東方閻鬼録   作:狛犬太郎

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こんにちは!狛犬太郎です!
今回で「東方閻鬼録」が四十話目になりました。
四十話書くのに私はこれだけかかっているのに百や二百も書き上げてる人、凄いです。(^_^;)

そして、活動報告でも書いたのですがこちらでも念の為報告させて頂きます。

「鬼道流とは…………」十四話目で妖忌が書き残した巻物に両面宿儺と書いていましたがここは酒呑童子に戻します。

そして設定の追加で鬼道流創設者の鬼道輝政が生きていた時代の酒呑童子は伊吹萃香の父という設定にし、父が亡くなった為、現在では伊吹萃香が現「酒呑童子」という設定を追加致します。設定が追加され、始めから読んで頂いている方々には申し訳ありませんがこれからのストーリーの進行上こちらの方がまとめやすくなるため変更させて頂きます。

では、「東方閻鬼録」第四十話目、見て頂けると嬉しいです!(^^)


とある仙人の過去

あの頃は良かった…………。全国各地の妖怪が統治され様々な妖達が楽しそうに酒を酌み交わしていた。しかし、それはとうの昔の話だ。

 

『妖怪を統治した今、人間達と共に共存していけるのが儂の今の所の願いだな………。』

 

そう言ったのは今は亡き私の主。

 

この言葉に強く感銘を受けたのを今でも覚えている。

 

こうして私が今も人間と接しているのは幻想郷になったという事やこういった事があったからという事かもしれない。

 

私もあの方が考えていた理想の世界を見てみたいと思っていた。

 

しかし最悪の日は訪れた。楽しく酒を飲み交わしていた屋敷は焼け落ち、親方様が………………

 

魔理沙「華扇?おーい!華扇ったら!!」

 

突然背後から声をかけられ思わず手が出そうになったがその顔を見れば敵でない事は明らかだ。

 

華扇「なんだ、貴女達か………って、なんでここに貴女達がいるんですか!?」

 

魔理沙「なんでって言われてもなぁ、いつも異変解決に携わる魔理沙さんが蚊帳の外って言うのは頂けないぜ!」

 

文「あやや、私もこの様なビックスクープを見逃す訳には行きませんからねぇ………。」

 

なんてこった………。とんだじゃじゃ馬達が紛れ込んでしまったようだ。

何とかして追い返さないと………。

 

華扇「今すぐ帰りなさい!これは貴女達には危険すぎる!」

 

しかし、魔理沙達は肩を竦めるだけだった。

 

魔理沙「そう言われてもねぇ………残念ながらここからはもう一方通行だから戻れと言われても戻れないのぜ。」

 

魔理沙は頭上を指さす。見上げれば早苗の結界が貼り直され、既に結界の中に先程通り過ぎた何体かの怨霊が右往左往していた。

 

文「まぁ一方通行では無かったとしても戻る気はさらさらありませんがね。」

 

魔理沙「まぁそうだな!」

 

にしし、と笑うじゃじゃ馬二人、本当に緊張感の無い者達だ。まぁ、ここまで来たら仕方が無い。奴らの所まで来させないようにするしかないか。

 

思わず手を額に当て、ため息を吐く。こんな重要な時になんて面倒な連中に出会ってしまったのだろう。

 

華扇「はぁ…………分かりました。では、私の目の届く所には必ずいる事、いいですね?」

 

……………しかし返事はない。

 

顔を上げてみれば既に二人は少し先まで飛んでいってしまっている。

 

魔理沙「ん?華扇〜!何してんだよ?置いて行くぞー!!」

 

文「待ってて下さいね!!私の大スクープ!!!今年の大会は一位間違いなしですよーーー!!!」

 

その時、二人は気が付いていなかった。青筋を額に浮かべた仙人様が静かに背後を取っていた事を………。

 

ゴッ!!

 

文「あいだっ!!」

 

ガスッ!!

 

魔理沙「いでっ!!」

 

彼女達がその事に気が付いたのはそんな仙人のありがたい拳骨を受けてからだった。

 

***少女悶絶中………………

 

 

 

魔理沙「痛ぇ〜、少しぐらい加減してくれてもいいじゃないか〜。」

 

文「うぅ、私の貴重な脳細胞達が…………。」

 

痛みを和らげようと自らの頭を擦る魔法使いと烏天狗。

 

華扇「人の話しを聞かないからです。だいたい貴女達は………」

 

魔理沙「あ〜、そういうのは地獄にいる閻魔だけで充分だぜ………。」

 

ボソッと呟く魔理沙に対して再びわなわなと震える華扇の拳。

 

華扇「魔理沙っ…………貴女っていう人は〜!!」

 

魔理沙「やばっ!?聞こえてた!!華扇待った!こいつもさっき同じこと言ってたぞ!!」

 

文「あやややや!?魔理沙さん、冗談言わないでくださいよ!!わ、私は何もいってませんからね!!やるなら魔理沙さんだけお願いします!!!」

 

遂には己だけでも助かろうとお互いに罪をなすりつけ合っている。………これを見たら閻魔も嘆くだろうなぁ

………。しかし、それはそれ、これはこれだ。私はやる事をやるだけ。

 

華扇「そうですね、世の中には連帯責任というものがありましてね。特に天狗の社会ではそういう傾向ありますよね?」

 

文「ぎゃぁぁぁぁーーー!!!なんて事してくれるんですか魔理沙さん!!!これじゃあ私達、地底に行く前にお陀仏ですよ!!!」

 

魔理沙「分かった!!分かりました!!悪かったって!!もう何も言わないから!!」

 

降参、とばかりに両手を上げる魔理沙。

 

全く、この子達と来たら…………。

 

華扇「はぁ、本当に分かっているのかしら………。」

 

***少女移動中…………

 

魔理沙「そういや、華扇は何だってこんな所に用があるんだ?決着つけなきゃいけないとかなんとか言ってたけどあれはどういう意味よ?」

 

ふと思い出した。という感じに魔理沙が質問をして来る。

 

が、この質問はあまりして欲しくなかった。正直、私としてもあの出来事をあまり思い返したくはないのだ。

 

結構な私の沈黙に魔理沙も気を使ったのかバツが悪そうな顔をした。

 

魔理沙「あ〜、いや、話したくないならいいんだ。誰だって言いたくない事の一つや二つはあるもんだしな………。」

 

自らにも負い目があるのか帽子のツバで顔を隠していた。私はこの魔理沙の行動を見て彼女の事を少し見直した。

 

しかし文は……………

 

文「あの時のお話、詳しくお願いします華扇さん!」

 

そんな事気にも止めず、高速でシャッターを切りまくっていた。プライバシーのへったくれもありはしない。

 

華扇「…………貴女はせっかく魔理沙が気をつかってくれていたのにそれを思いっきり台無しにしていきますね………。」

 

華扇はもう怒るという気にもならないのか呆れたようにため息を吐いた。

 

文「いや〜!華扇さんの情報は結構少なくてですね、こんな機会めったにないですからね!!お話が聞けるときに聞いておかないと!!!」

 

魔理沙「聞きたいなら落ち着け。」

 

マシンガンのように喋りまくる文は魔理沙のチョップによりストップ。まぁそうね、この先にそんなに隠していけるとも思わないし、少しぐらい話してもいいか……。

 

華扇は一息吐くとゆっくりと話始めた。

 

華扇「貴女達は酒呑童子の伝説は知ってる………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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