今回の第四話は何話か分けて投稿します。
ご了承くださいm(_ _)m
それでは第四話之壱。お楽しみください。
「そんなにあんの!?」
「はい!」
「そんな笑顔で言うんじゃないよ・・・。」
『道草』が定休日で暇だった俺と、幻想郷1番の妖魔本コレクターであり鈴奈庵で店番をやっている本居小鈴は、貸本屋『鈴奈庵』の中で『返却カード』というものを鬼の形相で見つめていた。
「しょうがないじゃないですか!いつも笑顔だから癖になっているんですよ!」
「いや知らないよ!てか本当にそんな数の家に訪ねるの!?」
「そうです!期限は大事ですからね!」
「いっそがしい休日になりそうだな~・・・」
「なんか言いました?」
「いえ、なにも言ってないです。」
一日中寝ようと思ったのに一日中歩くことになってしまった。
時間は1時間前までさかのぼる・・・。
「小鈴~来たぞ~。」
「あっ宗介さん!おはようございまーす!」
眠くて目を擦りながら鈴奈庵に来た俺とおそらく日が出てくる前から仕事をしていた小鈴は、まだ日が傾いている朝方から集まった。
相変わらずの働きっぷりで身体を壊さないか心配だ。俺はお父さんか。
「昨日夜遅かったのにそんな働いて大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ!まだこんなにも若いですし!」
「は、はぁ・・・。まぁ無理はするなよ?」
そんな他愛もないことを話してたら、お天道様が顔を出し始めた。もうすぐ犬が苦しむほどの狂った暑さがウェルカムするだろう。
今日は暑くなりそうだったので紺色の浴衣を着てきた。
いつも人里に行く時はしっかりした着物を着て向かうのだが、今日は本を回収するだけだし親しい小鈴とだから別にいいかなと思い適当になってしまった。
「まだ出発するまで時間があるし、宗介さん私の仕事手伝ってもらえませんか?」
「え。せっかくの定休日も仕事させる気ですか。」
「いいじゃないですか!私は楽になるし宗介さんは暇を潰せる!ウィンウィンじゃないですか!!」
「仕事押し付けられただけじゃん!?」
いまだにこの店番の性格がよくわからない。昨日の阿求もそうだったのだが幻想郷の女性たちはドSなのだろうか。正直怖いよ。
「この本はどこに戻せばいいの?」
「えっとー・・・その本はあそこです!」
「ありがと~。」
鈴奈庵にはそこまで来ていないからどの本棚がどこにあるのか、どの本がどこにあるのかさっぱり分からない。
本は好きなのだが借りるよりも自分で買う派なので貸本屋にはあまり行かないのだ。
俺と小鈴は本を元の場所に戻し終わり、灼熱地獄の太陽も顔を見せた。
さ~て一仕事しますか~。
憂鬱だが、ドSの店番と一緒に鈴奈庵を後にした。
今日も幻想郷は平和です。
いかがでしたか?
今回は小鈴と宗介の仲良さを感じてもらえたらな~って思って書きました。
次回は本を返してもらえるよう頼みに行く話になると思います、多分。(白目
次回も来週の日曜日の夜に投稿します!
言っちゃったからにはちゃんと投稿します!!
それではまた来週~ノシ