逆トリップからのトリップ!? 作:ひがし
ジリリリリリリ
……うるせぇ
もう少しこの至福の一時を味わっていたいんだよ。
「やっべぇ、今時っ!?」
時計を取ると針は8時を指している。
…ん? 見間違いじゃ無いよな?
もう一度時計を見るがやはり針は8時を指している。
自分の部屋のベットで寝てる場合じゃねぇっ!
「っ!マジ遅刻かも」
俺はベットから飛び降り急いで制服を着る。
中々ズボンに足が通らない。
「何でこんなに着にくいんだよ、この服はっ!?」
何とか制服を着て下に降りると、
「早くしないと遅刻するわよ。全く夜遅くまで遊んでるからよ」
母さんからお小言をもらっちまった。
朝から耳元で怒らないでくれ。
「朝ごはんは?」
「いらねっ! 行ってくる~」
と言って俺は家を飛び出した。
学校
「翡翠 大丈夫かな出来なければ」
翡翠を心配していると教室の扉が開いたから、見てみると
「おはよー、諸君、今日も1日頑張ろー!」
と言って翡翠が入ってきたところだった。
相変わらず翡翠は元気だな…
クラスのみんなと挨拶をしながらこっちに来て私の隣の席に座った。
「琥珀~、おはよ~」
「翡翠、おはよう」
「で! 突然で悪いんだけど宿題見せてくんね?」
「今日もやってないの?」
「あったりまえじんっ!俺を何だと思ってんの?」
「……はい」
「あんがと」
宿題をやってない翡翠のために仕方なく宿題を貸してあげる。
チャイムが鳴った後先生が入ってきた。
「お前ら全員席に付けー。今日は………」
今日の4限目は実技かぁ…
また翡翠暴れるのかなぁ…
4限目
翡翠 4限目なのに元気……
なんであんなに動けるんだろう…
「お前らそんなんでくたばるのかよー」
「っく!こいつ化け物か!?」
「アイツ病気じゃねーのかよ」
「おらおら もういっちょ行くぜ~」
あの人たち可哀想……
翡翠と張り合ったってしょうがないのに
キーンコーンカーンコーン……
あっ、終わりだ
「全くお前ら少しだらしねぇぞ?仮にもお前らA†だろ?」
「あんなに動いて息乱してねーのお前だけだよ」
「そうか? まぁ いいや早く教室もーどろー」
ほんと、翡翠は企画外だよね...
翡翠side
今は琥珀と歩いて家に帰っている。
「今日も翡翠凄かったね。
私にはあんなこと出来ないよ」
「まぁな!!
俺の運動神経はライオンとチーターを足した感じだぜっ!」
「どっちも似たようなものだと思うけど……」
「じゃぁ 俺ん家此方だからまた 明日な!」
「うん またね」
ガチャ
「ただいま~って言っても誰もいないんだけどな……」
「まぁ 誰もいないし、あの実験でもするか」
琥珀side
「翡翠って何であんなに動けるんだろう?……」
翡翠と別れて一人で帰っていると、後ろから声をかけられた
「おい お前……ちょっと俺の力の実験台になれ」
ちょっと...いや、だいぶ怪しい男数人が私の後ろに立っていた
逃げたかったけど、流石に逃げるのは失礼だよね…
「あなた方は……どちら様ですか?」
「俺達はな………」
----回想----
琥珀に話しかけてきた男達がとある部屋にいた
「やった これが俺の力」
「兄貴やりましたね!早速その力見せてくださいっ!」
「おうっ! じゃぁ力試しがてらに誰か襲うか」
「はいっ 兄貴誰を襲うんですか?」
「アイツだ 弱そうだしな」
男は部屋からちょうど見えた弱そうな女に目をつけた―――
----回想終わり----
「と言うわけだから大人しく実験台になれっ!」
「……嫌ですよ」
「なら力ずくで教えてやるっ!(シャキン さぁ俺の氷の刀を受けろっ」
と言って男は何もない所から作り出した氷でできた刀を琥珀に向けた
「氷の刀ですか……まだまだ脆いですね…なら」
敵side
「氷の刀ですか……まだまだ脆いですね…なら」
アイツ俺の刀を『脆いですね』だとっ!ふざけるなっ!
…何だアイツ 目を閉じた?アイツも力を?……
っ! あの武器は……アイツっ! 神埼琥珀かっ!?
「アイツはヤバいっ!逃げるぞ!」
「兄貴どこ行くんすか!?って置いてかないでくださいよー!」
琥珀side
目を開けると……
「あれっ?誰もいない……まぁいいや」
琥珀は何事もなかったかのように家に帰りだした――――――