東方閻鬼録   作:狛犬太郎

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 こんにちは!狛犬太郎です!

 今回で二十三話目となりました!

 紅魔館生活初日、尚樹はどうなる!?

 今回も見て頂けると嬉しいです(^^)

 


紅魔館でのアルバイト

 紅魔館でのアルバイトが決まると準備のため一旦家に戻り、再び紅魔館へと帰ってきていた。

 

 咲夜「では、ここでの仕事内容を説明するのですがその前に四季様。」

 

 映姫「なんですか?」

 

 咲夜「お嬢様からその服では汚れたら大変だろうということで代わりの服を用意しました。こちらをお使い下さい。」

 

 そう言って咲夜は映姫に服を手渡した。

 

 映姫「まぁ確かにこの服を汚すわけにもいきませんからお言葉に甘えて貸して貰います。」

 

 咲夜「では、お着替えにはこちらの部屋をお使い下さい。」

 

 映姫が着替えを持って部屋に入ると尚樹は咲夜に質問する。

 

 尚樹「あれ?咲夜さん、俺は着替えなくてもいいんですか?」

 

 咲夜「紅魔館には男性がいないので男性用の服が無いんですよ。どうしてもと言うなら今すぐ妖精メイドに作らせますが?」

 

 あぁ、なるほど納得。

 

 尚樹「いえ、そこまでして貰うのも悪いですから。むしろ普段着の方が動きやすくていいので。」

 

 咲夜「何かあったら言って下さいね。お嬢様の命令とはいえ、かなり強引に連れて来てしまったので正直、申し訳ないと………。」

 

 尚樹「いいんですよ。もう過ぎたことですから。」

 

 すると勢いよく扉が開かれる。

 

 映姫「咲夜さん!なんですかこの服は!!」

 

 そこにはフリル満載のメイド服姿の映姫が立っていた

 

 咲夜「あら、よくお似合いですよ。」

 

 映姫「こんな恥ずかしい服着れません!!」

 

 映姫が顔を真っ赤にして訴える。

 

 咲夜「四季様、そういえばもう一つお嬢様から伝言があります。」 

 

 映姫「なんですか!!」

 

 咲夜「その服を着なければここでは働かせないと」

 

 映姫「あんのクソ吸血鬼がぁーー!!」

 

 映姫(メイドver)が憤慨する。

 

 まぁまぁと尚樹がなだめる。

 

 尚樹「大丈夫です映姫様、よく似合ってますよ。」

 

 映姫「…………本当ですか?」

 

 尚樹「本当ですよ。」

 

 顔を真っ赤にしたまま映姫は黙り込んでしまった。

 

 咲夜「……あなた罪な人よね。きっと死んだら相当辛い地獄に落とされるじゃないかしら?」

 

 尚樹「なんでです?」

 

 不思議そうな顔をする尚樹。

 

 咲夜「無自覚!?……まぁいいでしょう。じゃ仕事の方を説明していきますね。」

 

 ますますわからないがまぁいいか。

 

 仕事内容の大体は紅魔館の住人に食事をつくる、部屋の掃除、庭の手入れ、住人達の要望を聞く、門番の確認、侵入者の排除等々膨大な量の仕事。

 

 二人がかりでやっても辛そうな内容だ。

 

 聞けば妖精メイドもある程度は仕事してくれるようだが、ある程度なのであまりあてにしない方が良いとよことだった。

 

 てことは咲夜さんはこの膨大な量の仕事をほぼ一人でやっていたってことかよ!

 

 凄いなあの人…………

 

 そこで一つ疑問がわく。

 

 この多忙なスケジュールでいつ寝ているのだろう?

 

 本人に聞いたところ、時間が空いたら寝ているらしい。

 

 咲夜「そして、最後に1つ。これが一番重要な仕事です。」

 

 咲夜の顔が今までで、一番真剣になる。

 

 尚樹「な、なんでしょう?」

 

 ゴクリと唾を飲み込む。

 

 咲夜「レミリアお嬢様には妹のフランドール様がいらっしゃるのですが、くれぐれも刺激しないようにしてください。」

 

 尚樹「妹さん?勿論しませんけど……」

 

 咲夜「ともかくお願いします。もしそうなった場合恐らく殺されてしまいますから。」

 

 とんでもない妹様だな、とりあえず細心の注意をしとこう。

 

 夜叉を倒す前にしかも何の関係もないところで死ぬのは御免だ。

 

 咲夜「では、四季様は部屋の掃除をお願いします。

半分以上は私が先程終えているので残りをよろしくお願いします。」

 

 映姫「分かりました。」

 

 咲夜「で、鬼道さんは門番の確認とここに住んでいる方々の紹介をします。」

 

 尚樹「了解です。」

 

 

 

 紅魔館前にて…………

 

 咲夜「さて、鬼道さん。まず最初の仕事はとても簡単です。そこに門番がいますね。これが寝ていたら…フォン」

 

 咲夜さんはナイフを放る。

 

 え?そんなことしたら…………

 

 赤毛の門番の額にナイフが突き刺さる。

 

 美鈴「痛ったーーー!!」

 

 咲夜「このようにやるだけです。簡単ですよ。」

 

 尚樹「いやいやいや!咲夜さん、死んじゃいますよこの人!!」

 

 美鈴「本当ですよ!咲夜さん!!」

 

 うぉ、起きた!ゾンビか!?

 

 驚きのあまり鬼道丸に手をかけてしまう。

 

 咲夜「仕事サボって寝ているあなたが悪いのでしょう。で、これが門番の…………。」

 

 咲夜さんが口を止める。

 

 尚樹「咲夜さん?」

 

 まさか?

 

 咲夜「……………中国さん、だっけ?」

 

 美鈴「美鈴ですっ!!紅美鈴(ホンメイリン)!!」

 

 これにはブチ切れる美鈴さん。

 

 咲夜「そう、美鈴!思い出したわ!!」

 

 全くも~、と頬を脹らます美鈴。

 

 さすがにこれはひどいな、まさか名前を忘れられるなんて………。

 

 尚樹「俺は鬼道尚樹です。よろしく美鈴さん。」

 

 美鈴「さっき連れて来られた人ですね?よろしくです!」

 

 凄く適当な覚え方だなぁ。

 

 まあいいか、ここにいるのも三日間だしな。

 

 咲夜「ここは適当に時間が空いたら確認しに来て下さい。起こし方の方法は特にありませんので適当に叩くか刀で斬るでもいいですので。」

 

 美鈴「咲夜さんその扱いは酷い!!」

 

 美鈴はその場に崩れる。

 

 尚樹は苦笑いするしかない。

 

 

 

 

 

 一方映姫side………

 

 黙々と部屋を掃除していく。

 

 ただ、聞きたい……………

 

 映姫「一体何部屋あるんですかここは………」

 

 まだまだ続く廊下を見ると気が滅入ってくる。

 

 すると後ろからレミリアが歩いてきた。

 

 レミリア「調子はどうかしら、閻魔様?」

 

 映姫「どうもこうも見たとおりまだまだですよ。」

 

 レミリア「え?まだやってるの?私そろそろお茶が飲みたいのだけれど。」

 

 映姫「もう!何であなたに指図されなければいけないのですか!」

 

 レミリア「……器物損害は罪にならないのかしらねぇ~どうなの、閻魔様?」

 

 そう言われると言い返せない。

 

 映姫「分かりました!今やりますから部屋で待ってて下さい!」

 

 このわがまま吸血鬼め!

 

 と内心で呟く映姫であった。

 

 

 尚樹side…………

 

 ここは……図書館かな?

 

 本がいっぱいだ。

 

 咲夜「パチュリー様、失礼します。」

 

 パチュリー「何かしら咲夜、その人間は?」

 

 咲夜「今日から数日間お嬢様にお休みを頂いたので代わりの使用人です。」

 

 パチュリーはクスクスと笑う

 

 パチュリー「レミィが休みをねぇ。よかったじゃない。」

 

 二人が話してる最中尚樹はとある本を見つけていた。

 

 これは、漫画じゃないか!

 

 そこには外の世界にありふれた漫画がずらりと並んでいた。

 

 向こうの世界では家では漫画は読めなかったので、学校の休み時間に友人から借りて読むしかなかった尚樹には宝の山に見えた。

 

 尚樹「うわぁー、すげー!」

 

 思わず感嘆の声があがる。

 

 咲夜「………鬼道さん。」

 

 やべっ!!

 

 笑顔で睨みつける咲夜さん怖いっす。

 

 尚樹「すいません!つい懐かしい本を見つけちゃって………」

 

 パチュリー「……あなたその本がわかるの?」

 

 尚樹「へっ?」

 

 突然の事にすっとんきょうな声が出てしまう。

 

 パチュリー「だから、あなたはその本がどういう本かわかるの?」

 

 尚樹「え?えぇ、まぁこの漫画は外の世界にあったので………」

 

 パチュリーがその姿に似合わない素早さで急接近してくる。

 

 パチュリー「この本が読めるのね!?」

 

 うぉ!近い近い!

 

 尚樹「は、はい読めますが………」

 

 パチュリー「あなた名前は!?」

 

 尚樹「き、鬼道尚樹です。」

 

 思わず声がうわずってしまう。

 

 パチュリー「そう、尚樹ね。じゃあ尚樹こっちに来なさい。」

 

 尚樹「ちょ、ちょっと!」

 

 パチュリーは何冊か漫画を手に取ると尚樹を引きずるようにして机まで連れてくる。

 

 パチュリー「で、尚樹この本はどうやってよめばいいの?順番がめちゃくちゃでよくわからないわ。」

 

 とりあえず漫画の読み方を説明する。

 

 小悪魔「なんだか賑やかですね咲夜さん……ってあの人はどちら様で?」

 

 咲夜「数日間ここで働く事になった鬼道尚樹さんです。」

 

 小悪魔「あぁ、最近新聞で記事になってた外来人ですか。というかどうしたんですか、あれ?」

 

 咲夜「外の世界の本が読めるから教えろってパチュリー様が………」

 

 小悪魔「……納得です。」

 

 二人はパチュリーあまりの興奮ぶりを見守る事しかできない。

 

 読み方が分かったパチュリーはどんどん読み進めて行く。

 

 パチュリー「これとても面白いわ!」

 

 漫画の良さを知ってもらえればうれしいものだ。

 

 尚樹も読みたいが仕事がある。

 

 尚樹「パチュリーさん、俺これから夕飯を作らないといけないのでまた後で俺も読みに来ていいですか?」

 

 パチュリー「えぇ、もちろんいいわよ。」

 

 尚樹は、よっしゃ!と内心でガッツポーズする

 

 咲夜「鬼道さん?ちゃんと仕事してからにしてくださいね?」

 

 背後でナイフを構える咲夜さんには戦慄を覚える尚樹だった。

 

 

 映姫side………

 

 映姫「やっと終わった~!」

 

 何とか長い長い部屋の掃除を終わらせた映姫は大きく背伸びする。

 

 そういえば尚樹は今どうしているだろうか。

 

 映姫「早く仕事終わらせて会いに行こうかな。」

 

 レミリア「クスクス、乙女ね?」

 

 映姫「ひゃっ!」

 

 思わず跳び上がる。

 

 映姫「いつからいたんですか!?というか声に出てた!?」

 

 レミリア「あなたが伸びをしている辺りから、そしてばっちり声に出てたわよ。」

 

 ニヤニヤと笑うレミリア

 

 ぐぬぬ、手玉に取られてる!

 

 顔を真っ赤にする映姫

 

 レミリア「にしてもあなたも大変ね。彼、鈍感じゃない?」

 

 映姫「えぇ、全くですよ!尚樹ったら………って何であなたにこんな話ししなきゃいけないんですか!!」

 

 レミリアはクスクスと笑う。

 

 レミリア「何でビシッと伝えないの?あなたらしくない。」

 

 思わず口をつぐむ。

 

 映姫「………尚樹を好きな人はほかにもいるんですよ。それはその人に失礼だと……」

 

 レミリア「私はそんなの関係ないと思うけどねぇ?」

 

 レミリアは続ける。

 

 レミリア「結果とったもの勝ちじゃない。そんなことしてたら他の人やまた新たな敵が出てくるかもしれないのに……。私ならそうなる前にするけどね。」

 

 映姫「……私は、そういうことはしたくない。正々堂々尚樹から告白して貰いたいですね。」

 

 そう、それが私の願いだ。かなり大変な事だが………。

 

 レミリア「いい志ね、まぁ頑張るといいわ。……とりあえずご飯作ってくれる?時間も時間だから。」

 

 映姫「えっ?」

 

 時間を見ると結構話し込んでいたようだ。

 

 もう夜の8時

 

 映姫「分かりました。……この事は内緒ですよ!」

 

 レミリア「クスクス、分かったわよ。多分ね……」

 

 映姫は大きなため息をついた。

 

 

 

 

 尚樹side………

 

 …………迷った。

 

 急いで夕飯を作ろうと思い飛び出して来たのはいいのだが、道が分からず迷ってしまった。

 

 尚樹「うわ~、まじかよ~。」

 

 早くしないと咲夜さんに殺される。

 

 とりあえずひたすら廊下を歩く。

 

 適当に歩いていればいずれたどり着くだろう。

 

 すると目の前の扉が突然開き、

 

 フラン「あー、暇だしお腹空いたし咲夜は何してるのかしら?」

 

 中から金髪の女の子が出て来た。

 

 この子はもしかして…………?

 

 嫌な予感がする。

 

 向こうもこちらに気づいたようだ。

 

 フラン「ん?あなた誰?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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