くりっく?
くらっく!
side––––キリト
「心配してくれて、どうもありがとう。それじゃ、お言葉に甘えて、出口まで護衛頼んでもいいですか」
それが、ギルド《月夜の黒猫団》リーダー・ケイタの第一声だった。
このデスゲームが始まって五ヶ月が経過した春。二〇二三年の四月八日。武器の素材を求めて降りていた、第十一層での出会いだった。
ソロプレイヤーの俺から見ても、バランスの悪いパーティーだった。五人編成のうち、前衛は盾とメイスを装備した男一人で、あとは短剣のみのシーフに、クォータースタッフを持った棍使い、長槍使いが二人。メイス使いはスイッチすることもできず、ズルズルと交代するのは必至の構成だ。
俺はしばし迷った後に隠れていた脇道から飛び出し、リーダー格とおぼしき棍使いに声をかけた。
「ちょっと前を、支えてましょうか?」
棍使いは目を見開いて俺を見ると、一瞬迷ったようだが、すぐに頷いた。
「すいません、お願いします。やばそうだったらすぐ逃げていいですから」
頷き返し、俺はメイス使いと入れ替わる。
敵は先ほどまで狩っていたゴブリンの一団だった。剣技を使えば一撃で一掃でき、無抵抗で撃たれ続けてもバトルヒーリングスキルで相当時間耐えられる。
だがこの時、俺は恐れた。ゴブリンではなく、守るべき背後のプレイヤーたちをだ。
攻略組の俺がここにいることはまだ問題ではない。しかし、俺は普通の攻略組とは違い、ビーターである。
恐かった。一度は礼を述べるであろう彼らの目に、俺を嘲る色が浮かぶのが。
俺は、使用する剣技をごく初歩的なものに限定し、わざと時間をかけてゴブリンたちと戦った。
それが最終的に取り返しのつかない過ちへと繋がることになるとも知らずに。
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side––––キリト
主街区に戻った俺はそのまま彼らと別れることはなく、酒場で一杯やりましょうというケイタの言葉に誘われ、頷いた。
自己紹介を終わらせて場が落ち着いてきたところで、ケイタが小声で、ちらりとギルドメンバーたちを見ながら俺にレベルを訪ねてきた。
俺はその質問が来るだろうと予測しており、適切と思われるレベルに当たりをつけていた。果たして俺の口にした数字は狙い過たず彼らの平均レベルより三ほど上、そして俺のレベル––––四十を半分にした二十だった。
「へえ、そのレベルであの場所で狩りができるんですか!」
驚き顔のケイタに、俺は苦笑してみせた。
「敬語はやめにしよう。––––ソロって言っても、基本的には隠れ回って、一匹だけの敵を狙うとかそんな狩りなんだ。効率はあんまり良くないよ」
それを聞いてケイタは、丸顔を上気させながら言い募った。
「キリト、急にこんなこと言ってなんだけど……君ならすぐに他のギルドに誘われちゃうと思うからさ……よかったら、うちに入ってくれないか」
「え……?」
白々しく問い返した俺に、ケイタは事情を説明した。
彼らのパーティーは先ほど見たように前衛がテツオというプレイヤーのみだ。
そこでケイタはサチと呼ばれる両手用長槍使いの小柄な女性を片手剣士に転向させようとしているらしい。
そこで今日出会った片手剣士である俺をギルドに引き入れて戦力を増強しつつ、パーティーの、改善を考えているようだ。
もしもここが最前線で、彼らが攻略組に入ろうとして必死にリソースの奪い合いをしているのなら、俺はこの誘いを断っていたかもしれない。
だがそう思はなかったのは、彼ら月夜の黒猫団のあり方ゆえだろう。
たった一つの戦闘に勝利したことに全員で大いに喜び、健闘を称え合う。俺が主街区まで同行したのには、彼らの雰囲気に惹かれたからだった。
だから俺は––––。
「じゃあ……仲間に入れてもらおうかな。改めて、よろしく」
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side––––キリト
第二十層、ひだまりの森にて。
前衛が二枚になっただけで、黒猫団のパーティーバランスは大幅に改善された。
戦闘中、俺はひたすら防御に徹し、背後のメンバーに敵のとどめを刺させることによって経験値ボーナスを譲り続けた。その甲斐もあって、ケイタたちのレベルは快調に上がり、俺の加入後一週間でメイン狩場を一フロア上にしてみせた。
ダンジョンの安全エリアで車座になって、サチ手作りの弁当を頬張りながら、ケイタは丸い目を輝かせて情報屋の新聞を見ていた。
「攻略組が二十八層攻略か、すごいな。ねえキリト、攻略組と僕たちは何が違うんだろう?」
「え……うーん、情報力かな。あいつらは、どこの狩場が効率いいとか、どうやれば強い武器は手に入るなんて情報を独占してるからさ」
それがまさに俺が攻略組足り得た理由だったが、ケイタはその答えが不満なようだ。
「そりゃ……そう言うのもあるだろうけどさ。僕は意志力だと思うんだよ。仲間を守り、そして全プレイヤーを守ろうっていう意志の強さっていうのかな。そういう力があるからこそ、彼らは危険なボス戦に勝ち続けられるんだ。僕らは今はまだ守ってもらう側だけど、気持ちじゃ負けてないつもりだよ。だからさ……このまま頑張れば、いつかは彼らに追いつけるって、そう思うんだよ」
「そうか……そうだな」
口ではそう言いながらも、俺は内心で、そんな大層なもんじゃない、と思っていた。攻略組の大半が抱えるモチベーションは、数千人のプレイヤーの頂点に立つ最強剣士で有り続けたいという執着心故だ。
攻略組の中の例外。ミトやロノミアは攻略の合間に下層で無茶をしているプレイヤーがいないかを見て回っているようだし、レイとセンは自身が得た情報をアルゴに渡しているようだ。
だが、その誰もがソロプレイヤーの括りなのだ。そんな中に黒猫団というギルドが加われば、攻略に主眼を置く今の攻略ギルドの雰囲気を変えていけるのではと信じている。
そしてこのとき、思考に耽っていた故に、俺は近づいていたプレイヤーに気づかなかった。
「Magaling!」
その人物を見たとき、俺は何も言わずに前線を離れていたことを後悔した。いや、離れてるとは言っても、夜中に前線に上がってはレベリングをしていたのだが、迷宮区の探索をすることなくフィールドでレベリングをしては帰っていた。
そんな俺を見れば、怪しむ者が出るのは必至だ。それに、二十七、八層のボス攻略に参加しなかったのだから。
冷や汗が頬を伝うのを感じながら、押し黙っていた。幸い、黒猫団のみんなもその人物の登場に驚いていたようなので、俺の表情に不審がられることはなかった。唯一彼女は、胡乱気に見てきたが。
その彼女というのは、攻略組内と、一般プレイヤーにはある理由で有名だった。
攻略組内でどう有名かと言えば、彼女のSTRだ。攻撃隊最高と言われる彼女の筋力値は、並み居る男性プレイヤーを抑えて堂々(彼女としてはかなり不名誉)のトップだ。
もう一つの理由、それは彼女の容姿だ。砂色のミディアムロングヘアに、グレーの強い碧眼は今は楽し気に細められている。
一般的にはその端麗な容姿で有名であり、一度他の女性陣とともに情報屋の新聞にも載っていたほどだ。
容姿を挙げれば判るが、彼女は日本人では無い。正確に言えば日本人と別な国人のハーフらしいのだが、俺に教えてくれたレイはそれを知らないと言っていた。それと同時に、ミトも日本人とどこかの国のハーフらしい。
その彼女––––ロノミアは、ゆっくりと歩いて黒猫団へと近づいてきた。
皆唖然とする中、最初に口を開いたのはケイタだ。
「ろ、ロノミアさんですか⁉︎ 攻略組の!」
「ええ、そうですよ。どうぞよろしく」
にこりと微笑んだ彼女に、ササマルとダッカーが素早く横に詰め、サチの横に空いたスペースに礼を述べてから座るロノミア。
穏やかで話しかけやすい彼女は、すぐに黒猫団のみんなと打ち解けていた。
話の中でケイタがメンバーを紹介していく。自身、テツオ、ササマル、ダッカー、サチ、そして俺の順番に。
この場で自己紹介をすれば、ロノミアから怪しまれることは間違いないが、紹介をしないでくれと言うと、それはそれで黒猫団に不審がられる。
冷や汗が頬を伝うのを感じながら、俺はロノミアに軽く頭を下げる。
俺について何か言及するかに思えた彼女は、しかし何も聞くことなく「よろしく」と言ってきた。
これにはさすがに拍子抜けだったが、彼女なりに何か察してくれたのだろう。そう思うと、今この瞬間も黒猫団を騙しているという事実が俺にのしかかる。
その後十分ほど交流を深め、ロノミアは立ち去ろうとする。驚くべきはこの十分の間に、サチとフレンド登録を済ませた彼女の人柄だが、感嘆する他ない。
黒猫団にはサチ以外の女性プレイヤーはいないため、そのことにも気を利かせているのだろう。男連中だけだと相談しづらいこともあるだろうしな。
立ち上がって主街区の方向へと歩き出したロノミアを見送る中で、ケイタが彼女へと一歩踏み出して声を掛ける。
「ロノミアさん、あなたはどうして、攻略組で戦うんですか‼︎‼︎」
俺に夢を語っていたよりもさらに顔を上気させながら、ケイタはその問いを口にした。
彼女ならなんと答えるのだろう。現実に帰りたいから? それともみんなのために?
ありえそうな答えではあるが、しかし彼女の口からそのような言葉が出るとは俺には思えなかった。
そしてロノミアはゆっくりと振り返る。吹き抜けるそよ風が、砂色のミディアムロングを靡かせる。
そうしてケイタを見たロノミアの目は、まるで遠くを見るかのようだった。
「……誓いを果たすために」
にこりと微笑んでから、それ以上は何も無いというように、ロノミアは踵を返した。
主街区へと向かう彼女の背中は、ひどく小さく見えた。
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side––––キリト
二十層でロノミアに遭遇してから数日経った五月一六日。
二十八層にある狼ヶ原と呼ばれるフィールドに、俺は深夜のレベリングをしに来ていた。
目当ての場所に向かう途中でも、ここはフィールドなのでモンスターが当たり前のように湧く。なので索敵スキルでモンスターがいないかを確認しながら進んでいたのだが、索敵範囲内にプレイヤーの反応が二つあり、俺は立ち止まった。
反応の先は道の脇にある大きな岩だ。大きさ的には二人隠れても十分余るだろう。その岩の陰から出て来た一人のプレイヤーに、俺ははっと息を呑んだ。
「……ミト」
腰に刀を佩いたミトは、黒の混じった銀髪を揺らしながら俺と対峙した。
「久しぶりだな、キリト」
およそ一ヶ月ぶりのミトとの再会は、ひどくぎこちなくなってしまった。
「……あ、ああ。そう、だな」
そう挨拶を返した俺を見て、ミトは可笑しそうに笑った。
「ふはっ、……くっ……くっ……」
遂には腹を抱えながらも、笑いを堪えようとしているミトに、俺は思わずむっとして言った。
「なんだよ?」
「いやなに、攻略をすっぽかした豪胆さで普段通りかと思ったら、変につっかえてやがるから……くっ、ふはっ」
「……悪かったな、何も言わずに抜けて」
愉快げにこちらを見るミトは、手を構わないと言う様にひらひらさせた。
「俺も同じことをやっているからな、気にするな。まあ、レイたちには謝っときな。
…………ああそれと、ロアが訊きたいことがあるそうだ」
じゃあな。そう言って俺が来た道を歩いて主街区へと向かって行くミトの背中を見送る。
そのミトが見えなくなる頃合いに、ロノミアが俺の前に立った。
普段の温和な表情ではなく、この時の彼女は真剣な面持ちだった。どうしたのかと聞こうとしたが、ロノミアが俺をじっと見つめており、俺は言葉を発すことができないでいた。
そして彼女はおもむろに口を開いた。
「黒猫団には、いつ、あなたのことを明かすつもりですか?」
その問いに、俺は一瞬呼吸を忘れた。
半ば聞かれると予想していたが、こうして実際に聞かれると、言葉に出せない。
「そ、れは、まだ……」
つっかえながらもそう答えた俺を、ロノミアは厳しい目で俺を見ていた。
そうしてそのまま、沈黙が続いた。今目の前に立つロノミアを、俺は直視できないでいた。それもそうだ、元はと言えば俺のエゴで嘘をついて、今も騙し続けているのだ。
はあ、と。溜息をついたロノミアは、諭す様に俺に言った。
「何か事情があるのかとあの場では黙っていましたけど、もういいです。……およそ二ヶ月」
「……ぇ?」
初めは、その数字の意味が分からなかった、だが次に発された言葉で理解した。
「あと二ヶ月もあれば、黒猫団は攻略組に追いつきます。真実を明かすなら、急いだ方がいいですよ」
そうだ、黒猫団と攻略組のレベル差は、俺が効率のいい狩り場へと彼らを誘導していることから、かなり伸びがいい。
彼女の言う通り、あと二ヶ月もすれば攻略組に追いついてしまう。そこで自ずと俺の正体は彼らに知られることになる。
俺はロノミアに力なく頷いた。
「……ああ、分かってる」
返答を聴き終えたロノミアは、俺の横を通って主街区へと歩みを進めた。すれ違う間際、一度止まったロノミアが発した言葉。それはあの日から半年が経った今でも、俺の耳に残っている。
「自分一人で、最後にはなんとかできるなんて……思わない方がいい」
その言葉に、俺は振り返ることができなかった。ロノミアの気配が遠のくまで、俺はその場から動けなかった。
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side––––キリト
その後は、ロクに覚えてはいない。
普段よりも短い時間でレベリングを終えた俺は、黒猫団の宿がある層へと戻った。
転移が完了した時、ケイタからのメッセージが届いた。
その内容は、宿屋からサチが消えたというものだった。ギルドのメンバーリストで居場所が確認されないことから、単独で迷宮区にいるのではと考えたケイタ達はすでに探しに言った所のようだ。
一人で探すことになった俺は宿屋へと向かい、メニューウインドウを操作してスキル欄を表示し、追跡スキルを発動させる。
索敵スキルから派生して取得できるこのスキルは、フレンド登録を済ませているプレイヤーを一人選択して追跡できる。
現れた薄緑色の足跡を追って、主街区の外れにある水路の中へと進んで行く。何故ここに、そう思って首を捻りながら中に踏み込んだ俺は、水の滴る音だけが響く暗闇の片隅で、最近手に入れた隠蔽能力付きのマントを羽織ってうずくまっているサチを見つけた。
「……サチ」
声を掛けると、肩までの黒い髪を揺らして彼女は顔を上げ、驚いたように呟いた。
「キリト。……どうしてこんなとこが判ったの?」
スキルを使ったと言うことはできず、俺はどう答えたものかと迷った挙句、答えた。
「カンかな」
「……そっか」
サチはそれっきり黙って、膝の上に顔を伏せてしまった。俺が何か言おうと言葉を探して、二分が経とうというところでサチの囁き声が聞こえた。
「ねえ、キリト。一緒にどっか逃げよ」
反射的に聞き返す。
「逃げるって……何から」
「この街から。黒猫団のみんなから。モンスターから。……SAOから」
その言葉に、即座に答えられるほど、俺は女の子を––––人間を知らなかった。再び長い間考えてから、俺は恐る恐る訊ねた。
「それは……心中しようってこと?」
「ふふ……そうだね。それもいいかも……ううん、ごめん、嘘。死ぬ勇気があるなら、こんな街の圏内に隠れてないよね。……立ってないで、座ったら」
どうすべきなのかまるで判らないまま、俺はサチから少し距離を開けて石畳の上に座った。半月形の水路の出口から、街の明かりが星のように小さく見えた。
「…….私、死ぬの怖い。怖くて、この頃あんまり眠れないの」
やがて、サチはぽつりと呟いた。
「ねえ、何でこんなことになっちゃったの? 何でゲームから出られないの? 何でゲームなのに、ほんとに死ななきゃならないの? あの茅場って人は、こんなことして、何の得があるの? こんなことに、何の意味があるの……?」
その五つの質問に、個別に回答することはできた。しかし、サチが求めているのはそんな答えでないことくらい、俺にも解っていた。懸命に考え、俺は言った。
「多分、意味なんてない……誰も得なんてしないんだ。この世界が出来た時にもう、大事なことはみんな終わっちゃったんだ」
涙を流さずに泣いている女の子に、俺は酷い嘘をついた。なぜなら、少なくとも俺は自分の強さを隠して黒猫団に潜り込むことで密かな快感を得ていたからだ。その意味で、俺だけは明らかな得をしていた。
俺はこの時、全てをサチに打ち明けるべきだった。誠意というものを一欠片でも持ち合わせていたなら、己の醜いエゴを包み隠さず話すべきだったのだ。そうすればサチはある程度のプレッシャーから逃れることができたはずだったし、ささやかな安心感さえ得られたかもしれない。
言おうとしたが、間が悪かった。そんなのはただの言い訳だ。人の話を聞くふりをして、話さなくてよかったことに安堵している自分がいた。
だからこの時も、間が悪かったと、俺は自分に言い聞かせた。
「ロノミアさんにもね、同じようなことを言われちゃった」
不意にそう呟いたサチを、俺は横目でちらりと見る。伏し目がちな表情からは、まるで自分の無力さを嘆いているようだった。
『あなたがこの世界に来てしまったことに、意味はありません。でも、今サチが生きているこの世界で何をするか、それが大事なことだと思いますよ』
そう、メッセージのやりとりで言われたことがあったと、サチは教えてくれた。
「ロノミアさんもキリトも、強いよ。私なんかよりもずっとずっと強い。……でも、弱い私じゃ、きっと…………」
「……君は死なないよ」
涙を流さないでいる少女に対し、俺が口にできたのは、嘘で塗り固めた一言だけだった。
「なんでそんなことが言えるの?」
「……黒猫団は今のままでも十分に強いギルドだ。マージンも必要以上に取っている。あのギルドにいる限り君は安全だ。別に、無理に剣士に転向することなんてないんだ」
サチは顔を上げ、俺にすがるような視線を向けた。俺は、その目をまっすぐに見返せずに顔を伏せた。
「……ほんとに? ほんとに私は死なずに済むの? いつか現実に戻れるの?」
「ああ……君は死なない。いつかきっと、このゲームがクリアされる時まで」
説得力の欠片も無い、薄っぺらい言葉だった。だが、それでも、サチは俺の近くににじり寄り、俺の左肩に顔を当てて、少しだけ泣いた。
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side––––NO
「ねぇ、あの子……」
「ああ。一人だけ、だな」
「臆病だからこそ、あの子は解ってる。……この世界について」
「………………」
「……ミト」
「私はそろそろ行くわ、じゃあね」
「もういいんですか、お嬢」
「ええ。きっと首を長くして待ってるから、早く帰らないと」
と言うわけで黒猫団との出会いからサチを追跡するまででした。
アニメは見ましたか?早見さん演じるサチがケイタに頭をポンポンされるシーンを是非御一見あれ。
時間軸の方はアニメを参考にしています。
はつかねずみがやってきた
はなしは、おしまい