まずは謝罪から、投稿が随分遅れてしまい大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m
これもモンハンのせいだ!!
モンスターハンターのせいではないです私のせいですごめんなさい!
次はなるべく早めに投稿します!!
では「東方閻鬼録」三十七話目を見て頂ければ嬉しいです!(^^)
尚樹「…………四季様っ!!」
勇義「うおっ!?急に起き上がるんじゃないよ、びっくりしたじゃないか………。」
あぁ……勇義さんと戦って気を失ったんだっけな。
ここは………よく皆で飲みに来る店だろう。ここも悪霊の被害を受けたのか、椅子や机が散乱していた。
尚樹「………勇義さん、俺はどんぐらい寝てました?」
勇義「ん?そうだねぇ………だいたい半刻ぐらいか?パルスィ達にここまで連れてこられて少し休んでろってな。」
尚樹「パルスィさん達は?」
勇義「私達の手当をしたら辺りの様子を見に行った。残党がいるかもしれないって言ってな。そろそろ帰ってくるんじゃないか?」
ふと体を見渡すと包帯が巻いてあったり、絆創膏など応急処置が丁寧にされていた。
なんとなく体が楽だったのはこういう事か。
彼女達には本当に感謝しないといけないな…………。
その時入口でもの音がした。
即座に警戒態勢をとるがそこにいたのはパルスィ達だった。
霊夢「そんなに警戒しなくても大丈夫よ。この店の周りに結界を張ってあるから変な奴は入ってこれない。」
慌てて鬼道丸から手を話す。
尚樹「わざわざ見回りありがとうございました。どうでした?」
パルスィ「この辺りで何体か怨霊に出くわしたけどその程度ね。奥の方は分かんない。とりあえずこの辺りは大丈夫よ。」
小町「新人君やい、大丈夫かー?」
尚樹「おかげ様で、小町さんこそ大丈夫ですか?結構ボロボロですよ。」
小町「ハハ、この程度じゃまだまだだね。こんなの四季様のお仕置きの方が酷い怪我だよ。」
こんなふうに軽口を返しているが 実際の所厳しいのはお互い分かっている。
全員連戦続きで霊力、妖力が枯渇しは始めているのだ。
妖夢「………霊夢さん、この結界後どれぐらい持ちます?」
あごに手を当て「そうねぇ……」と考え込む。
霊夢「これからの事を考えると二十分ってところかしらね………。」
妖夢「分かりました。ではこれから二十分間ここで休みましょう。その間は私と霊夢さんで結界を交代で維持します。」
妖夢がこう提案してきたがそれはこれから二十分間は二人に負担を掛けっぱなしになるという事だ。
尚樹「それなら俺も………」
しかし霊夢に「あんたねぇ………」と呆れた声で制された。
霊夢「あんた達はこの異変に最初から対応してたんでしょ?私と妖夢は途中参加、まだまだ余裕よ。本当に閻魔を助けたいなら後の事考えて今は休んでおきなさい。」
そう言い切られてしまった。
パルスィ「尚樹、霊夢達の言う通りだわ。そろそろ休まないといざって時に力が出せないわ。」
パルスィからもそう言われ、尚樹が折れた。
尚樹「……分かりました。じゃあ二十分間お願いします。」
霊夢「はいはい、とっとと休みなさい。」
霊夢は ひらひらと手を振り、倒れていた椅子を起こしそれに腰掛けた。
それじゃあ少し横になろう……。
そう思い再び御座敷に腰を下ろし…………
「きゃーー!!!」
この声は!
―――――――――――――
鈴仙「はい、終わりましたよ。」
鈴仙は早苗に連れられ、博麗神社に避難してきた地霊殿一行の手当てを行っていた。
さとり「………ありがとうございます。」
鈴仙「いいんですよー。これが仕事ですから。」
使用した薬品や包帯などを片付けながら鈴仙は答える。
どんな人でも感謝されれば嬉しいというものだ。
この仕事は感謝こそされるが嫌がられる事はあまり無い。
こいし「…………お姉ちゃん、大丈夫?」
さとり「えぇ、だいぶ良くなったわ。みんなありがとうね。」
さとりは体を起こそうとするが
それをペット達に制される。
お空「さとり様、まだ起きちゃだめだよ〜。」
お燐「お空の言う通りですよ!キズ口が開いたらどうするんですか!?私達は大丈夫ですから今はお休みになって下さい!」
地霊殿の主には深い傷もあったが命に関わるような怪我は無かった。
しかし外傷の多さが目立った。特に打撲や切り傷。
詳しい事はもう少し詳細に検査しないといけないが恐らく左腕の骨と左足の一部が欠けているか酷ければ折れているかもしれない。
今回の異変は相当危険だという事を理解させられる。
さとり「でも、地霊殿に取り残された子達もいるのに私だけこうしている訳には………」
この言葉には鈴仙も反応する。
鈴仙「今治療した者として言わせて頂きますが、確かに命に別状は無いですが打撲に骨折、絶対安静の状態で異変真っ只中の地底に行くなんて今度こそ死にに行くようなものですよ。」
お燐「そうですよ!残された子達は私とお空で探して安全な所に避難させておきますから!さとり様なら私達があなたの事をどれだけ心配してるかわかるでしょう!?」
ふと顔を上げれば、皆の心の声が聞こえる。
主人をひたすらに心配するお空、助けられなかったと自分の力不足を悔やむお燐、こいしは能力的に分からないが表情を見る限り相当心配しているようだ。
さとり「…………そうね、私があなた達を心配なようにあなた達も心配なのね。ごめんなさい、私はあなた達の主失格ね………。」
こいし「そんなこと無いよ!お姉ちゃんは私達を守ろうとしたんでしょ?私はお姉ちゃんの事大好きだよ!」
お空「私もさとり様大好き!!」
さとり「みんな…………。」
お燐「さとり様、まぁそういう事ですよ。さとり様が私達を助けてくれて、今度は私達がさとり様を助ける番です。だから私達を信じて下さい。」
さてとそろそろか…………。
鈴仙「では決まったようですね?」
お燐「えぇ、私とお空は一旦地底に戻ります。………こいし様、あなたはさとり様の側にいて何かあった時にさとり様を助けて上げてください。」
こいしは「任せて」と頷く。
お燐「では手当てありがとうございました。もう少しの間私達の主人の事をお願いします。」
あー、と鈴仙は目を逸らす。
鈴仙「すいません、私も少し地底に用がありましてね………早苗さ〜ん!ちょっといいですか〜!」
外で見張りをしていた早苗を呼びつける。
早苗「はーい、何ですか〜?」
鈴仙「悪いんですけど、少しの間留守番お願いしてもいいですか?今度、新しく里に出来た茶屋のお団子奢りますから。」
この言葉を聞いた瞬間早苗の目が輝いた。
早苗「え!いつも行列が出来ていて午前中には売り切れちゃうあのお茶屋さんですか!?勿論!喜んで留守番させて頂きます!!」
鈴仙「…………という訳で留守番はこちらの早苗さんがしてくれますので安心して下さい。」
お燐「それは構わないけど、あなたは何だって地底に用があるのさ?」
鈴仙は一呼吸おくと、少しはにかみながら質問に答えた。
鈴仙「…………私、ちょっとお世話になった人がいてね、その人を助けたいのよ………。」
一瞬の静寂、それを破ったのはさとりだった。
さとり「うふふ、そういう事ね。お燐、みんなを助けたらこの方の探し人を探すのを手伝ってあげなさい。」
鈴仙「え、いやいや大丈夫ですよ!そんな忙しいのにわざわざ…………。」
さとり「手当てしてくれたお礼です。あの子達も賢いですから大丈夫ですよ。多分、それぞれどこかに隠れているでしょうから…………それに地底は結構広いんですよ。道、分からないでしょう?そんなので地底に行っても迷子になって怨霊に襲われるだけです。それこそ死にに行くようなものですよ。」
鈴仙「うっ!」
何処かの誰かさんがそんな事言ってた気がするが気の所為だろう。
さとり「残念ながら気の所為ではなく貴方が言った事ですよ。」
鈴仙「だーーっ!!!はいそうですよ!私が言いました!!」
くっそ!すっごいドヤ顔!!心読むなんて卑怯だ!
さとり「では、お手伝いさせて頂きますね。今回の事とあなたの悩み事を………。」
鈴仙「はいはい!お願いしま…………え?」
ちょっと待って、今なんて言った?悩み事?
さとり「そうですよ。恋の悩み事でしょう?」
鈴仙「そ、そんなんじゃなくて、あの人は!」
さとり「うふふ、初恋、一目惚れの人………でしょう?」
鈴仙「心を読むなぁぁぁぁ!!!」
何よこれ!?罰ゲーム!?自分でも自覚してたけど改めて人から言われるとすごく恥ずかしい!
師匠みたいに純粋に応援してくれるのなら嬉しいけど、この人は確実に面白がってるよ!
さとり「そんな事ないですよ?私はただあなたが気に入ったので応援したいんですよ。………しかもライバルもいるようなのでそれなら尚更鈴仙さんを応援するにきまってるじゃないですか?」
鈴仙「……………で本音は?」
さとり「今のも本音ですが、付け足せばこんな面白い展開を見逃すのは勿体ないですから………。そうそう見れないですよ?三人が同じ人を好きになるなんて………。この結末を見届けたい、ただそこではあなたが求める未来になる事があなたを気に入った私としても嬉しい事ですから………。」
鈴仙「………あなた、友達少ないでしょ?」
さとり「そうですね………。仲良くしてもらってるのはこの子達と鈴仙さん位かしらね?」
既に友達認定!?
さとり「ですので私の事は呼び捨てで構いませんよ?」
鈴仙「あーはいはい!怪我人は大人しく寝てて下さい!と言うかこの話題になっただけで元気になり過ぎでしょ!?」
鈴仙は「もう行きます!」と言うと部屋を出ようとする。
こいし「あ、待って!」
しかし、こいしに呼び止められ振り返る。
鈴仙「ん?どうしたの?」
こいし「あのね!私達を助けてくれてありがとう!鈴仙お姉ちゃん!」
なんだこの可愛いモノは…………!?
思わずドキッとしたじゃない…………。
地霊殿にはいつもこの子がいるのか………。
てゐがこんなに可愛げがあったら……………いやいや、それはそれでなんか怖いな…………。
「なんだと!!」と言うてゐの声が聞こえる気がしたがあいつは心を読む能力を持っている訳では無いので気の所為だ。
鈴仙「…………あなた、あんまりこの子に心配掛けさせちゃ駄目よ。」
するとさとりは苦笑いしながら口を開いた。
さとり「あはは、この子はいつも無意識でいつの間にかどこかにいってしまうから私の方が心配何ですけどね……。でも、分かりました。」
お燐「そろそろ行きましょう。こうしてる間にもあの子達が怨霊に襲われてるかもしれませんし。」
鈴仙「あ、そうですね。私も急がないと………。」
早苗に後のことをよろしく頼み、今度こそ部屋を出ようとしたが今度は「ねぇ……。」さとりに呼び止められた。
振り向けばさとりはこちらを背にして寝ていた。
さとり「…………ちゃんと帰ってきてね、鈴仙。」
なんとも不思議な気分だ。師匠達以外から心配されるというのは…………。
よく分からないが嫌な感じはしない。むしろ安心感が湧いてくる。
話さなくても聞こえているだろうがここは敢えて言葉で返そう。
鈴仙「勿論よ、さとり。行ってきます。」
鈴仙、お燐、お空の三人は博麗神社を出ると地底へと繋がる穴に吸い込まれていった。
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