銃皇無尽のファフニール~物部悠に兄貴がいた!?~ 作:鴉紋to零
「大丈夫だ。失敗なんかしないから見ていてくれ」
「この一言が、のちのフラグになると物部悠はまだ知らなかった」
「おい!勝手に人の黒歴史更新宣言をするな!」
「へいへい」
だって暇だからな!仕方ないな!
なーんて、いってる間にどんどん行程が進んでるし
……………フラグって、怖いな
「あ………」
おっ。羞恥でプルプル震える悠もいいな!
周りは気にしてないみたいだが
「それ……………銃、ですわよね?上位元素の形態を変えただけのものではなく………完全に物質化した銃に見えるのですが?」
「ああ、そうだけど」
「まさか、実弾を撃てるのですか?」
「何言ってるんだ?撃てない銃を作っても意味無いだろ?」
この時、俺は学んだ。人は頭の上にドッキリアイコンが出せることを、いや、嘘だけど
「あ、あり得ませんわ!そのような精密なものをイメージだけで構築するなんて、人間には不可能です!」
さてさて、俺は何を作ろうか……よし!リンゴでいいや
「まあ、そうカリカリすんなよ。あ、悠。プレゼント」
「ん、ああ。ありがとう、兄貴」
「どういたまって」
「………ちょっと待ってください、モノノベシラヌイ。貴方はいったい何処からそのリンゴを出したのですか?」
「何処って……ここしかないだろう」
リンゴがポケットに入るかよ、普通わかるだろ?
「………貴殿方、もう滅茶苦茶ですわ」
「失礼な、滅茶苦茶なのは俺だけだ」
「「あっ、自覚はあるのか(あるんですか)」」
有るに決まってるだろうて、素手でドラゴンを殴り飛ばした奴が世の中にいるかよ
「君たちは凄いね。ボク、ビックリしたよ。練習したのかい?」
「まあ、それなりには………」
「全然。普通に食べただけだ」
「へえー………本当にすごいね………でも、どうしてそんな無駄なことに頑張ろうと思ったんだい」
「俺は気分だ」
気分屋だからよくあることだぜ。
「無駄なこと?」
「ああ。不知火君は兎も角、そんな小さな銃なんてドラゴンには通じないじゃないか」
あーね。だがな、世の中には物理と言う素晴らしい言葉があるのだ
ちっぽけな銃でも、銃本体を弾丸として打ち出せば」
「しら兄さん、例え何があっても銃を作らないでくださいね」
「何故に!?それ以前に作れねぇよ」
頭に設計図を叩き込んでるわけじゃないんだから
「いえ、しら兄さんなら造りかねないから言ってるんです。それ以前にこれは十分に校則違反です」
深月、プラーンプラーンって銃を振るなよ。見てるこっちが怖い
「これで兄さん達が゙D゙であることの証明はできたと思います。ホームルームの時間も残り少ないですし?簡単な自己紹介に移りましょう。私は飛ばして、出席番号順にお願いします」
一番は………あっ、残念金髪さんか
「モノノベシラヌイから邪念を感じますが……まあ、いいです。出席番号一番、リーザ・ハイウォーカー。十六歳ですわ。わたしくし、まだ納得したわけではありませんからね!」
ツンデレ頂きました、ありがとうございます!
「出席番号二番、フィリル・クレスト………十五歳。趣味は読書です。よろしく」
以外とボッチの感じがしないな。予想を反するアクティブタイプか?
「ボクはアリエラ・ルー。十六歳。出席番号は五番。できれば足手まといにはならないで欲しい。弱い人はキライだ」
読者よ、残念だったな!俺は、会えて触れぬぞ。一つ番号が飛んでいることに!
「ん」
「出席番号六番………レン・ミヤザワ………十三歳。年下だからって舐めるなよ………お前の十倍、頭はいいんだからな………?」
ツンデレ妹………いいね!
「そうかそうかぁ。レンちゃんはそんなに頭が良いのかぁー」
「ん!?」
おっと、そろそろ戻らないと不味いな
「不知火クン!?今、一瞬でレンの頭を撫でなかったかい!?」
「ん?気のせいだろ?」
バレると深月がキレるからな、バレるわけにはいかない!
「しら兄さん?」
「ど、どうかしたか?深月?」
えっ!?ちょ、何、急に顔をこっちに近づけて!あ!そうか!そういう……
「あとで宿舎裏に来てくださいね♪」
「慈悲は……「有ると思いますか?」ですよね……」
……さぁーて、帰ったらハイクを詠もうか
「モノノベ……昨日は痴漢とか変態とか、失礼なことを言ってごめんっーーはわっ!?」
うん。この子はド天然の極地だな
あれ?何だ?皆の視線が俺と悠にというか結構な比率で俺に刺さるんだが
「お、おい、大丈夫か?」
「だ、だいじょうぶ………それより聞いてモノノベ!私が間違ってたよ!ミツキちゃんの言う通り、男だからって変な目で見たらよくないよね!同じ゙D゙としてお互いを大切にしていかなきゃいけないよねっ!」
ああ、俺にも視線が刺さるのはイリスがモノノベって呼んでるからか
これは、俺、無関係なんだがなぁ
「だからあたし、昨日のことはもう気にしてないよ!「あいや、ちょい待ち」どうしたのシラヌイ?」
「そのモノノベっていう呼称は弟の悠のことってことでいいんだよな?」
「うん。そうだよ?」
ふう。助かった
「ならよかった、それなら続きをどぞ」
「うん!えっとね、裸を見られたこととか、押し倒されたこととか、着ていたシャツを取られそうになったこととか、気にしてないからねっ!」
「ちょーーというか兄貴!」
「どうしたんだい、変態弟君?」
「さっきの確認はこの為か!」
ハッ!気づくのが遅いわ!
「知ってるか、悠?男にはな勝てないものがあるんだよ。それはな」
「なんだよ」
「金と女。ソースは親父。酒飲みながら愚痴言ってたから」
「親父ィィィィ!」
あ、後ろに
「兄さんはイリスさんのことを既によーく知っておられるようなので、自己紹介はこれで終わりにしましょう。皆さん、今の件については事実関係を調査いたしますから、憶測で噂を広げるのは謹んでくださいね」
そのときの深月の笑顔は、底無し沼より深い何かがあったのを、俺はよく覚えている
感想や評価を頂けると、作者はキラキラします!