東方閻鬼録   作:狛犬太郎

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 こんにちは!狛犬太郎です!

 なんだかんだで十六話。

 そしてUAが1500を突破。

 読者の皆様、本当にありがとうございますm(_ _)m

 では今回も「東方閻鬼録」見て頂ければ嬉しいです(^^)


敵襲

 昼食をとり、尚樹は妖夢と稽古をしていた。

 

 尚樹「せりゃあぁっ!!」

 

 妖夢「尚樹さん!腰から下、がら空きです!私の剣に気を取られてばかりではだめです!」

 

 妖夢から激が飛ぶ。

 

 尚樹「はい!!」

 

 一旦距離をとり再度突撃

 

 つばぜり合いになる。

 

 と次の瞬間、妖夢が白楼剣を空中に放る

 

 尚樹は突然の事態に理解が追いつかない。

 

 !?何のために白楼剣を………

 

 視界が高速でブレる。

 

 

妖夢は空いた手で尚樹をぶん投げたのだ。

 

 尚樹「うわぁぁぁ!!」

 

 尚樹はなんと受け身を取り態勢を立て直す。

 

 しかしその時には既に遅かった。

 

 白楼剣をキャッチした妖夢がその勢いで突撃し連撃を繰り出す。

 

 なんとか尚樹もガードする。

 

 だが、態勢の悪い尚樹はその手数をガードしきれずついに………

 

 キィンッ!

 

 妖夢「……これまでです。」

 

 鬼道丸を弾き飛ばされ、楼観剣を目の前に向けられる。

 

 尚樹「…………参りました。」

 

 これまで10戦2勝7敗1引き分けという結果。

 

 なかなか勝てない。

 

 尚樹「まさか体術まで使ってくるとは思いませんでしたよ。そんなのをどこで?」

 

 妖夢「紅魔館の美鈴さんに教えてもらいました。」

 

 紅魔館、レミリアさんの所か。

 

 妖夢はふぅ、と息をつく

 

 妖夢「にしても、尚樹さんは態勢を崩されてからのラッシュに弱いようですね。」

 

 尚樹は弾き飛ばされた鬼道丸を拾い、納刀し、大きく肩を落とした。

 

 尚樹「………はぁ、何か対抗策とかありますかね?」

 

 妖夢「ふむ、根本的にはまず態勢を崩されない事が良いのですが、それでも崩れる事はあります。」

 

 痛い所を突かれる。ぶん投げられるということはそれだけ尚樹に隙があると言うことだ。

 

 妖夢「では尚樹さん、もし今が逆の立場と言うことをイメージしてください。尚樹さんは私の態勢を崩すことに成功し、そこからどうしますか?」

 

 尚樹「そりゃ、好機と一気にトドメをさしに行きますね。」

 

 しかし妖夢にそこで止められる。

 

 妖夢「はい尚樹さん、そこでストップです。」

 

 尚樹「えぇ!?どうしてです?」

 

 妖夢「確かにその場面尚樹さんにとって絶好のチャンスですね。しかしそのチャンスはある意味絶対的なピンチにもなりえるんです。」

 

 どういうことだ?

 

 妖夢「尚樹さん、トドメをさしに行くというのは多少なりとも『勝った』という気がすることありますか?」

 

 尚樹「まぁ、少しは………」

 

 妖夢「その考えをまず捨てて下さい。それが私との勝負の敗因です。いいですか?勝負とは少しでも気を緩めた者が負けます。特にラストアタックの時は一番やってはいけません。」

 

 あぁ、なるほど………。

 

 妖夢「ここまで言えば分かりますよね?」

 

 尚樹「はい、トドメをさす時に気が緩むとその気の緩みを逆手に取られ、カウンターをくらう……と言うことですね。」

 

 妖夢「そういう事です。ですがこの方法を使えば逆のことも考えられます。もしトドメの一撃を食らいそうになっても相手に隙があるならその瞬間反撃に出ることもできるんです。」

 

 分かりましたね、と妖夢に釘を刺された。

 

 妖夢「じゃあ今日はこの辺で終わりましょうか。」

 

 確かに日も暮れ始めている。

 

 尚樹「はい!ありがとうございました!」

 

 映姫「ご飯もうすぐ出来ますからそろそろ来て下さ~い!」

 

 尚樹「今行きまーす!!」

 

 妖夢「じゃあ、尚樹さんは先にお風呂入っちゃって下さい。私は少し庭の手入れをしてくるので。」

 

 ああ、そっか。妖夢さんは庭師だったんだっけ。なんか庭を荒らして悪い気がするな。

 

 しかしお言葉に甘えて先に入らさせてもらおう。

 

 尚樹「わかりました。すぐ出ますからちょっと待ってて下さいね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして風呂から上がると映姫と玄関でばったりとあった。

 

 尚樹「あれ?映姫様?どうしたんですかこんな時間に外なんか出て。」

 

 映姫「あぁ、今、是非曲直庁から連絡がありまして、私ともう一人是非曲直庁には閻魔がいるのは知ってますよね?」

 

 あぁ、あの鬼灯様が補佐官をしてるという方か。

 

 尚樹「はい。その大王様がどうかしたのですか?」

 

 なんだか映姫が気まずそうに見える。、

 

 映姫「……えぇ、何でも鬼灯さんのお仕置きをされそうになって逃げようとした際にぎっくり腰になったらしいのです。」

 

 これには尚樹も言葉を失う。

 

 なんというかドンマイ大王様……。

 

 映姫「こうなると私が代わりに出勤しないといけないので尚樹には申し訳ないのですが夕飯を食べたら帰らないとまずいんですよね。」

 

 そういう事なら仕方がない。

 

 尚樹「わかりました。ここまでの道は覚えましたし、また今度来て妖夢さんに稽古お願いします。」

 

 とりあえず夕飯を食べよう。

 

 妖夢「それは大変ですね。 もっと居て欲しかったですけど、お仕事があるなら止める訳にもいきませんからね。」

 

 尚樹「妖夢さん、また今度来るのでその時はまた稽古してもらっても?」

 

 妖夢「もちろんです!いつでも来て下さいね。」

 

 尚樹「今度は侵入者と間違えないで下さいよ?」

 

 妖夢「それはどうですかね~?尚樹さんは危ない人に見えるから斬りかかるかもしれないですね~?」

 

 尚樹「え~!それはひどいですよ~!」

 

 白玉楼の食卓に笑い声があがった。

 

 

 

 

 楽しかった夕食も終わり帰ろうとする

 

 尚樹「じゃあお世話になりました。幽々子さん、妖夢さん!」

 

 映姫「また休みになったら遊びきますね。」

 

 幽々子「えぇ~、いつでも遊びに来てね~!」

 

 妖夢「では、下までお送りしますよ!」

 

 尚樹「大丈夫ですよ。だってこの階段一万段あるんでしょう?大変ですからここでいいですよ。」

 

 妖夢「わかりました。じゃあ、お気をつけて!」

 

 尚樹達は白玉楼を後にした。

 

 しかし影で動くものには気付かなかった………。

 

 

 

 階段を下るのに急いでも30分かかった。

 

 尚樹「うはー疲れた~!」

 

 映姫「全くだらしないですね!それでも剣士ですか?」

 

 尚樹「映姫様だって途中で疲れて飛んでたじゃないですか~。」

 

 映姫「尚樹、なんだかあなた、来た頃より柔軟になりましたね~。」

 

 尚樹「そうですか?」

 

 映姫「そうですよ!来た頃は私に反論なんてしませんでしたから。もういかにも堅物って感じでしたからね~。」

 

 それは聞き捨てならない。

 

 尚樹「ムッ、映姫様は俺からしたら今でも堅物ですよ~。」

 

 すると素早い動きで映姫にがっしりと腕を捕まれた。

 

 何っ!?反応出来なかっただと!

 

 映姫「何ですって~!!」

 

 逃げようと考えていたがまさか捕まるとは思わなかった。

 

 映姫「あぁそうでした。尚樹、あなたにはまだ昨日のお仕置きをしてなかったですねぇ~?どうしてあげようかしら?」

 

 ヤバい、目が据わってるよ!

 

 尚樹「すいませんすいませんすいません!反省してますっ!!だからスペルカードちらつかせないで下さい!!」

 

 映姫「え~?本当に反省しているんですか~?」

 

 尚樹「じゃあ俺はどうすれば良いんですかね!?」

 

 映姫はイタズラを考えた子供のような笑みを浮かべるとそうねぇ~とわざとらしく言う。

 

 映姫「じゃあ、私の言うことを何でも3つまで聞いて下さい!」

 

 尚樹「えぇ~!!何でもって言ったって俺に出来ることには限りありますよ!」

 

 映姫「そんな無茶難題言いませんよ、それとも直接吹っ飛ばされる方がいいですか?」

 

 再び映姫はスペルカードをちらつかせる。

 

 尚樹「分かりました!分かりましたから!スペルカードしまってください!」

 

 映姫「良い判断です。じゃあ早速1つ目のお願いです。」

 

 尚樹「……なんですか?」

 

 映姫「……おんぶしてください。」

 

 え?

 

 尚樹「それでいいんですか?本当に?3日以内に今週の仕事全て終わらせろとか、そう言ったことじゃなくて?」

 

 映姫「尚樹がそう言うならそうさせてあげますけど?」

 

 尚樹「滅相もありません。」

 

 全力でお断りさせて頂く。

 

 まぁ映姫様も疲れてるからおんぶしてくれってことだろう。それぐらいお安い御用だ。

 

 えいっ!と映姫が飛び乗って、背中に軽く重さがかかる。

 

 尚樹「んじゃ、行きますよ~。」

 

 映姫「んふふ~」

 

 なんだろう?機嫌が悪くなったり良くなったりやっぱり女の子ってのはよく分からんな……。

 

 

 

 

しばらく歩いていると後ろから尚樹達を呼ぶ声がした。

 

 妖夢「おーい!四季様-!」

 

 映姫「妖夢さんじゃないですか?どうしたんでしょう?」

 

 妖夢「鬼道さーん、忘れ物ですよ~!!」

 

 妖夢が駆け寄ってくる。

 

 尚樹「………映姫様、このお願い無かった事にして良いのでおろしていいですか?」

 

 映姫「あ、こんな恰好みせたら恥ずかしいですもんね。」

 

 尚樹「……いえ、そうではなくて。」

 

 ………………。

 

 妖夢「やっと追いつきましたよ~!!」

 

 映姫「妖夢さん、わざわざすいません!」

 

 妖夢「良いんですよ、これぐらい。」

 

 妖夢「はい、四季様忘れ物です。」

 

 尚樹「映姫様下がって!!」

 

 妖夢は映姫の腹めがけて鋭く突き刺そうとする。

 

 ガキンッ!!

 

 妖夢の手には短刀が握られていた。

 

 間一髪尚樹が映姫を引き寄せ、鬼道丸でガードした。

 

 ?「あちゃ~、気づかれてたか。結構それっぽくしてたんだけどな~!」

 

 突然妖夢の声が変わった。

 

 ?「やっぱり二度目だし、なんとなく気づいたかな?」

 

 尚樹「あぁ、それもあった。まずお前を見た瞬間ヤバい感じがしてな。で、確証を持ったのはお前が俺を呼んだ時だ。妖夢さんは、俺のことを鬼道さんとは呼ばない。それだけだ。」

 

 ?「あ~、そこの閻魔様は騙せてたのになぁ~。」

 

 こいつが…………

 

 尚樹「お前が外の世界で俺を殺そうとした奴だな?」

 

 ?「あぁそうだ!」

 

 そう言うと妖夢さんの姿に化けていたやつは姿を現した。

 

 蜻蛉「俺の名は蜻蛉(かげろう)。能力は姿を変える程度の能力だ!」

 

 

 蜻蛉は背中に背負っていた二本の刀を引き抜く。

 

 蜻蛉「今度は確実に殺してやる!鬼道の生き残り!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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