東方閻鬼録   作:狛犬太郎

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 こんにちは!狛犬太郎です!

 なんやかんやで二十話目となりました!

 異変もそろそろ起こり始める!?

 今回も見ていって頂ければ嬉しいです(^^)

 


平穏な日常

 映姫も落ち着いたようで、いつもの調子を取り戻していた。

 

 永琳「さて、怪我人が大丈夫なら私は帰るわね。」

 

 尚樹「本当にありがとうごさいました。」

 

 永琳「いいのよ。また何かあったら永遠亭まで来なさいな。あ、また斬られたりしてくるならもう少しましに斬られなさいよ?変に斬られると縫うの大変なんだから。」

 

 尚樹は苦笑いで永琳を見送った。

 

 尚樹「皆さんには大変ご迷惑おかけしました。」

 

 幽々子「いいのよ~、じゃあ尚樹君の復活を祝って今日は宴会でも………」

 

 妖夢「そうですね!なら準備しないと。」

 

 映姫「いえ、そのお気持ちはありがたいのですがご遠慮しておきます。」

 

 幽々子「え~、映姫ちゃんどうして~?」

 

 残念そうに幽々子が言う。

 

 映姫も渋い顔をしながら答える。

 

 映姫「正直言いますと、もう片方の閻魔様がぎっくり腰になって私が交代しなければ行けないのを無理して休んでいるから、これ以上休みを伸ばす事はちょっと……ね。」

 

 尚樹「え?じゃあ、今、裁きをやってるのは誰なんですか?」

 

 映姫「……鬼灯さんです。あの人には大変申し訳ない事をしてます。」

 

 鬼灯様すげぇ。本当に何でも出来ちゃうな。

 

 まぁ、失礼だけどぶっちゃけた話あの人ほど閻魔っぽい顔の人はそうはいないだろう。

 

 映姫「ですから、病み上がりで悪いのですが尚樹にもしっかり働いてもらいますよ。」

 

 尚樹「俺の責任ですからね、勿論やりますよ。」

 

 幽々子「うーん、そういう事ならあまり引き留められないわねぇ~。」

 

 妖夢「そうですね、それなら早く行ってあげてください。」

 

 尚樹「はい、幽々子さん、妖夢さん本当にありがとうごさいました!」

 

 妖夢「尚樹さん、前言った事をわすれないで下さいね。私達はあなたの味方ですから。」

 

 妖夢さんには世話になりっぱなしだなぁ……。

 

 尚樹「分かりました。また修行するときはお願いします!」

 

 妖夢「はい、いつでも来て下さい!」

 

 出発を急がせるように風が吹き、冥界の桜が舞う

 

 映姫「じゃあ行きましょう、尚樹!」

 

 そう言うと映姫は飛び立つ。

 

 尚樹「はいっ!映姫様!」

 

 尚樹も鬼道丸を抜き、能力を行使して階段を駆け下りていく。

 

 段々小さくなっていく二人の背中を見送りながら

 幽々子はポツリと呟いた。

 

 幽々子「………成長したわねぇ、あの二人。」

 

 そうですね、と妖夢はうなずく。

 

 幽々子「今までの映姫ちゃんはあんな風に笑ってる姿ほとんど見たことなかった。尚樹君がこっちに来てからずいぶん変わったわ。」

 

 

 幽々子「尚樹君も色々と壁を乗り越えて、始めて会ったときよりも精神的にも肉体的にも成長した。」

 

 妖夢はその言葉に耳をかたむける。

 

 幽々子「あの二人はお互いで支えあいながらどんどん成長していく。いいパートナーね。」

 

 幽々子の言うとおり妖夢も二人はいいパートナーだと思う。

 

 ……正直、そこまでならくっついちゃえばいいのにと思うが、尚樹のニブさに映姫も手を焼いているのだろう。

 

 それなら私は二人の先を見守る事にしよう……。

 

 

 幽々子「じゃあ妖夢、ご飯にしましょう!」

 

 妖夢「えぇっ!幽々子様、さっき朝ごはん食べたじゃないですか!?」

 

 幽々子「なーんか考え事してたらお腹すいちゃった~

妖夢、よろしく~!」

 

 雰囲気に似合わない素早い動きで屋敷の中に帰っていく幽々子。

 

 妖夢「………はぁ~、幽々子様ったら………」

 

 今日も白玉楼はいつも通りだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 それから1週間後………

 

 映姫「……よってあなたは地獄いきましょうですっ!」

 

 亡者「そんなっ!あんまりだぁぁぁ~!!」

 

 尚樹「映姫様これが最後です。」

 

 二人はたまりに溜まった仕事を少しずつ片付けていた。

 

 裁判も終わり普段ならこれで終わりなのだが今回はこれでは終わらない。

 

 尚樹「はぁ~、いくら鬼灯様が手伝ってくれても1週間分の仕事となると骨が折れますね~。」

 

 今尚樹達がやっているのは今日来た亡者の報告書である。

 

 積み上がる報告書の山。

 

 量が量のためなかなか進まない。

 

 映姫「愚痴を言ってる暇があるなら手を動かして下さい尚樹!今日までに終わらせないと、明日の休みはなくなりますよ。」

 

 そう言う映姫も疲れた顔をしている。

 

 しかし、休みが無くなるのは勘弁願いたいので尚樹も作業を再開するが………

 

 小町「四季様四季様~帰りましょ~!………あ。」

 

 と部屋の扉をバーンと開けて小町が入ってきた。

 

 その衝撃で崩れる報告書の山。

 

 尚樹、映姫「…………………………………。」

 

 二人はその場に立ち尽くし、この世の絶望を見たときのような顔をする。

 

 部屋には重々しい空気が流れる。

 

 小町はコソコソと部屋を脱出しようとするがしかし、尚樹と映姫がそれを見逃す訳がない。

 

 尚樹、映姫「こ~ま~ち~(さ~ん)?」

 

 小町「はっ、はいぃぃ!!」

 

 二人の殺気立つオーラに小町は足を止められる。

 

 二人の目が、動けばコロスと言っているようにしか見えない。

 

 映姫「うふふ、小町?思ったんだけど私達、今まで弾幕戦したことなかったわね。私ね今猛烈に小町と弾幕戦やりたくなっちゃったの。」

 

 尚樹「奇遇ですね映姫様、俺も丁度そう思ったところなんですよ。」

 

 小町「はわわ、待って!お願いします!言い分を。」

 

 どうにか逃れようとする小町に二人は

 

 尚樹、映姫「問答無用っ!!」

 

 小町「ふぎゃあーーー!!」

 

 弾幕の嵐をお見舞したのだった。

 

 

 

 

 小町「うぅっ、あたいは一緒に帰ろうと思って来ただけなのに……」

 

 ボロボロになりながら作業の手伝いをさせられる小町

 

 映姫「気持ちは嬉しいですが、やったことは重罪ですからね。しっかりやってもらいますよ。」

 

 小町「うわあああーー!!なんてブラック企業なんだあぁぁ!!」

 

 しかし作業自体は殆ど終わっていたので、30分位で何とか片付ける事が出来たのだった。

 

 

 

そして帰り道………

 

 小町「はあー散々な目にあったわー。」

 

 肩を落として歩く小町

 

 映姫「普段から落ち着きある行動を取っていればこんなことにはなってないでしょう!だいたいあなたは……」

 

 尚樹は、まぁまぁと映姫をなだめる。

 

 尚樹「小町さんも手伝ってくれたんだからそれぐらいにしときましょうよ。」

 

 小町「さすが新人君!わかってる~!」

 

 尚樹「…………映姫様、やっぱりお願いします。」

 

 映姫「任せて下さい。」

 

 小町「ごめんなさい!冗談ですっ!!」

 

 美しいぐらいの素晴らしい謝罪を見せる小町

 

 3人に自然と笑いがこぼれる。

 

 映姫「あはは、全く小町ったら………あれ?」

 

 小町「ん?どうかしました四季様?」

 

 映姫は何かに気が付いたのか歩みを止める。

 

 映姫「なーんか怨霊の数が多い気がするんですが……」

 

 尚樹「怨霊ってあの、たまに見かける幽霊のことですか?」

 

 映姫「まぁそうです。あれと目を合わせないで下さいよ。人間のあなたじゃ取り憑かれますから。」

 

 小町「あーそれなんですけどね、死神の間でも噂になってるんですよ。今年はやたらと怨霊の数が多いって」

 

 尚樹「そうなんですか?」

 

 小町「えぇ。ただ不思議なんですよね~。怨霊対策課の方々がいくら湧きつぶししてもどこからともなく湧いてくるらしいですから。」

 

 映姫「まぁ、彼らも肉眼でやってるのですから大方

気付きにくいところから怨霊が湧いているんでしょう?その辺はそっちの部署に任せるしかないですね。」

 

 最近ここに来たばかりの尚樹には比較の出来ない事なのでわからない。

 

 小町「まぁどうせ大したことないですから早く帰りましょう!」

 

 映姫「そうね、行きますよ尚樹。」 

 

 まぁ元々ここに住んでる二人がそう言うなら本当に大したこと無いのだろう。

 

 明日から休みだ。久しぶりに幻想郷にでもいこうかな。

 

 尚樹は二人の後を追って歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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