土御門に突然告げられた暗部解散。
これは冗談でもなんでもなくまぎれもない事実だった。
アレイスターの本当の希望とは。
そして彼らの運命はどうなるのか。
土御門「あの第4位を丸め込むとは、アレイスター恐るべし…」
神妙な面持ちで一人ごちる。このままでは本当に暗部は解散し普通の生活に戻ることになる...あれ、別によくね?と考えていると
アレイスター「次は第2位だ」
・・・
垣根「統括理事長様がこの俺に何のようだ、何かの依頼なら断るぞ」
眉間にしわを寄せながら悪態をつく。
アレイスター「いやなに、以来というよりこれは命令に近いがまぁ話を聞くがいい。今日で暗部はすべて解散となり、アジトはすべてこちらに引き払ってもらう。そのかわりの住む家などはすべてこちらで用意させてもらう。これは決定事項なのでもはや覆すことも異論を唱えることも認めない」
つらつらと話された内容に彼は驚きつつもにやりと笑う。
そんなことをいうために統括理事長が連絡をよこしたのかと。
垣根「その話が本当だとして、俺たちは解散した後どうしたらいいんだ?高校も行ってねぇし知り合いもいねぇ、何もすることもなけりゃぁ普通の生活ってもんもしらねぇ。そんな俺たちにどうしてほしいんだ」
挑発的なセリフを吐き捨てながらもその声には何かうれしそうな、また何か考えがあるようなそんな抑揚が感じられる。
アレイスター「それは君たちにも同じように普通の高校に通って、普通の生活を送り思春期の生活というものを楽しんでもらえればそれでいい」
垣根「けっ、しゃーねぇ、付き合ってやるよそのいかれた脳みそにな」
アレイスター「いい忘れていたが明日の14時ごろそちらのアジトに引越し業者が行く手はずになっている。その時間までに必要最低限のものだけまとめておいてくれ」
垣根「了解した」
・・・
土御門「垣根…チョロ過ぎぜよ」
ため息をつきたくなる気持ちを抑えられず、本当にどうなっているのかと頭を抱える。
そんな彼をよそにアレイスターは続けた。
アレイスター「そういうわけだ。今からグループのアジトに結標と向かえ」
淡々と伝えられたと思ったら、案内人である結標が入ってくる。
土御門「聞いていたのか、結標?」
入ってきた彼女に向かい静かに言葉を放つ。彼女はなんともいえない表情になりながらうなずき口を開いた。
結標「とりあえず海原と一方通行にはアジトに集合するように伝えておいたから行きましょう。下に車を待たせてあるわ」
土御門「そうするか、それじゃぁ行くかにゃぁ」
いつもの土御門に戻り、二人は窓のないビルから出て行く。
後ろでアレイスターが微笑んだことにも気がつかず。
結標「出して」
車に乗り込んだ二人は座席につき、彼女は運転手に告げる。窓に写るその表情は戸惑いを含んでいる。
土御門「とりあえずあいつらにも伝えないといけないにゃぁ、まぁもう決定したことだからどうすることもできないから受け入れるしかないからにゃぁ」
笑いながらこうつぶやくが、彼のサングラスに隠れた目は笑っていなかった。
土御門『本当に裏はないのか?自分たちに何か仕掛けてきたんじゃないか?」
さまざまなことが頭に流れる。考えうる可能性を出していきながらアジトに向かう。
結標「そうね、まぁ私はどっちかというと普通の生活に戻れるのはうれしいことだけどね」
若干の戸惑いはあるものの、やっと暗い世界から逃れられる、光待つ現実に戻ることができるのだ。それはうれしいことである。
土御門「まぁ普通に考えればそうなんだろうにゃぁ、だがそれをいきなり突きつけられると少し不安もあるはずぜよ」
彼らしいような慎重な考えであると結標は感じた。
そんな会話が続き、いつの間にかアジトに到着していた。