今回は何と4000文字ぴったり!
内容としては前回の続きですね。
今回も見ていって頂けると嬉しいです(^^)
勇儀「なんだよ、根性ない奴らだな。……さて、大丈夫か?」
尚樹「はい、ありがとうごさいました。」
勇儀「パルスィも無事か?」
パルスィ「えぇ、大丈夫。」
勇儀「私は星熊勇儀。パルスィを守ってくれたみたいだね。礼をするよ。」
尚樹「いえ、俺もパルスィさんには道案内してもらいましたから、そのご恩ですよ。」
パルスィ「そういえばあなた、名前は?」
尚樹「あぁ、そういえばまだでしたね。俺は鬼道尚樹と言います。」
勇儀「尚樹か。あの中に飛び込んでくとは、お前いい根性してるな!」
尚樹「ありがとうございます。………にしてもパルスィさん、なぜあの人達に絡まれてたんですか?」
パルスィ「………今の人達は旧都の過激派の人達なの。最近、過激派の人達が何者かに襲われる事があるらしくって犯人探しをしているらしいの。それで、私の目の色が変だとか言う理由で犯人と繋がってるって無茶苦茶言われてるの。……全く妬ましい限りだわ。」
本当に無茶苦茶な話だ。
尚樹「……俺はパルスィさんの目の色、綺麗だと思いますけどね。」
するとパルスィは驚いた顔をする。
尚樹「どうかしましたか?」
パルスィ「………いえ、目の色を綺麗と言ってくれる人なんて今までいなかったから。」
尚樹「そうですか?綺麗だと思うんですけどね………。」
尚樹はパルスィの顔をまじまじと見つめる。
するとパルスィは顔を真っ赤にして俯いてしまった。
………どうしたのだろうか?
勇儀「ハッハッハッ!!こいつは面白い!気に入ったぜ尚樹!よし!これから飲みに行くぞ!」
尚樹「え?ちょ、そろそろ帰らないとまずい………」
勇儀「つべこべ言わずに着いてこい!こりゃ今日は酒が旨くなるぞ!」
抵抗も虚しく尚樹はずるずると勇儀に引きずられていった。
一方映姫…………
映姫「………ったく、尚樹ったらどこまで逃げたのかしら?」
小町「四季様!大変です!今そこの人に新人君のこと聞いたんですが、旧都の方に向かって行ったそうですよ!」
映姫「!?それは本当ですか!」
何か巻き込まれてなければいいのですが………
映姫「あまり心配かけないで下さいよ、尚樹。」
映姫達は旧都はに向けて走り出した。
その頃尚樹は…………
勇儀「飲め飲め~!!」
尚樹「ちょ、まっ、ゴボゴボ………」
勇儀達の酒盛りに付き合わされていた。
尚樹「ゴホッ、この酒強すぎやしませんか!?」
勇儀「当たり前だろ!鬼の酒なんだから………にしてもお前相当酒に強いな?鬼の酒飲んでまだ余裕な人間は初めてだ。」
尚樹「あぁ、それは俺の能力です。《影響を受けない程度の能力》だから酒の影響もないんですよ。」
………まぁでもこんだけ強い酒飲まされれば影響を受けないと言っても気持ち悪くなってくる。
パルスィ「………酒を飲むには適さない能力ね………妬ましい。」
尚樹「勇儀さん、パルスィさん、酒の席でこんな話をして申し訳ないのですが一つ聞かせて下さい。」
勇儀「ん?なんだい?」
尚樹「さっきの鬼達の話ですが、旧都では最近変な奴らが来ると言ってましたが……どういう奴なんですか?」
すると勇儀は少し顔を曇らす。
勇儀「……それなんだがねぇ、あまりよくわかってないんだよ。人斬りのような奴なんだが出会った奴らはことごとく殺されてる。」
尚樹「そんな!殺されてる!?」
パルスィ「えぇ、でも一人かろうじて助かってて、その人から聞いた話だと外見は人間、ただ、人間離れした身体能力を持つ二刀流と言うことらしいわよ。」
………二刀流?
何か引っかかる………。
まぁ「私達はまだあったことないから実際はどんなのかわからないが、一つ言えるのは相当の奴だ。」
パルスィ「全く迷惑な話よ!過激派の奴らは知らないけど、永住派の方にも被害が出てるんだから。……妬ましい限りだわ。」
尚樹「……勇儀さん、俺に稽古つけてくれませんか?」
勇儀「?どうした急に?」
「もしかするとこの人斬りは俺を外の世界で殺そうとしてきた奴かもしれないんです。」
パルスィ「……あなたは一体どういう経歴の持ち主なのよ。」
パルスィは呆れ顔になる。
勇儀「……どうしてそう思う?」
尚樹「……昨夜、夜叉と名乗る奴に会ったんです。」
ガタッ!!と音を立てて勇儀が立ち上がる
勇儀「尚樹、今夜叉丸って言ったか?」
尚樹「はい、勇儀さん知り合いだったんですか?」
勇儀「……あぁ、ちょっとな。あの野郎まだ生きてたとはな。……あぁ済まない、続けてくれ。」
尚樹「俺はそこでこう言われたんです、『俺の部下がお前を外の世界で殺したはずだったんだが』と。」
勇儀もパルスィも耳をこちらに傾け真剣に話を聞いている。
尚樹「そして、俺には外の世界での記憶が一部しかありません、ですが今勇儀さんの話を聞いて少し思い出しました。俺を殺そうとした奴……そいつも二刀流だったんです。お願いです。勇儀さん俺はもっと強くなりたい!」
勇儀は真面目な顔で尚樹の事を見た。
勇儀「……お前の刀の技術は私にはどうこう出来ることじゃないが私に出来ることがあれば手伝おう、なんて言っても夜叉が関わっているなら私も他人事ではないからな。」
パルスィ「私も手伝うわよ。尚樹には助けてもらってるからね。」
二人共……
尚樹「ありがとうございます!!」
勇儀「そうと決まれば、さっさとやろう、外でな。」
勇儀はゆっくり立ち上がり店の外に出る。
尚樹も後に続く。
勇儀「さて、この辺でいいだろう。言っておくが私は手加減しないからな。」
尚樹「それで結構です。強くなるためには加減などいらない。」
尚樹は鬼道丸を抜き放ち妖力を解放する。
勇儀「それじゃあ、行くぜっ!」
ドンッ!!と音を立てて勇儀が突っ込んで来る。
速っ!!予想以上だ。
しかし突っ込んで来るのが分かるならわざわざこっちも突っ込む必要はない。
引きつけて……斬る!!
尚樹は攻防一体の型で勇儀が突っ込んで来るのに合わせてバックステップで刀を切り払う。
ガキン!!しかし弾かれる。
なにっ!?
勇儀「まだまだだねぇ!そんな小細工じゃ鬼は倒せないぞ!」
勇儀は余裕の表情だ。
それなら……手数で攻める!
尚樹は一気に間合いを詰める。
鬼道流三ノ型………鬼神乱舞!!
勇儀「ほう、いい攻撃じゃないか。でもそれを避けられたらどうするんだい!?」
なにっ!?これを避けるのかよ!!
そしてとてもヤバい状態だ。
鬼神乱舞は鬼道流の中でも斬撃数が多い技だ。これを避けられるとスキが生まれる。
まずいっ!!尚樹は鬼神乱舞をキャンセルし、後ろに回避する。
だが……
勇儀「それで逃げたつもりかい?」
勇儀はずば抜けた怪力で一気に間合いを詰めた。
勇儀「オラオラオラ!!」
勇儀のカウンターラッシュがくる
尚樹はこれを防御するしか手がない
尚樹「クソッ!!」
ラッシュに体勢を崩された尚樹は膝をつく。
勇儀「これで終わりだっ!!」
尚樹「ぐはっ!!」
尚樹は10メートルほど吹っ飛ばされ停止した。
勇儀「大丈夫か~?……ってあ~気絶してるわ。」
パルスィ「ちょっと勇儀!やり過ぎよ。」
勇儀「………とりあえず休ませるか。」
その頃映姫…………
小町「旧都と言っても広いですからね~。新人君がどこにいるのかやら。」
映姫「………………。」
さっきから映姫はこんな調子だ。
心配なのは分かるがこっちが気まずい。
小町「あ、あー四季様?少し休みませんか?ほらちょうど茶屋もありますし!」
気まずさを取り除くべく小町は茶屋に映姫を誘う。
映姫「ですが、尚樹が………。」
小町「新人君もそうですけど、四季様も休まないと………。ほら、もしかしたら新人君も休んでるかもしれないじゃないですか!」
映姫「そんな事あるわけな…………。」
茶屋の前に来ると映姫の目に見知った顔をが見えた。
映姫「尚樹っ!!」
小町「四季様、幻覚でも……って、えぇっ!?まさか適当に言ったのに本当にいるとは。」
映姫は店内に駆け込んでいく。
映姫「尚樹!大丈……………夫?」
小町「四季様~!ってあれ?勇儀さんにパルシィさん?」
勇儀「おー、小町に映姫様じゃねーか。」
小町「いやーよかったですね四季様!
新人君見つかって…………四季様?」
映姫はプルプルと震えている。
「パ、パルスィさん!そろそろ疲れたでしょう?私が膝枕代わりますから退いてもらえますか………?」
パルスィ「いえ、全然大丈夫ですからお構いなく四季様!」
両者火花をちらしてにらみ合っている。
小町「……あらら~、ライバル出現ですかね~?」
勇儀「ハッハッハッ!!こりゃあ面白い!」
一方尚樹…………
う、うーん、なんか騒がしいな。にしてもこの柔らかいのは?
目を開けると目の前にパルシィの顔があった。
パルスィ「あ、起きた。大丈夫?」
ん?じゃあこの柔らかいのは……パルシィさんの膝枕!?
映姫「パルスィさん!いつまでそうしてるつもりですか!?尚樹も起きたなら帰りますよ!!」
尚樹「え、映姫様!?小町さんも!?」
映姫「全くあなたという人は、こんな所で何してるんですか!貴方は少し説教しないといけませんね!」
尚樹「わぁ、すいませんでした!!」
勇儀「なんだ?もう帰るのか!もう少しゆっくりしてけよ!」
映姫「そうしたいのですが、明日も仕事なので今日は失礼します。何よりここは尚樹に悪い影響を与える輩がいますので!」
映姫はパルスィと睨み合う。
パルスィ「尚樹、この人の所が嫌になったら私の家に泊めてあげるわ。いつでもいらっしゃい。」
ニコッと尚樹に笑顔向ける。
パルスィ「四季様、私負けませんから!」
と怖い笑顔で話しかける。
……負けませんから?何かこの二人勝負でもしてるのか?
映姫「尚樹っ!行きますよ!」
尚樹「あ、ちょ、ちょっと映姫様!?引っ張らないで!」
ポロッと尚樹のポケットから何かが落ちる。
映姫「何ですかこれ?新聞?」
尚樹「あ!それは!」
その瞬間映姫の顔は真っ赤になり倒れてしまった。
小町「あ~この事四季様に聞きたかったのに。」
パルスィ「何これ!四季様……尚樹とこんなことしてるなんて妬ましい限りだわ!」
尚樹は大きなため息をついた。
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