今回で14話目!
どんどんアップして行きたいと思ってます。
今回は鬼道流について書いていこうと思ってます。
ぐだぐだかもしれませんが、
今回も見ていって頂けると嬉しいです(^^)
夜が明けて朝を迎えた。
尚樹は朝日と共に目を覚ましたが何とも眠そうである。
なぜなら昨日の深夜まで説教をされていたからである。
尚樹は目を覚ますために洗面所へ向かう。
冷水で顔を洗うとぼけていた頭がスッとする。
尚樹「よし!」
一声喝を入れると台所へ向かう。
皆より早く起きて朝食を作ろうと思ったのだが、既に人影があった。
妖夢「あ、尚樹さんおはようございます!」
尚樹「おはようございます、妖夢さん。ずいぶんと早いですね。」
妖夢「あはは、この時間から支度しとかないと幽々子様だと足りないですから……。」
妖夢は苦笑いで返してくる。
まぁ昨日の幽々子の食べっぷりを見たら納得だ。
尚樹「そういう事ならでは俺も手伝いますよ!」
妖夢「え?尚樹さんお料理出来たんですか!?」
尚樹「あはは、一応できますよ。昨日二人が凄い勢いで作ってたから出る幕なくなっちゃたんですが。」
二人は顔を見合わせると笑い出した。
妖夢「あはは!それはごめんなさい!じゃあ手伝ってもらいましょう。」
尚樹「わかりました!」
トントンと妖夢がキュウリをきざんでいく。
妖夢「ところで尚樹さん?」
尚樹は味噌汁を作っている手を止めた
尚樹「なんでしょう?」
妖夢「尚樹さんの剣術はどんな流派なんです?」
尚樹「あぁ、鬼道流剣術です。家の実家が道場やってて。まぁざっくり言うと妖刀の力を使って身体強化して戦います。」
妖夢は少し考えるようにキュウリを切る手を止める
『鬼道流?どこで聞いた気が………』
尚樹「……妖夢さん?」
突然手が止まった妖夢を気にかけて尚樹が話しかける
妖夢「………え?え、あぁはい!大丈夫ですよ!」
慌てて妖夢は作業を再開する
妖夢「そうですか、妖刀を使う剣術ですか……。それなら昨日の動きも納得ですね!」
尚樹「妖夢さんだって相当ですよね。全然隙が無いんですもの。」
妖夢「私はまだまだ未熟です、尚樹さんも同じ剣士ならわかるでしょう。」
そう剣士にとって完全は無い。
完全と思ったら最後、その人の剣士としての才能はそれ以上伸びないからだ。
尚樹「そうですね……俺らに完璧なんて存在しない。」
もし、その完璧が存在するならそれは神か化け物か何かだろう………。
そうして朝食の準備は着々と進められていった。
その間、妖夢はやはり何か考えているようだったが首を突っ込むのも野暮だろうと思いやめておいた。
尚樹「よーし!出来ましたね。」
妖夢「はい!じゃあ私は幽々子様を起こしてきますね。」
なら俺は映姫様を起こし…………ん?
映姫様がまだ起きてない?
考えると珍しい事だ。時間にして7時、普段の映姫様の行動からして無かった。
尚樹「まぁ、昨日あんな感じだったからなんかあったんだろう。」
とりあえず映姫を起こそう。
その頃件の映姫は………
『昨日の事を思い出したら、全然眠れなかった……。』
布団に包まって悶々としていた。
尚樹の目の前で泣き顔を見せ、今考えればとんでもない質問をぶつけたりした。
恥ずかしいという気持ちは昨日のうちに吹っ切れたのであまりないが、なんというか、どう接すればいいのか………。
しばらく気持ちの整理したいからもう少し部屋に……
尚樹「映姫様~!」
ガラッ
映姫「……………………。」
ばっちりと目が合う。
映姫「……え、え?ちょ、え?」
尚樹「何してるんですか映姫様?ぼーっとしちゃって、なんか俺の顔に付いてます?」
不思議そうにこちらを尚樹が見つめる。
映姫「……尚樹?あなた何とも思わないの?」
昨日あんな事があったのに?
尚樹「はい?何ともって……なにがです?」
………なんだろう、こんなに悩んでいた私がバカみたいだ。
尚樹「何でもいいですけど、ご飯出来たから食べちゃってくださいね~。」
尚樹は部屋を立ち去ろうとする。
映姫「……待ちなさい、尚樹。」
尚樹「何です………………か……」
尚樹は振り返ると同時に顔を真っ青にする。
なんだろう、もの凄く腹が立ってきた。
こっちはこんなにモヤモヤさせられたのに向こうはあんなにあっさりと………
恐怖を感じ取ったのか尚樹は後ずさりしていく。
映姫「………尚樹、やはりもう一度説教しなければなりませんね。いや、説教してもだめですね。説教しても駄目なら体に直接教えなければいけませんねぇ……。」
尚樹「え、え?ちょっと映姫様?何でスペルカード構えてるんですか!?待って!ちょっと待って!!」
映姫「うるさいですっ!大人しく裁かれなさい!!」
尚樹side……
え?ちょっと、え?
なぜか映姫様からとてつもない殺気が放たれてるんですけど。
なんで?
映姫「………尚樹、やはりあなたはもう一度説教しなければなりませんね。いや、説教してもだめですね。説教しても駄目なら体に直接教えなければいけませんねぇ……。」
身の危険を感じ尚樹は後ずさりする。
尚樹「え、え?ちょっと映姫様?なんでスペルカード構えてるんですか!?待って!ちょっと待って!!」
映姫「うるさいですっ!大人しく裁かれなさい!!」
駄目だ!逃げよう!
尚樹はその場から一気に駆け出し外に出る。
映姫「待ちなさい!尚樹!!」
その頃幽々子…………
幽々子「ふわぁぁ~。妖夢ったら先に行ってて下さいってなによも~。…………あれ?」
そこには朝ごはんが並んでいる。
幽々子「ん~?尚樹君達もう起きてるって妖夢は言ってたけど………おかしいわねぇ~?なんか外が騒がしいけど、まぁいっか!先に食べちゃお!妖夢のおかずは私のものっ!」
戻って尚樹side
全力疾走で逃げる尚樹
映姫「諦めてお仕置きを受けなさい!」
尚樹「だが、断る!!」
映姫「どこかのネタはいいですから止まりなさい!」
律儀に突っ込んでくれる映姫、しかし弾幕はおさまらない。
尚樹「くっそ!」
逃げ切れないのには問題が一つ。
尚樹「鬼道丸部屋に置きっぱなしにしちまった!!」
そう、鬼道丸の身体強化の力があればまだ振り切れたかも知れないが、こんなことなるなんて誰が予想しただろうか………。
映姫「さあ!観念なさい!!」
ドーンドーンと弾幕が尚樹の背後に落ちてくる。
能力全開の映姫と只今無能力の尚樹
着実に距離を詰められていく。
とそこでついに尚樹に弾幕が被弾、尚樹は体勢が崩れ転倒する…………
尚樹「う、うおおぁぁぁぁ!!」
映姫「え、ちょ!ちょっと!!」
尚樹を捕まえようとした映姫を巻き込んで。
尚樹「痛っててて……うおっ!」
映姫「痛たたた……ふぇ!?」
顔を見上げるとお互いの顔が目の前にある。
お互い抱き合うように倒れ込んだのだ。
映姫「な、尚樹………。」
尚樹「映……姫様……。」
二人の顔が赤くなる。
今この状況で誰かに見られれば絶対勘違いされるだろう。
早く起きないと、二人はそう思っているのだがなかなか動く事が出来ない。
しかし頭で考えるのとは裏腹にお互い無意識のうちに手を繋いでいく。
だんだんお互いの距離が縮んでいく。
尚樹、映姫『『誰か止めてくれ(下さい)ーー!!』』
頭で分かっていても止める事が出来ない状況に二人は内心で助けを求めていた。
ガラッ
幽々子「皆~ご飯食べないの~?」
あ…………………。
その場に何とも言えない空気が流れる。
この空間だけ時間が止まった。
幽々子は気まずそうに目を逸らしながら
「………失礼しました~」と戸を閉めた。
尚樹「ちょっと待って!!幽々子さん!?勘違いです!!」
映姫「そうです!!これは理由がありまして!!」
二人はその後なんとか幽々子に理由を説明し誤解を解いた。
その頃妖夢………
朝食を作っているときに気になって仕方なかった事があり白玉楼の蔵にやって来ていた。
ここには白玉楼の資料等が納められているからだ。
妖夢「鬼道流………聞いた事があるんですが………。」
恐らく私がまだ小さい頃、今はどこにいるか分からない師匠………先代の魂魄妖忌から聞いたはずなのだが……
妖夢「このあたりに…………あった!」
妖夢は埃のかぶったいくつかの巻物を見つける。
妖夢は巻物を広げ、鬼道流についての内容を探していく。
そして、
妖夢「………これは!?まさか!」
記されていた内容に驚愕の表情を浮かべた……。
幽々子「二人とも朝から激しかったわね~。」
弁解を済ませ朝食を食べようとしたが、幽々子にからかわれる原因をまた一つ作ってしまった………
尚樹「幽々子さん、もう勘弁してください………。」
映姫は真っ赤になった顔を隠すようにご飯を食べている。
幽々子「分かったわよ~。それにしても妖夢ったら遅いわねぇ~?このままだと妖夢のご飯も全部食べちゃいそう……。」
ちゃんと残してあげましょうよ…………
尚樹「そういえば妖夢さんはどうしたんですか?」
幽々子「ん~?よくわかんないけど、何か気になることがあるから先に行ってて下さいって言われてねぇ~。
にしても遅すぎるわねぇ~。」
妖夢「皆さんお待たせしました。」
するとちょうど妖夢が帰ってきた。
尚樹「妖夢さん、遅かったですね?どうしたんですか?」
妖夢「少し調べ物をしていて、尚樹さん食べ終わったら見せたいものがあるのですがいいですか?」
見せたいもの?
尚樹「わかりました。じゃあ妖夢さんも食べましょう。」
妖夢「そうします。じゃあ頂きま~す。………あれ?」
見ると妖夢のお皿にはほとんどおかずがのっていない。
妖夢「……………………。」
妖夢から表情が消える。
そして、明後日の方向を向いて下手な口笛を吹いている幽々子はダラダラと汗を流していた。
幽々子「さ、さぁて今日もお仕事しなきゃね~!」
その場からそそくさと立ち去ろうとする幽々子。
妖夢「…………どこに行くんですか、幽々子様?」
幽々子「ひぃっ!!」
妖夢は眼光だけで人を殺せるのではというぐらいの勢いで幽々子を捉える。
まるでヘビに睨まれたカエルのようだ。
妖夢「ゆ~ゆ~こ~さ~ま~?」
幽々子「すいませんでした~!!」
幽々子はその場で土下座する。
妖夢「今日は晩御飯抜きですっ!!」
幽々子「いやあぁぁぁぁ~~~!!」
幽々子にとってご飯抜きはとても辛い罰だろう。
やらなければいいのに………。
とりあえず、食べ物の恨みは怖いって事だ。
そして朝食も終わり、妖夢に連れられて、白玉楼の蔵にやって来ていた。
妖夢「尚樹さん……あなた朝、鬼道流って言いましたよね。」
尚樹「え?あ、はい言いましたね。」
妖夢「これを見てください。」
妖夢に巻物を見せられる。
尚樹「これは?」
妖夢「これは魂魄家に伝わる巻物なのですが、先ほど鬼道流と聞いて何か引っかかる事がありまして調べてみたら…………」
妖夢は巻物を広げ、ある場所を指す。
妖夢「ここです。」
尚樹「……………えっ!?」
尚樹は驚きのあまり声を上げた。
巻物にはこう記されていた。
鬼道流……………平安中期、鬼の脅威に対抗すべく編み出された流派。創設者鬼道輝政。
・鬼道家は鬼の血が混ざるとされており意味嫌われている家系である。
・その為妖力に耐える事が出来た。この妖力に耐えうる力に気付いた輝政は妖刀の力を使い、鬼を討伐するために鬼道流を創設するに至った。
・魂魄家もその時鬼の脅威には恐怖を感じていた為この鬼道流の指導を助力する事にした。
・輝政は朝廷から鬼の討伐を任され、各地の鬼を討伐していった。
・しかし、一体の鬼により鬼道家に甚大な被害を出した。鬼の大将とも言える酒呑童子。
・酒呑童子は各地の妖怪を統一し、村に降り人を特に鬼道家に関係するを殺して回った。
・この事態に輝政は『当主の責任』と、単身酒呑童子と四天王とされている鬼の討伐に向かう。
・幕府は単身で酒呑童子の討伐に向かった輝政の救出のために源頼光を送る。
・帰還した頼光によれば輝政は酒呑童子と共に死亡したと伝えられ、輝政の刀を持ち帰り、鬼道家に返還したという。
・鬼道家は当主を失ったことにより地方に引っ越し隠居するとのことだ。
記載者 魂魄妖忌
これは、一体………………
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