教室を出ていき、まっすぐと家に帰った。
リュウの家は、ザニアの中心部から少し離れた所に住んでいる。
家に帰りついたリュウは、家のカギを開けて家の中に入って「ただいま。」と言った。
すると、奥から「おかえり!」と大きな明るい声が聞こえてきた。
そこには、白髪の女性がエプロンをつけて夕食を作っていた。
「リューおかえり夕食もうすぐ出来るから少しまっててね」
俺は、黙って自分の部屋に荷物を置いて黒く輝いている刀を取り外に出て敵をイメージしながら戦う、イメージトレーニングを始めた。
三十分後、俺が家の中に入るといい匂いがただよっていた。
「リューご飯できたから食べようか!」
俺は、黙って食卓につき夕食を食べた。白髪の女性も何も言わず食卓についた。数十分してからご飯を食べ終わり片付けをした。
「リュー今日も特訓する?」
「うん。するよ、リオさん」
「そっか!ちょっとまっててね!準備するから!」
すると、リオと呼ばれた女性は、すごいスピードで片付けをして動きやすい服に着替えて外に出てきた。
「じゃ、リュー特訓するよ!」
俺は、小さく頷き自分の武器の刀
すると、リオは、魔法の呪文を唱えはじめて、最後に
「じゃ、リュー全部当たらずに避けたり、斬ったりしてね!」
そう言うと、周り配置された氷の球がランダムに高速で発射された。
リュウは、向かってきた氷の球を一つ一つを片手剣で斬ったり避けたり、自分に当たらないようにしていた。
「さすがリューこんなのじゃ当たらないようになったね!」
そう言うと、また、呪文を唱えて
リュウは、氷の球を全て撃ち落として矢が降ってくるのに気づき防ごうと防御体制に入った。
だが、完全に壊されていなかった氷の球が後ろから激突しよろめいて防御体制が崩れてしまったところに無数の矢が降り注いだ………はずだったが当たる直前に止まって消えてしまった。
「私の勝ちだねリュー!段々魔法を斬れるようになってきたけど完全に壊さなかったのがダメだったね!」
リュウは、うつむいき、今日もダメだったと思って地面を殴った。
「でも、リューすごいよ!まだ、始めて、一ヶ月くらいなのに、私の魔法を斬ったり避けたりできてるんだから!普通なら無理なことなんだから!」
リオさんは、ここザニアで昔一、二を争うほどの魔導師で種族は、半神と言われているヴァルキリーの一族。高速で撃ち放つ魔法は、美しくほとんどの魔導師はリオさんを目標にしていた。
リュウは、そんなことを思い出し「もう一度お願いします。」といいリオも「うん!いいよ!リュー」と言って特訓を再開した。
次の日
リュウは、自分の部屋のベッドの上で目覚めた。どうやら、特訓中に気絶したらしく服がそのままだった。
リュウは、軽くため息を吐くと自分の下半身が重いのを感じて見てみるとリオさんが抱き枕のようにしてリュウに抱きつきながら寝ていた。
「はぁーまたか」
リオさんは、人を枕にして寝るのが好きらしくいつもリュウのベッドに忍び込んでくる。
全く、19にもなってこんなことをしてくるなんて…
リュウは、ゆっくりリオさんの腕を外して着替えをした。
その途中で、リオさんが目を覚まして「リューおはよ〜」と言ってきたが、無視して朝の特訓をしに外に出ていった。
こんな、毎日で、あっというまに三日すぎいよいよ契約試験が行われる日がやってきた。