ハイスクールD×D――転生者は傍観を望んだ―― 作:赤山大和
色々な作品を見て書きたくなりました。
作者は遅筆で稚拙ですがよろしくお願いします。
「えーと、ここは何処だ。」
「やあやあやあ。お目覚めかな?」
何処かわからん部屋の中でハゲのおっさんが笑いかけてくる。
キモイ!
「なんだ。あんたは」
「はっはっは。私は神だ」
「神だとか言われても信じられんぞ」
頭の可笑しいおっさんだとは思うが。
「ま、信じる信じないはそちらの自由だがな。死んだのは確かだしな。」
「死んだ‥‥‥‥あー覚えがあるわ。グチャっと逝ったよな俺。」
確か車が突っ込んで来たんだっけ。
「おー、覚えているなら話しは早いな。お前さんが死んだのはまぁ、こちらの手違いと言うか馬鹿が馬鹿やった結果というか………こちらもちっとは悪いと思ってな、あれだ、漫画とかの世界に特典付きで転生って奴をしてやることにしたんだ。」
(本当か?やべかなり嬉しい。でも転生する先によっては地獄だよな。)
「ちなみに転生する世界はハイスクールD×Dって小説の平行世界になるな。」
あのおっぱい漫画か。結構好きだな。でもうろ覚えな部分があるし、パワーインフレが酷かった気がする。出来るだけ主人公達には関わらないほうが良いよな。
「その小説は知ってますよ。けど、平行世界ってどういうことですか?それと転生したあとに悪魔と堕天使の争いで死亡する確率が高い気がするんですけど。」
転生してすぐに死ぬとかは勘弁して欲しい。主人公達に巻き込まれたらまぁ死ぬな。間違い無く。
「ん~その辺の説明するとだ。お前さんみたい転生する奴が何人もいてな。まぁ、まず間違い無く原作が狂う。転生された奴等が変えた原作とは違うD×Dの世界になる。だから違う可能性を与えられた平行世界になるんだ。」
あーなるほど。俺だけが転生できる訳じゃないのか。ってことは主人公に成り変わろうとする馬鹿とかヒロインを自分のものにしようとする奴もいるだろうな。主人公ってのは一番死亡率が高いのに何でなりたがるんだ。小説の中でも毎回、怪我したり死にかけていたし。ってか原作が狂ったせいでヒロインが殺されたりしないだろうな?アーシアが死んだら泣くぞ。
「とりあえず、原作通りにはいかないだろうと言うことは分かりました。それで、俺はどんな特典が貰えるんです。」
「特典についてだが……お前さんはどんな漫画が好きか聞かせてもらえるか。」
「え、好きな漫画ですか。えーと、ワンピースとかナルトとかブリーチ、あー遊戯王なんかも好きですね。」
「そうかい。ならその辺りの漫画から創った特典をお前さん与えるかね。正直、あんたたち転生者にどんな力が欲しいとか聞くと大抵が身の程を知らない馬鹿を言うからね。此方であんたに与える力は決めることになってんだよ。」
あっそれは納得。小説とかでも転生する時にかなり自分をチートにすることを望む転生者がいるし。
「~んそうだねい。お前さんに与える特典はワンピースからは『覇気』。悪魔の実関係はダメだな。ナルトからは『チャクラ』。気みたいなもんだし、仙術なんかもあるからな。忍術とかは魔法扱いになるから努力しだいで覚えられるぞ。ブリーチからは『死神の力』。斬魄刀を聖剣か魔剣扱いにすればいいか?遊戯王からはモンスターを『召喚する力』。これは神器『魔獣創造』の亜種か劣化版を与えるといったところかね。お前さんは神器持ちとして転生することになるねぇ。まぁ、力の使い方は頭の中に入れておくか。」
なんか色々貰えるな。結構なチートキャラになれるかな?だけど神器持ちってのは危ないよな。洒落や冗談じゃあ無く強くなければ生きられない状況になるかもしれないし。まぁでも……
「ありがとうございます。俺、転生するのが楽しみです。転生させてもらえることを感謝します」
「いいってことよ。但し、与えた力はちゃんと訓練しないと使えないからそのつもりでいてくれ。それに与えた特典もD×Dの世界に合うようにある程度変化しているから気をつけてな。」
訓練とかするの必要があるのは当たり前か。でも努力すれば魔法とか忍術とかは使えるのは嬉しい。
「はい。わかりました。」
「いい返事だ。んじゃ。バイバイだ。あっちの世界で頑張れよ」
おっさんの声と共に俺の意識は遠退いた。
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「ん~今の転生者は大分まともだねい。てか転生させた他の奴等のほとんどが馬鹿だったからな。」
疲れたため息が出る。
「転生チートだが何だか知らんが努力せずに強力な力が欲しいとか馬鹿過ぎる。しかも此方に対して責任とれとか」
お前達は地べたを這いずる虫を踏み殺したとしてその責任を取るのかと聞きたくなる。
「まぁ、何人かはまとも何だかね。」
さっきの奴は比較的まともだ。少なくとも訓練する必要を説いた時に不満を述べたりはしなかった。
「他の馬鹿どもはいいとして、ああいう奴等少し位はサービスするかね。」
手のひらに集めたほんの少しの力が何人かの転生者の元へと飛んでいった。
「まぁ、頑張れよ転生者。俺等のことを楽しませてくれ。」
浮かべる笑みには黒い何かが宿っていた。