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第二話クラス代表?
「イスカンダルだ。みんな、よろしく頼む。」
イスカンダル、と言う名前から察するにまず日本人ではないだろう。とクラスの生徒は全員思った。しかし何故こんなに日本語が流暢に喋れるのか疑問が残る。すると。
「はーい、しつもーん。なんでイスカンダルくんはそんなに日本語が上手なんですかー?」
と、クラスの女子の内の一人が質問をする。
「む?いやぁ〜それがだな....日本のゲーム、とやらで日本語は覚えたのだ。恥ずかしい話だが、余はゲームが趣味でな。最新のゲームは網羅しておるぞ?」
がはは、と笑う征服王。そのワイルドな風貌とは真逆の趣味にクラス内は呆れ返っている。もしここに魔術師殺しがいればこう言うであろう。『こんなやつに一度世界は征服されかけたのか....?』と。
「なあ。」
「ん?」
「イスカンダル....でいいんだよな。俺は織斑一夏!友達になろうぜ!俺の事は一夏って呼んでくれていいからさ。えーっとなんて呼べばいい?」
「ふむ、余の事はイスカンダルと呼べばいい。余も貴様を我が友として認めよう。一夏よ。」
「おう!いや〜しかし男友達ができて良かったぜ....ほら、ここ殆どが女子しかいないじゃん?」
「む?別に良いではないか。男ならば誰もが一度は憧れる世界だぞ?」
「そうだけどさ....」
一夏は思った。『絶対弾と仲良くなるな....』と....
一夏とイスカンダルがしばらく談笑をしていると
「すまない、一夏を借りてもいいか?」
と、女子にしては男前な喋り方で話しかけられた。声のする方を見てみると
「箒....?」
「うむ、久しぶりだな。一夏」
「ああ!何年ぶりだ?とにかく!久しぶりだなぁ....そう言えば束ねさん元気か?」
「....あぁ、多分な....それより一夏、屋上に行かないか?」
「えっ?でも....」
と言って、イスカンダルの方をちらりと見る。するとイスカンダルは何をいいたいのか察したのか
「うむ、余の事は気にせず、行ってくるが良い。女を待たせるは男児の風上に置けぬ事と思え。一夏よ。」
「あ、あぁ。ありがとう。じゃぁ、行ってくる。」
と言って一夏は箒のほうへと歩いていく。
ーー屋上
一夏は箒に連れられ、屋上へと来ていた。一夏としては次の授業まで時間がないので少し急いでもらいたい気持ちだ。
「そ、そのっ....よ、よく私だとわかったな....もう何年もあってないというのに....」
箒がモジモジとしながら話しかけてくる。トイレに行きたいんだろうか?
「ああ、そりゃわかるさ。幼馴染みの顔なんて忘れるかよ」
「そっ、そうか!ならいいのだ!」
「てか俺があげたリボンまだ付けてくれてたんだな。ポニーテールも似合ってるぞ。」
「っ!?ば、馬鹿者!いきなりなんだ!ビックリするではないか!」
「?そうだったか?なんかごめんな?」
「あ、いや、そこまで言ってないぞ?」
ショボンとした俺に箒が慰めの言葉を入れてくれた。
そう言えば次の授業ってなんだったっけ....
....ヤバイ。次の授業千冬姉の授業だ。遅刻したら殺される…ああ!もう時間が1分しかない!
「走るぞ!箒!」
「えっ?えっ?」
「ああ!もうこい!」
パシッと箒の手を取って急いで教室に向かう。道中で箒がブツブツ言ってたが何を言っていたのかよく聞き取れなかった。
ーー教室
「ちょっと宜しくて?」
「ん?」
「まぁ!なんですのその気の抜けた返事は!私に話しかけられるだけでも光栄ですのに、返事もきちんとできないなんて」
一夏が箒とやらに連れられ屋上へ行った後、何故か余は金髪の少女に話しかけられていた。
「すまんな。だが余はお前が来ることを知らなかった。そして余はお前が何者かも知らん。故に自己紹介をしてくれると助かる。」
「まぁ!知らない!?このイギリスの代表候補生にしてオルコット家現当主のセシリア・オルコットの名を?」
「ふむ、知らんな。」
イスカンダルはイギリス、と聞いてかつて戦った一人の少女を思い出していた。その名はアルトリア・ペンドラゴン。またの名をアーサー王。
「全く、聞いてますの!?」
「すまん、全く聞こえていなかったもう一度言ってくれるか?」
「ですから!」
オルコットが言葉を紡ごうとした瞬間物凄いスピードで一夏と箒が教室に滑り込んできた。と、同時に授業開始を告げるチャイムが鳴った。
「くっ....いい事!?次もまたきますわ!逃げないでくださいまし!」
イスカンダルが『どこに逃げるんだ?』と的外れなことを考えている間に千冬が教室に入ってくる
「起立!服装を正して!礼!お願いします!」
遂にIS学園の授業が始まった
「ゼエッ…ゼエッ…も、もう無理…」
授業が始まる寸前で滑り込め、遅刻にはならずに済んだが案の定、千冬姉の出席簿アタックが俺の脳天目掛けて振り下ろされ、ものすごくいい音が教室に鳴り響いたとさ。
「ああ、そうだ。ひとついい忘れていた。クラス代表を決めなければな。」
クラス代表?ってなんだ?
「クラス代表は読んで字の如く、クラスの代表者だ。まぁ、クラスの委員長とでも思ってもらえばいい。クラス代表に選ばれたものは一年間は原則変更ができないが、内申点は上がるぞ。しかし、年中競技のクラス別対抗トーナメントに出てもらったり、集会に集まってもらったりと重要な仕事だ。推薦自選は問わん。誰かいないか?」
「はーい、織斑一夏君がいいと思いまーす。」
「え?お、俺?」
「織斑に一票か。他はないか?無ければ織斑に決まるぞ?」
「グググ....!じゃぁ、俺はイスカンダルを推薦する!」
「なんとっ!?」
「織斑とイスカンダルに一票だな。他はないな。無いならこれでーー」
「納得いきませんわ!」
バンッと机の音を鳴らして行き成り立ったのはオルコットだった。
「クラス代表になるのは実力が最も高い者が成るのが必然!それを物珍しいというだけで男に代表を任せるなんて、私に1年間屈辱を味わえというのですか!?大体日本などという文化的にも後進した国で何を学べというのですか!」
この時、クラスの大半のものがこう思っただろう。『やっちまったなぁ』と。
そしてその気持ちを代弁する者が一人。
「イギリスだって大したお国自慢ないだろ。何年連続で飯まず選手権とってんだよ。」
「あ、あなた、私の祖国を侮辱しますの!?」
「先にしてきたのはそっちだろ!」
ギャアギャアと騒ぐオルコットと一夏。それを見守るイスカンダルは
「喧しい!」
「「!?」」
「大体どこの国の文化かどうだとは関係がないだろう。今は!クラス代表を選出すると言う話では無かったのか!」
「「....」」
「全く....千冬よ」
「織斑先生だ。なんだ?」
「余と一夏、オルコットによるバトルロイヤルを提案する。それで最後まで勝ち残ったものがクラス代表だ。どうだ?」
「ふむ....良いだろう。では、織斑、イスカンダル、オルコットの3名は週末の土曜日、13時00分より第四アリーナでクラス代表選出戦を開始する。それまでに準備しておくように!」
「あ、後それからオルコットさんは生徒指導室に来てくださいね。代表候補生の何たるかを教えて差し上げますから」
ウフフ....と笑う山田先生はただひたすらに怖かったとだけ言っておこう
羅正紋「まず一言、セシリアアンチではありません。ただこうなってしまったというだけです。鈴が一番好きやなぁ....では皆さん次回もお楽しみに!」