今回17話目になります。
そして皆様に謝罪しなければならないことがあります。
旧都編でのパルスィが
パルスィではなくパルシィになっていました。
既に直しましたが教えてくださった方ありがとうございます!m(_ _)m
他にも間違いやおかしい点がありましたら教えてくれるとありがたいです。
では、今回も見ていって頂ければ嬉しいです(^^)
クソッ!なんて妖気だ!
しかし俺もここで死ぬ訳にはいかないっ!!
尚樹は妖力を全身に送る。
映姫「やめなさい尚樹!逃げますよ!」
蜻蛉「逃がすわけねぇだろっ!!」
蜻蛉が一気に突っ込んで来る。
尚樹も逃げるなんてことは頭の選択肢にない。
激しい斬撃戦が開始された。
一進一退の攻防戦、映姫はこの戦闘に手が出せない。
弾幕を撃てば尚樹まで巻き込んでしまう。
映姫「くっ!尚樹………。」
尚樹「おおおぉぉぉっ!!」
ガキンッ!尚樹の上段からの斬撃は防がれてしまう。
蜻蛉「ふぅん?前やった時よりはまだやるようになったな!」
尚樹「ごちゃごちゃうるせぇ!!お前らの目的はなんだ!?俺を殺すことかっ!?」
お互い一旦距離をとる。
蜻蛉「あぁん?お前を殺す?あぁ殺すさ。俺らの主を殺した復讐としてな。だけどそれはあくまで通過点だ。本当の目的は別物だ。」
尚樹「じゃあその目的はなんだ!?」
蜻蛉「バカか?教える分けねぇだろ。」
蜻蛉は呆れたように尚樹を見る。
蜻蛉「まぁ、そんなに知りたきゃ……俺を倒すことだな!!」
一方白玉楼…………
幽々子「あ~二人が帰ったらなんかここも静かになるわねぇ~。………妖夢?どうしたの?」
妖夢は玄関に上がりもせず、外を眺めている。
妖夢「幽々子様、なんだか嫌な予感がするのです。」
幽々子「………どうして?」
妖夢「……わかりません、ですけどなんだか胸騒ぎがするんです。」
妖夢は不安げな表情になる。
幽々子「…………わかったわ、行ってあげなさい。ただし、遅くならないでよ~?」
幽々子はやんわりと答える。
妖夢「はいっ!それでは!!」
妖夢はそれを聞くなり階段を一気に下って行った。
妖夢がいなくなり幽々子は一人ポツリと呟いた。
幽々子「………さて、尚樹君。あなたは同じ過ちを繰り返すかそれとも………。」
蜻蛉「前よりはやるじゃねぇか!もっと俺を楽しませてくれよっ!!」
蜻蛉は二本の刀をハサミのようにクロスさせ、尚樹の首めがけて突きつける。
カウンターで返すっ!
尚樹「鬼道流ニノ型……鬼斬波っ!!」
蜻蛉「くっ!」
斬撃とともに衝撃波をだす鬼斬波、蜻蛉はとっさに攻撃から防御に切り替える。
ここだっ!
好機とみた尚樹は一気に仕掛ける。
尚樹「鬼道流三ノ型……鬼神乱舞っ!!」
尚樹は今ある鬼道流最高連撃数を誇る鬼神乱舞を繰り出す。
尚樹「うおおぉぉぉっ!!!」
高速で繰り出される斬撃にさすがの蜻蛉も防ぐしかない。
そして…………
尚樹「せりゃあっ!!」
バキンッ!と音を立て蜻蛉の刀の一本がへし折れた。
尚樹はそのままの勢いで蜻蛉に斬りかかる。
きまったかっ!?
蜻蛉「うぐっ!」
とっさに蜻蛉は回避行動をとった。
そのため尚樹のトドメの一撃は失敗に終わる。
しかし、蜻蛉に肩口から胸のあたりまで斬りつけることが出来た。
今度こそトドメをっ!
とそこで、蜻蛉が突然笑い出した。
尚樹も驚いて動きを止める。
蜻蛉「ハッハハハハハ!!こりゃいい。俺に一発当ててくるとは腕をあげたな!なら本気でやってやろう。」
蜻蛉は折れた刀を投げ捨て、もう片方の刀を構える。
蜻蛉「さぁ来い!鬼道!!」
ダッ!と尚樹は蜻蛉に向かって突撃する。
刀を振りかぶり蜻蛉を斬り………
とその瞬間蜻蛉の姿が映姫に変わる。
尚樹「っ!?」
尚樹はとっさに攻撃を止めてしまう。
しまった!こいつの能力を忘れていた!
蜻蛉「バカがっ!」
蜻蛉は尚樹の攻撃を弾き返す。
こうなると尚樹の正面はがら空きだ。
蜻蛉は刀を戻すと尚樹の腹に突き刺した。
映姫は蜻蛉が刀を投げ捨てた辺りから危険を感じていた。
いや、危険は最初から感じていた。
本当に尚樹が死んでしまう。
この時に映姫はそう思った。
その矢先、映姫はその光景を目の当たりにする。
尚樹の腹に突き刺さる刀………
嘘、嘘だ、そんなっ!
映姫「尚樹ぃぃぃっ!!!!!」
彼女の悲鳴が辺りに響いた。
蜻蛉は尚樹から刀を引き抜くと力無く倒れている尚樹を石ころに尚樹を蹴る。
尚樹から大量の血が辺りに広がる。
尚樹の元に映姫が駆け寄る。
映姫「尚樹っ!目を開けてっ!尚樹っ!!」
映姫の目は涙で溢れている。
蜻蛉は二人に歩み寄る。
蜻蛉「一人でいるのは悲しいだろう?一緒に死なせてやろう。」
映姫は尚樹が倒れたショックで回りが見えてない。
蜻蛉は刀を振り上げる。
尚樹「死ぬのはおまえだ、バーカ。」
突然尚樹が起き上がり、蜻蛉の腹に鬼道丸を突き刺した。
蜻蛉は驚きを隠せない。
映姫も同じような感じだ。
蜻蛉「お前っ!?どこにそんな力が!?」
尚樹「約束したんでね。必ず守るって。」
映姫「……尚樹。」
映姫は宴会の帰りの事を思い出した。
尚樹『映姫様、俺もっと強くなります。そして必ず映姫様を守ってみせます!』
あの時の事…………
尚樹「最後の最後で油断したな!蜻蛉!!」
蜻蛉「くっそがああぁぁぁ!!」
そして尚樹は一つの技を思い出す。
尚樹「鬼道流……四ノ…型………爆雷妖波っ!!」
爆雷妖波は刀を相手に刺した状態でしか発動出来ない。自分の妖力を相手に送り込み内部から相手を破壊していく技だからだ。
突然蜻蛉の体が不自然に膨らむ。
蜻蛉「貴様っ!俺の体に何をしたぁ!?」
尚樹「……うるせぇ。爆ぜろ!」
尚樹は映姫を突き飛ばす。
映姫「尚樹!?」
尚樹の顔は映姫に優しく微笑んでいた。
直後、爆発が起きた。
映姫「尚樹っ!!」
辺りは爆風によって土煙に覆われた。
そんな……………
尚樹が…………
妖夢「ふぅ~、間に合いました!」
映姫「妖夢さん!?」
妖夢「尚樹さんなら大丈夫ですよ、ほら。」
先ほどの爆発が起きた場所を見ると丸い結界の中に尚樹が横たわっていた。
妖夢「妖力切れで気絶してるだけです。ただ、お腹の出血が酷いので早く手当てしてあげないと危ないですが。」
映姫は一目散に尚樹に駆け寄る。
映姫「尚樹、あまり、心配かけさせないで、下さいよ。」
映姫から涙がこぼれ落ちた。
妖夢「さぁ、四季様一旦白玉楼まで尚樹さんを運びましょう。」
本当に良かった………生きててくれて。
一方ある部屋の一室では夜叉が歯噛みしていた。
夜叉「くそっ!蜻蛉がやられるとは。」
一部始終を見ていた夜叉は悔しげに呻く。
夜叉「しかし、蜻蛉のおかげでこちらも準備が整った。これから起こる事に恐怖するがいい鬼道よ!!」
その異変は旧地獄で起こり始めていた。
勇儀「………なぁパルスィ?」
パルスィ「ん?なによ?」
酒を飲んでいた勇儀がその手を止める。
勇儀「なんかよ、最近この辺りに怨霊の数が多くなってないか?」
元々地獄だったここには怨霊がいる。
しかしその怨霊達は封じられているため、ここに出てこれるのもごく一部だ。
パルスィ「そう言われてみればそうだけど、気のせいでしょう?」
勇儀「……そうか。」
二人は再び酒を飲み始めた。
感想、アドバイス等をお待ちしてますm(_ _)m