銃皇無尽のファフニール~物部悠に兄貴がいた!?~ 作:鴉紋to零
「う、嘘………ですよね。お願いです。嘘だといってください!」
「え、えーと。事実です」
「そ、そんな………」
あのー、深月さん?義理とはいえ失礼過ぎない?お兄ちゃん、泣いちゃうよ?泣き叫んだ後、高所から落下するよ?
「まあ、こんな茶番は置いておいてですね」
茶番かよ!
「ミッドガルへの異動は私の権限で行いました。
兄さん達には明日から生徒として学園に通ってもらいます。
部屋はこの宿舎の一室を兄さん達専用に階層済みです。
制服も置いてあるので一度着てみてください。万が一採寸が間違っていた場合は直ぐに直させますので」
ここで悠が驚きながら反論する
「ちょ、ちょっと待ってくれ!俺達が明日から学園に通う?本気で言ってるのか?異動って沿岸警備隊とか、そういう部署じゃないのか?」
「我が弟よ、いつから状況が見えなくなった。警備は環状多重防衛機構で充分間に合ってるだろ」
「でも、兄貴!俺達は男だぞ!」
あ、忘れてた
「わ、わわわわわ分かってるさ。そ、そそそそそそんなこと」
「しら兄さん、動揺しすぎです」
む、無理。だってこれ、女子高に男子が通うみたいなもんだぞ。てか、むしろそれだろ
「ミッドガルで教育を受ける資格はただ一つーーー″D″であること。兄さん達はその条件を満たしています。男とか女とか、そういったことは関係ありません」
「本心は?」
「兄さん達といっしょnって!言わせないでください!」
深月は叫んだ後に俺の頬を掴んで伸ばし始めた
「ふぁいふぁい、わはかったから手をふぁなそうか(はいはい、分かったから手を話そうか)」
全く、この癖は変わってないのね
「…………いい加減本題に戻っていいか?」
「おお、すまんすまん」
やべぇ、悠の事忘れてた
「深月、俺達の事を公にしてもいいのか?アスガルは俺みたいな奴がいることを隠したかっつから、ニブルに送ったんじゃないのか?」
「いいえ、兄さん達の存在を隠したのはアスガルではなくーーーニブル。現地で兄さん達を確保したのをいいことに、アスガルへ情報を上げず、勝手に処遇を決めたんです。そのせいで…………兄さん達を見つけ出すのに、とても長い時間が掛かってしまいました」
奥歯を噛み締める深月を俺はやさしく撫でた
「まあ何はともあれ。ありがとな、深月」
一拍おいてから、悠が深月に尋ねた
「深月は…………俺達を探してたんだな」
「はい。私がミッドガルに来て最初に驚いたのは、兄さん達の姿がないことでした。私より先に身柄を拘束された兄さん達がいないのはおかしいと思い、それ以来ずっと探していたんです」
悠が心配しながら尋ねる
「かなり強引な手を使ったんじゃないのか?深月の立場が悪くなるんじゃあ…………」
「それは大丈夫だろ。深月だって馬鹿じゃないんだぜ」
そう言うと俺は推測を述べ始めた