように呟く。

 

 そんな青葉に対して時雨の表情は達観したものだった。

 祥鳳もまた『運命』を感じ取っていた。自分や龍田と同じく、先の戦いに違和感を覚えていた。青葉の言葉を聞く限り、それは自分達が感じていたものよりも更にはっきりとしたものだった事がわかる。

 

 運命はやはり存在する。時雨の中で確信は確固な事実へと変わった。

 

 それを受け止めた上で時雨は語り掛ける。

 

「祥鳳は自分の運命と戦ったんだよ」

 

「……え?」

 

「そんな死の恐怖を感じていたなら逃げ出す事だって出来たはずだ。でも彼女は逃げずに戦った。その最後の瞬間まで。それはきっとキミの言葉があったからこそ成し遂げられた事だと思う」

 

「…………けど、死んじゃったら、運命に負けたって事じゃないですか。それなら逃げ出した方が──」

 

「──キミはそう思うのかい? 死の恐怖を前に逃げ出さず、戦い抜いた彼女を敗者だと思うのかい?」

 

「そんな事……、思いたくないですよ」

 

「うん、僕もそうさ。だから僕達はこれで自分を責めるのはやめるべきだ。彼女を敗者にしない為にも」

 

 宣誓するように時雨は慰霊碑に向かって言った。

 前を向いて生きていく為の言葉。自分と青葉に対するその言葉を、時雨は自ら受け入れる。

 

 青葉にもその想いは届いたが、しかし、気持ちを整理するのには時間が必要だった。

 

 青葉が返した小さな頷きを見て時雨はそれを悟る。

 今はこれが精一杯か。あとは時間が癒してくれるのを待つしかない──と、自分が青葉に伝えられる言葉を尽くした事を認めた。

 

 暫しの静寂。聞こえるのは風に揺れる草木の音と小鳥のさえずり。どこまでも穏やかな空間に二人は身を委ねる。──だが、その心地良い静寂は聞き慣れないイントネーションの声に遮られた。

 

「キミらが青葉と時雨みたいやね」

 

 その声を聞いて二人が振り返ると、すぐ後ろに声の主がいた。二人が全く気付かぬ内に間近まで接近していたらしい。

 

 声の主は赤い服装に鋼鉄のサンバイザーを身に付けた矮小な体躯の少女だった。

 

「キミは誰かな? 見覚えのない駆逐艦だけど」

 

 時雨が問い掛ける。

 

「よく言われるお約束をどうもありがと。せやけど残念。ウチは駆逐艦じゃなくて航空母艦や。ま、こんなちっこい訳やから駆逐艦に見えるのもしゃーないけどね」

 

 アハハ、と少女は快活に笑う。いきなり現れた陽気な相手に時雨と青葉は言葉を失った。

 

「っと、名前がまだやったね。ウチは龍驤。長期遠征から帰ってきたばかりの航空母艦や。よろしくな、二人とも」

 

 鎮守府所属の艦娘と知って二人の表情が固まる。この陽気な雰囲気からまだ祥鳳の訃報を知らないものだと判断した。

 

「実は──」

 

 青葉が説明しようとして言葉を詰まらせる。祥鳳を戦場に駆り出した責任感から率先して声を出したが、未だ気持ちの整理ができていない青葉は上手く説明できなかった。

 

 その様子を見て小さな空母──龍驤は包容力のある笑みを浮かべる。

 

「祥鳳の事は聞いた。気遣いも不要や。これでも数年間戦場に身を置いてきたんやで、戦友が死んだくらいで取り乱すほどウチは幼くないよ」

 

 サンバイザーを正しながら龍驤は言う。その言葉の通り、仲間の死を知って尚、背筋を伸ばして立つ彼女は凛々しかった。

 

 龍驤は歩を進めて青葉の横に並ぶ。腰は下ろさず真っ直ぐに慰霊碑と向かい合う。

 

「ただまぁ、ウチにとってあの子は可愛い後輩だった。せやから、その最後がどんなもんやったか、それを最も近くで目撃していたっていうキミらの話を聞きたくてな。こうして探していたっちゅーわけや」

 

 慰霊碑から時雨と青葉へと視線を移す。

 

「聞かせてくれへんか、あの子の最後を」

 

 龍驤は問い掛ける。

 その声色は深い親愛に満ちていた。同時に二人は感じ取る。龍驤と祥鳳の間には自分達とは比べ物にならないほどの強い絆が結ばれていただろう事を。

 

 なればその悲しみもまた誰よりも深い。自身の遠征中に失われたのだから自分達などより遥かに悔いも残っただろう。だが、それでも彼女は凛としている。感傷に浸る事なく、その事実を自ら知ろうとしている。ならば、それに応えるのが祥鳳を守れなかった──そして最後を見届けた自分達の責務だと、時雨と青葉は意を固めた。

 

「祥鳳さんは私達を守ってくれました」

 

 口火を切ったのは青葉だった。

 

「大破した身体で、意識だって朦朧としていたと思います。でも、祥鳳さんは庇おうとした私達を守ってくれたんです」

 

「そう、僕等は救おうとした相手に救われたんだ。彼女が守ってくれていなければ、きっと僕等もまとめて沈んでいた」

 

 時雨が続き、それを聞いた龍驤は小さく笑う。

 

「あの子はちゃんと戦えてたのかな? 大人びているように見えて、あまり気が強い子じゃなかったんやけど」

 

「最初から最後まで立派に戦い抜きました。ずっと見ていた私が保証します」

 

「彼女の死に顔はとても誇らしそうで……、とても穏やかだった。多分、本人も誇りを持って旅立てたと思う」

 

「……そか」

 

 サンバイザーを深くかぶって龍驤は満足そうに呟いた。涙はない。その表情が語るのは後輩を称える賛美だけだった。

 

「キミらもありがとな。あの子の為に戦ってくれて」

 

「そんな……、私達は、私は……」

 

「守れなかった事を悔いるのはしゃーない。けど、それで自分を責める事はないよ。やれる事をやれるだけやったのなら、それは誇るべき事や。祥鳳も自分にできる事を、やるべき事を、やれるだけやったから、最後は自分を誇って逝けたんやで。それをキミが否定しちゃあかん」

 

「でも私は……! 戦いに赴く事に怯えていた彼女を“大丈夫”だなんて無責任な言葉で励まして……! 祥鳳さんは逃げる事だって出来たのに……!」

 

 青葉の言葉に熱がこもる。それを龍驤は微笑みで優しく包んだ。

 

「……ウチがもし祥鳳やったらキミに感謝してたやろな。キミにとっては無責任な言葉だったかもしれへん。けど、恐怖に苛まれてる時に誰かが傍にいて、誰かが励ましてくれたのはあの子にとって救いだったと思う。祥鳳は責任感の強い子や。きっと逃げる事だけはできひんかったやろ。半端な気持ちで戦って、半端な気持ちのまま結局死んだはずや。……せやけど、キミの一言がそれを変えた。ちゃんと戦って、生きる為に戦って、結果的には生命を落とす事になったけど、それでも悔いの残らん最後を迎えられた。それは全部キミがいたからや。キミの言った“大丈夫”が、あの子に勇気をあげたからや」

 

 龍驤はしゃがんで、目線を青葉に合わせる。そして、その頭を撫でた。

 

「ありがとう……、ありがとうな。あの子に勇気をくれて……、あの子の生に意味をくれて……、あの子の死に誇りをくれて。ほんまにありがとう。全部、キミがいてくれたおかげや」

 

 微笑みながら龍驤は青葉に言う。だが、次の瞬間──

 

『全部、貴女がいてくれたおかげよ』

 

 ──不意に龍驤の声が祥鳳と重なった。

 紡がれなかった言葉が時を越えて青葉の心に浸透する。それは如何な奇跡か。龍驤を介して祥鳳の声が聞こえた。幻聴と言ってしまえばそれまでだが、しかし、確かに青葉はその優しい声を感じた。聞き間違える事などあり得ない、最も聞きたかった声。それを疑う事など出来る筈もない。浸透した言葉は感嘆となって魂を揺さぶった。

 

 それは許しの言葉。青葉の心を救う唯一の言葉。今はもうここにはいない彼女の言葉。

 

「あ、あぁっ」

 

 感涙は止め処なく頬を伝う。

 悲しさ。悔しさ。嬉しさ。それらが混じった涙は陽光に照らされ美しく反射する。その感情は全て美しいと主張するように涙はキラキラと瞬き、傷付いた彼女の心を癒して、やがて地に還っていく。

 

 涙する青葉に龍驤はそのまま頭を撫で続け、時雨は彼女の隣に寄り添い続けた。その中で時雨は、青葉が前を向いて生きていくのにそう時間はかからない事を直感した。

 

 安心して時雨は前を見上げる。

 眼前には慰霊碑。一筋の光が慰霊碑を伝い、そして果てしない空へと昇っていく。目で追えないほどの速度で、その光は空の青に消えていった。

 

「……ありがとう。さよなら」

 

 誰にも聞こえないような小さい声で、時雨はその光に向けて別れの言葉を呟いた。

 

 


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