居酒屋『道草』   作:本居七海

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どうもみなさんおはこんばんにちは!本居七海です。

いやー暑くなってきましたね!あと2週間後くらいにはもう夏至ですよ!夏至!!
季節の移り変わりというものは早いものですねぇ~

さぁ!前置きはこの辺にして、居酒屋『道草』第三話。ご堪能くださいませ。


第三話 人里の陽気なお客さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいませーん。」

「はーい!少々お待ちくださーい!!」

「女将さーん。ねぎま2本お願いね~」

「はーい、かしこまりました~!」

 

夏の夕暮れ。まだ汗も垂れるほど暑いにもかかわらず居酒屋『道草』は忙しい。

道草を開店してからもう4か月。

みすちーが開いていた八目鰻の屋台と合同経営をしたおかげか一人で経営していた時よりも繁盛していた。

彼女は悪魔やヤ○ザでも微笑んでしまうほど太陽のような笑顔で働いていた。人と接することが本当に楽しいのだろう。

 

「みすちー、ねぎま焼けたから。持っていってくれ。」

「はいはーい。宗介さん、あと砂肝3本追加で。」

「あー・・・砂肝はあと2本しかないんだが・・・お客さんに聞いてくるわ。みすちーはあそこのテーブルにいるお客さんの注文聞いてきてくれ。」

「はーい。」

正直二人でもきついんだよな。

俺はとりあえず砂肝を頼まれたお客さんのところに向かった。

 

「あの、すいません。」

 

お客さんに話しかけると。

 

「ん?ああ!宗介くん!頑張ってるね!!お店も繁盛しててよかったよかった。」

 

陽気な返事で俺に話しかけてくれた。

 

「いえいえ。みなさんがうちの居酒屋に来てくれるからこんなにお客さんが入ってくれるんですよ。」

 

そう。この人たちは道草によく来てくれる常連さんだ。お店を開店する前からお世話になっていておよそ半年くらい、割と長い付き合いなのだ。

 

「いやいや!宗介くんと女将さんが頑張っているからこんなに繁盛してるんだよ。」

 

褒められるのは少し苦手なので俺は本題の話に移り替えた。

 

「きょ、恐縮です・・・。えっと、先ほどご注文させていただいた砂肝がですね、あと2本しか残ってないんですけど・・・他の焼き鳥にしますか?」

 

すると常連さんは陽気に

 

「あら、なら2本でも大丈夫だよー」

 

そう答えてくれた。

 

俺は「ありがとうございます」と一言告げお礼をし、夜雀の女の子がいる厨房に向かった。

 

「砂肝2本で大丈夫だってさ。」

 

そう告げると女将の妖怪が

 

「はーい。じゃあ焼いちゃうねー。」

 

砂肝を焼き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー今日も忙しかったな・・・。」

 

お客さんが一番来る忙しい時間帯が終わり、休憩できるくらい空いてきた。

みすちーは相変わらずお客さんと話している。てかもう一緒の飲んでるし、いい感じに酔ってるし。

酒に溺れている夜雀を「わーやってんなー」と思いながら見ていると

 

「おお、繁盛しているじゃないか。と、言ってももう今は忙しい時間帯ではないのか。」

 

ワーハクタクの半妖であり、寺子屋の先生をしている上白沢慧音と

 

「お久しぶりです、宗介さん。」

 

稗田家当主の稗田阿求と

 

「こんにちはー。」

 

人里で貸本屋、鈴奈庵の店番をやっている本居小鈴がやってきた。

 

「いらっしゃーい。カウンターかテーブルどっちがいい?」

「そうだなー・・・私はカウンターかな・・・稗田と本居はどうする?」

「私もカウンターですね。宗介さんとお話したいですし。小鈴ちゃんは?」

「私もカウンターがいいです。4人で話したいです!」

 

満場一致でカウンターに決まった。

 

「はいよー。こちらにどうぞー。」

 

俺は人間2人と半妖1人を連れて厨房前にある長い机の前にある椅子に座らせた。

 

「なんか飲む?」

 

そう尋ねると、先生は

 

「んー・・・私は日本酒だな!」

 

と言い阿求と小鈴は

 

「私は緑茶ハイで。」

「私はりんごジュースで。」

 

と言った。

いつも貸本屋の可愛らしい店番は俺の目の前で泣きながら愚痴を吐き、泥酔しているのだが今日は飲まないのか。珍しいので

 

「あれ、小鈴この後用事あるの?」

 

と尋ねると

 

「用事という用事ではないのですが、鈴奈庵の本棚整理や今日返してもらう本がしっかりあるかも確認しないといけないので・・・。」

 

と言った。話によると最近では本を貸すのだが返してくれない人たちが多くなってきているらしい。現代で言う借りパクというやつだ。

 

「そんなやつはこの上白沢慧音が一喝として頭突きをいれてやろう!」

「先生、それは人里での大問題になりそうだし死んじゃいそうだからやめてさしあげて。」

 

この半妖は事前に止めないとなにするか分からない。

どう止めようかと案を考えていると鈴奈庵の小鈴は

「大丈夫ですよ。次の日には返してくれますよ。」

「んー・・・心配だな・・・。」

 

先生が唸っていると、阿求が思い出したように

 

「あ、宗介さん。明日って道草休みですよね?」

「うん。」

「小鈴のお仕事の手伝いしてくださいよ。どうせ暇ですよね?」

 

 

俺に押し付けるが如く言葉を放ってきた。

この子はたまに怖いんだよなー。

 

「いやまあいいけど・・・。小鈴はどうなのさ。」

「私は全然いいですよ。むしろ男の人が居たほうが心強いですし。」

 

ということで俺は明日、鈴奈庵の店番と一緒に人里で一仕事することになった。

明日は忙しい1日になるだろう。

ワーハクタクがトイレで胃袋の中のものをマーライオンのように全て口から吐き出してたのは言うまでもない。

背中を擦りながら俺は「妖怪って結構吐くんだなー」とよくわからない感想に苛まれていた。

 




・・・はい!

というわけで、いかがでしたしょうか?

今回は!なんと!目標の2000字を突破できました!!

いやー普通はこのぐらい書かなきゃいけないのだとわかっているのですが意外と時間がかかるものなんですね~汗

これからはもう少し念入りに作りますかね・・・いやいつも念入りに作ってるんですけどね!

はい!それではそろそろ「話ナゲーヨ」って怒られそうなので・・・w

次回の第四話目もぜひ見にきてください!

それでは!失礼いたしまーすm(_ _)m
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