あれは嘘だ。
すみません、本気ですみません。
一言で言うと、ヤル気が起きなかったのです。
結果的に嘘報告になってしまって申し訳ないです……。
今回は繋ぎ兼伏線回となっております。
回収できなきゃ首括るぐらいの気持ちがないといけない様な感じです。
次話もすぐ投稿しますので、何か有りましたら気軽に感想にてお願いします。
ここは、何処だ?
俺は、誰だ?
何で、此処に居るんだ?
「目覚めたかね」
お前は、誰だ?
「産みの親、とでも言おうか」
いまいち、実感が湧いてこない。
「そうか……。ならば友というのはどうだ」
意味が、分からん。
「そうか。その内分かって来るのではないか?」
信じて、いいのか?
「ああ、信じてくれ。私、いや、私達は君を裏切ったりしないよ。断言する」
……?
「確かに此処の連中は私も含めて変人奇人ばかりさ。でも、裏切ったりしない。何故なら……」
何故なら?
「君は私達の願いだからさ」
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なのは、アリサ、神影、晃毅、射人の海鳴魔導師少年少女は、管理局の民間協力者としてアースラの乗組員になった。もちろんユーノもだ。
六人はアースラの本任務でのミーティングにて挨拶を済ませた。
そのときなのははクロノと目がパチッとあったので、えへへと照れ臭そうにはにかむと、クロノはブスッと顔を顰めてミーティングにて配られた資料へと目を落とした。ユーノと神影はチッ!と露骨に舌打ちしてみせた。
なのはは暫く学校を休んでアースラに残るが、アリサ達は学校には行って放課後にジュエルシード捜索をする形をとることに決まった。
それから10日間、管理局との協力によって、なのは達はジュエルシードを2つ集めた。フェイトは1つ。
その間、ディーはフェイトから離れられる状況でないので帰って来ていない。もちろんアリサはご立腹。
今はアースラの食堂で、みんなで持ち寄ったお菓子を食べている。これが最近の六人の楽しみとなっている。
「あと6つ。何処にあるんだろうね」
「何処だろう。フェイトちゃんにも会えないし……」
「何でディーは帰ってこないのよ。ディーがいないから魔法の特訓できないじゃない」
「そんな事より、僕の焼いたクッキーを食べてくれ。こいつをどう思う?」
「凄く……美味しい……」
何となく沈んだ空気。恐らく原因はなのはの醸し出す雰囲気にあると思われている。
しかし、誰もその雰囲気を咎めようとはしない。ある種の優しさでもある。
「……あのね、フェイトちゃんは一人で寂しいんだと思うの」
なのはは唐突に語りだした。
「私も一人な時が多かったからね、あんな瞳をしてたら何となく分かっちゃうの」
「あー。俺も親が死んでからなのはに会うまでは一人だったし、その気持ちなんとなくを分かる」
「本質的に違うけど、私もほんの少しだけど分かる。両親忙しいから、いつもは鮫島か家の犬っころが話し相手だったわ」
「だから私、フェイトちゃんと寂しさを分かち合いたい。喜びも分かち合いたい。一人のときに自分がして欲しかったことを、フェイトちゃんにいっぱい、いーっぱいしてあげたい!」
机を叩いて立ち上がるなのは。
全員なのはの気持ちを黙って聞いていた。
「戦いながらでも、少しでもお話ししたい!本気で向き合いたい!」
どんどんなのはは自分の胸の内を語っていき、ハッとして言った。
「そうだ、私はフェイトちゃんと友達になりたいんだ!」
そう高々と。
「なのは……」
アリサは一言ここでなのはに、
「それがなのはの気持ちね。なら、早くあの子に会って言わなきゃね」
と笑って言った。
なのはは「うん!」と気持ちの良い返事を晴れ渡るような笑顔でして見せた。
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「また空振りだねフェイト」
「そうだねアルフ」
「やっぱり管理局の連中と鉢合わせない様にとなると難しいよ」
「そうだよね、何か考えなきゃ」
「取り合えず、今は家に帰ろう。そうだ!アタシねフェイト、料理を覚えたんだよ!早速家に帰ったら美味しいのを作って上げる!」
「ディーに教えてもらったの?」
「うっ。癪だけど、そうなんだよね……」
フェイトとアルフもアリサ達同様かなり捜索が難航している。管理局の網を掻い潜って探し出さなくてはならないとからだ。
管理局の網を掻い潜っての捜索は不可能に近い。そこを難航とはいえども可能としているところから、フェイトとアルフの優秀さが窺える。
余談だが、アルフはディーに料理のことをメタクソに言われて悔しかったらしく、料理の練習をこっそりしてディーもフェイトも驚かしてやろうと企んだ。しかし全く身につかず、寧ろ練習しているところをずっとディーとフェイトに見られていた。終いには、いくらやっても上達しない料理の腕をディーに不憫に思われて特訓してもらっていたのだった。
フェイトとアルフが家に戻ってくると、ディーは昼寝をしていた。一応監禁扱いなので家からは一歩も出ようとしない。
そんなディーにアルフは呆れていた。
「しかしコイツはよく寝るね~。こんなのに怯えてたのが恥ずかしく感じるよ」
「そうかな?脳ある鷹は爪隠すって言うよ」
何よりも、簡単に抜け出せる状況なのに抜け出さないのは、自分達との約束もあるが、余裕の現れなんだとフェイトは思う。
フェイトはそういってディーの顔を覗き込んだ。するとディーの寝顔が段々険しくなっていった。
ゴッッ!
そして、ディーは身体をバッと起こした為にフェイトの頭とぶつかった。
ディーは寝惚けていてあまり痛みを感じないが、フェイトはあまりの痛みに声も上げられないでいる。
「……夢か」
ディーが一言そう言うのを皮切りに、アルフの怒声が響き渡った。