おっと本音が出てしまいましたね。
同意見の方は沢山いるはず……。
昨日作品の評価方法を知ったテノトでした。
拙い文ですが、どうぞ。
※2話の方を少し修正しました。
詰めも何もかもが甘い作者なので、不振に思った点がありましたら、お教え下さい。
~Side 晃毅~
今は家の屋根をぴょんぴょん跳んで高町の所へと向かっている。
しかし、まさかディーの言っていた少女が高町だとは。
にしても、何で任務は援護なんだ?
まるで高町にこの一件を任せて俺はサポートみたいな。
まあ、深くは考えなくてもいいか。
と考えていると高町は電柱の後ろに隠れた。
いや、すぐばれるぞそこは。
なんかの小動物と話しているのかと思えば、その小動物は高町に光る何かを渡した。
デバイスか?
そして俯いて祈るような姿勢をとった途端にジュエルシードに見つかった。
「やべっ!」
そのままジュエルシードは高町目掛けて飛び掛った。
そこへうまく飛び込みジュエルシードを受け止める。
「ぐっ!間に合った!」
「え?え?あなたは?」
突然の登場に大分動揺してるが、
「俺のことは後でいい!早くデバイス起動させるならさせろ!障壁は長く持たねーぞ!」
俺の魔力はディー曰く、ランクCと、結構低めらしい。何を基準か分からんけど。
「そ、そうだ!早くデバイスを起動させないと!」
小動物がそういうと、また頭を伏せてブツブツと何か言い出した。
「レイジング・ハート!セットアップ!」
ようやく起動させたようだ。
「君!早く封印しよう!」
「へ?ふぇぇ!?」
いやいや小動物、落ち着けよ。見た感じ魔法デビューして数秒の人に封印とか言っても分からんから。
てか障壁が!
「高町!いいからその杖らしきものを奴に向けろ!」
「へ?何で私の名m「いいから早く!」わ、わかったの!」
高町がデバイスを向けると障壁が現れた。それを確認してから俺の障壁を解く。
「俺が奴の気を引くからお前は小動物から封印の仕方を教わっておけ」
そう言ってジュエルシードの相手をする。
奴は特別な動きをするわけでもなく、ただ体当たりを仕掛けてくるだけだ。たまにフェイントが入ってウザったいが。
「るらぁぁ!!」
思いっきり殴り倒してみると、衝撃に怯んでよろけているもののそこまでダメージは無いようだ。
「ちぃっ!ならこれで!」
至近距離からM19を撃つ。大きく揺らいで体制を崩したところへM16A1の連射を駄目押しで撃ち込む。
「キィィィィィィィ!!!」
流石にダメージを受けたらしい。
そこに蹴り飛ばして距離を離す。
「封印の仕方は教わったか、高町」
「うん!」
「それなら奴が突っ込んで来たところに合わせて封印だ。俺が合図する」
「出来るか分からないけど、やってみるの!」
吹っ飛んだジュエルシードは体勢を立て直して突っ込んで来た。
「まだだ。もっと寄せて来てから……今だやれ!」
「は、はい!リリカルマジカル!ジュエルシード封印!」
「キ!?キィィィィィィィィィィィィィ!!!」
「封印完了!で、いいのかなぁ……?」
「ふう……。終わったか」
「ありがとう、二人とも」
さて、この一件解決したと言うことは……。
「ところで、あなたは誰なの?」
だよな。
けど正直名乗りたくない。
学校で気まずくなりそ、いや待て、知らないのか俺のこと。同じクラスなのに?
中々ショックが大きいな。そんなに俺って影が薄いのか?
「俺のこと知らないのかよ。俺はな「なのはーーー!!大丈夫か!?」っちぃ、来るべくして来るものなのか?」
ディーの予想通り鬼灯が来やがった。
「神影君!!」
「なのは、大丈夫か?怪我とかは無いな?良かった……。ところでお前、誰だ?」
面倒くさいことになってきたな。
今睨んできている鬼灯、コイツの力量は未知数だ。
神から聞いた原作のあらすじにはこんなやつは出て来てないし、そもそもこの世界には魔法がないはず。ならば俺達と同じく転生者なのだろうか?
どちらにせよ、目の前のやつは俺に最大のプレッシャーを放ち、今に飛び掛かられても平気な様に構えている。その鬼灯の背中になのはは隠れる様にいた。
……この調子で話が進むと衝突するのは火を見るよりも明らかだな。いらない争いはなるべく避けるように立ち回ろう。
取り合えずもう任務は完了しているからディーに報告だけして切り上げよう。
「今後もいずれ会うだろうし、今回は引き上げる。ただ一言言わせてくれ。この魔法のことは、そこの小動物とかとよく相談してよく考えろ。思うほど甘い世界ではない筈だぞ」
そう言いながら地面にスモークグレネードを投げつけ、視界を奪って撤退する。
「ぐわぁ!くそッ!目潰しかぁっ!?待てよオイッ!!」
「ご苦労だったな晃毅」
「本当にあれでよかったのか?」
「ああ、上出来だ」
「で、次の任務は?」
「そうだな。この事件のきっかけの宝石、ジュエルシードを関係者に隠れながらコソコソと集める事だな」
「了解したぜ。にしても、人遣い荒いな」
「そういう契約だからな。よろしく頼むぞ」
~Side ディー~
あれからは、特にお互いが介入することはなく集めるだけの日々が続いた。
こちらが集めたジュエルシードの数は3つ。高町の方が2つ。原作でどうだかは覚えていないどころか知らないが、フェイト・テスタロッサの方ではどの位集めたのだろうか。確か4つまで集めてそれを母、プレシア・テスタロッサに渡したところ少ないと言って虐待を受けていたはず……。
いや、まだこの世界にきていないのでは?
ふむ……。
不確定要素を気にし過ぎるのも考えものだ。その時その時で乗り切ろう。
確か、今日はアリサに頼まれて魔法の練習を見てやる日だ。
今回はデバイスの中の世界に精神だけ取り込んで、そこで魔法の練習をする。
あまり関わらせたくないのだが、本人はやる気満々だ。少しこちらから離れて準備体操をしている。なんともアクティブな御令嬢だ。
余談だが、此処は精神のみの世界だから準備体操は必要ないのだ。本人に言うと「気持ちの問題よ」と帰ってきそうだな。
「で、まず何をするの?」
「まずは魔法について話そう。魔力とは、世界に散らばる魔素、それを体内へ取り込み精神力で制御することで扱う力だ。この魔力を色々な力へと変換して行使したものが魔法だ」
自分のアルハザードの知識からざっくりと説明してみた。うんうん唸りながら考えるアリサ。
「付け加えると、今の時代では、魔素を取り込み魔力を生み出す器官のにリンカーコアが重要視されている。このリンカーコアとは動物の器官で言うと、心臓と肺を合わせたような器官だな。大きければ大きいほど大量の魔素を取り込めて、大量の魔力を生み出せて、大量の魔力を行使できる」
「う~ん……。なんとなくは理解できたかも……」
「そうか。始めから理解しろとは言わんよ。まずは感じるところからだ。今この空間は魔素で満ち溢れているから簡単に感じられるはずだ。人差し指を立てて、そこの先に温かいものを感じるように念じてみろ」
指示通りに人差し指を立てて、またも唸るアリサ。
「わっ。なんだか光ったよ」
「感じられたようだな。それが魔力だ」
アリサの指先はボッボッと音を立てて深く暗く光っていた。
そう、たとえるならその色は闇色。
深い闇。気づけば吸い込まれてしまっていそうな程深く暗かった。
加えて、ボッボッという音を立てたと言うことは、闇と炎の魔力変換素質があるやも知れない。
「次に魔法陣を教えよう。魔法陣とは、魔法を使う上でも使用する精神力のサポーターのようなものだ。この魔法陣がうまく刻まれていないと、魔法の質もそれなりに落ちる。精神力だけでも魔法は行使できるが、やはり魔法陣も重要だ」
これもまた、アルハザードからの知識だ。
「これからアリサに教える魔法陣は魔法戦主体のミッド式でもなく、格闘戦主体のベルカ式でもない。言うならば、アルハザード式でアルハ式だろうか」
「私はミッド式とかベルカ式とか自体知らないけどね」
「突っ込むのはそこか。まあこのアルハ式以外我は知らないのだがね」
そう言いつつ地面に指に溜めた魔力で焼き後を付ける。そうして魔法陣の形を書いていく。自分自身魔法の行使はこれが始めてだ。メタ的な意味ではなくだ。
形は、大きな二重の環の中に六芒星を書き頂点に小さな円を書いたもの。日本の大きな環と環の間と六芒星の内側には術式を羅列してある。
「アリサ、さっきと同じように指に魔力を溜めてなぞって見ろ」
「え?これをなぞるの?」
顔を引きつって笑うアリサ。どうしたのだ?
「そうだ。なに安心しろ。一回書いてそれを自分のものとしてリンカーコアに刻み込めば、後は自分の好きなタイミングで自分の足元に描かれる」
「それはいいんだけど……。ディー、さらさら書いてた割りにとんでもない代物なんですけど」
確かに、大きくて複雑で見た事もない文字が羅列しているのだから、移すのはキツいだろう。アラブ文字で書かれた本をそのまま写せと言われれば、それは誰でもめげる。
「そうだな。最初の難関、または洗礼とでも思えばいい」
「なん……ですって……!」
アリサは戦慄した。
「ハァ……ハァ……。やっと、なぞり終わったわよ……」
随分とすごい速さでなぞったようだな。
「よし、ならこの紙に書いてある呪文を魔法陣の中央に立ち、体に魔力を込めて唱えてくれ」
これもアルハザードのやり方だ。
「分かったわ。えっと……
『我、魔の力を行使する者也
空を統べる風
瓶の水と踊るは炎
其れ等を包むは大地也
目覚めの光と安らかな闇
森羅をして力と共に唄われるは我等也
但し我等森羅を扱うほど強き存在に非ず
然るに陣を内に刻む也』
魔法陣アルハ式、刻印!!」
アリサの体が浮き上がり、四方上下に同じ魔法陣が展開する。
それらがどんどん小さく縮みながらアリサを包んでいき、胸元で光って消えた。
「よし、完了だな。試しに展開してみろ。足元に現れるようイメージするんだ」
うん、と頷きアリサは目を瞑り念じ始めた。
すると魔法陣が足元に展開した。
魔法陣はキラキラ輝きながらクルクル回っている。
「わぁ!なにこれ面白いわ!もっと練習していきましょう!」
自分が魔法を使えていると言う実感が湧いてきたのか、俄然やる気が出てきたようだ。何故かしたり顔でこちらを見てくる。
では次のステップに進もう。
「よし、では先ほどやった魔力の集中を使って魔力の玉を作れ。作った玉は自分の周りをクルクル回るようにして維持し、可能な限り魔力の玉を作れ。一つでも制御から外れたら1からやり直しだ」
「ふふん。今の私なら何でもそつなくこなせるわ!」
鼻で笑いながら調子づくアリサ。
だがアリサが思うほど簡単ではないのだよ。
案の定、5分程度で精神が持たなくなって気絶したため今日の練習は終いにした。
取り合えず、明日から1時間はこの練習をすると述べると、顔を青く染めてガクガクと体を震え始めた。