俺は神社の中にあった物体に引きずり込まれ変な空間に来てしまった………
「何だよ……此処……普通じゃあり得ない……」
風也は戻る道を探していたが見つからなかった。
それも当たり前だった。そこは異空間同然のスキマの中なのだから……
「仕方ない……進むしか無いのか……」
戻る事を諦めとりあえず前に進む事にした。すると……
「あらあら、貴方が送られて来た人ね。という事は幻想郷に何かの縁がある人かしら?」
目の前に傘をさしている1人の女性が居た。その人からはかなりの威圧感が感じ取れる。
「あ、あんたは誰だ?」
「私は八雲紫………そして貴方の後ろに居るのが八雲藍よ……」
指で指された方向を見ると風也の後ろに人が立っていた。いや人では無いな。尻尾がある……
「藍も悪趣味ねぇ♪急に後ろに出るなんてね」
「紫様も人の事は言えませんでしょうに……」
「あんたらは何が目的だ……」
風也は警戒するしか無かった。非常識な事が立て続けに起きたのだ……風也は動揺していた……
「そんな身構え無くても良いわよ、まず貴方が今から行く事になるのは幻想郷という場所よ」
「幻…幻想郷?何だそれは……」
「私はあっちの世界で事後処理があるから、詳しい事は歩きながら聞きなさい。藍、その人を任せたわよ」
「分かりました。ではこちらに」
藍に連れられ歩き始めた。そして風也は藍に質問をした。
「幻想郷ってどんな所なんだ?」
「幻想郷は人間、妖怪、妖精、神霊などが共存している所……外とは隔離された世界、というべきですね」
風也はその言葉に驚いていた。その幻想郷に人間が住んでいる事を聞いて。そして空想の物だと信じていた妖怪、妖精という言葉にも驚いていた。すると藍が
「此処のスキマだ、私に着いて来て欲しい」
風也を引きずり込んだ物体と同じ物を藍に着いて行く様に潜った。
「此処が我らの家だ。遠慮はしなくても良いからな?」
潜り終わり、風也の目に入った光景は広く綺麗な森と一軒の大きな家だった。