俺の古代地縛融合デッキ   作:凡人9号

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某所で見かけたデフォルメ地縛神が悪い。かわいすぎて書いちゃったので起訴。

シャチさんもかわいいから使いたかったけどコカパクアプだけでいいかなって凡9満足しちゃった。


俺の入試試験

どうしてこうなった。

 

この思いを胸に抱いてから何年も、十何年も経った。のだが、未だに解決の糸口は見えもしない。

 

だがしかし、今の俺の感情はその何年も続く思い出は無く、

俺の手札の五枚と、この状況にである。

 

魔法の歯車

古代の機械工兵(アンティーク・ギア・エンジニア)

古代の機械巨竜(アンティーク・ギアガジェドラルドラゴン)

古代の整備場

融合賢者

 

手札事故ってますやん。

 

そしてこの状況で俺の左の二の腕にダッコちゃんの如くくっついているもちぷよボデーの三頭身くらいにデフォルメされたカワイイ満足神こと地縛神(じばくしん)Ccapac(コカパク) Apu(アプ)と、俺の足元で足を畳んで馬の様に座っているオモチャの木馬程度の大きさの古代の機械(アンティーク・ギア・)究極巨人(アルティメット・ゴーレム)。この二体はカードの精霊・・・なんだと思う、何で曖昧なのかって?だってこいつ等喋らないからよくわからないし・・・

もしかして→イマジナリーフレンド?

 

そして相手の場には古代の機械巨人(アンティーク・ギア・ゴーレム)が二体に伏せカード無しで、手札が二枚。

何が起きたって?相手が古代の歯車を機械複製術でデッキから二体追加し、魔法の歯車で手札とデッキの古代の機械巨人を召喚条件を無効にして特殊召喚したのだ。

 

手札事故で積んでる状況。

 

「これで(わたくし)のターンはエンドなノーネ。どうしたのですかシニョール。貴方のターンなノーネ」

 

デュエルアカデミア入試試験の一つ、実技試験の真っ最中。

相手はかの有名な古代の歯車(アンティーク・ギア)の暗黒の中世使いで、同じテーマのカードを使う俺としては尊敬を隠しきれ無いクロノス・デ・メディチ教官。

 

俺の、俺の・・・俺は、尊敬する人に対してリスペクトデュエルできないのか。

 

凹んでいる俺の腕をぽんぽんと、というかぽむぽむって感じの擬音で叩いてくるので仕方なく見てみればなんか知らんがグッ!と力強く左腕?を俺の顔に向けて突き出しているコカパクアプ・・・なにやら良く分からんが、とにかく凄い自信だ。

 

「クロノスさん。このデュエル・・・正直、次引くカードで決着がつきますよね」

「その通りなノーネ。貴方のターンで最低でも壁モンスターを二体、召喚しなければならないノーネ」

「ですから、俺は・・・いつも通り運に頼ったデュエルをします」

「運も実力の内、なノーネ。気にせずいつも通りのデュエルを見せてくだサーイ」

「では、お待たせしてすみません。俺のターン!ドローッ!」

 

引いたカードは・・・手札断殺。

 

「俺は手札から手札断殺を発動!互いに手札を二枚墓地に送り、デッキから二枚ドローする!」

「手札交換カードなノーネ!」

「手札の古代の整備場と魔法の歯車を墓地に送り、二枚ドロー!」

古代の機械兵士(アンティーク・ギア・ソルジャー)と古代の機械城を墓地に送リーノ、二枚ドローニョ」

 

引いたカードは、E-HEROプリズマーと死者蘇生・・・地縛神マジ俺の神様。そしてマジえげつねぇ。

 

「俺は手札よりE-HEROプリズマーを召喚!そしてプリズマーの効果を発動。エクストラデッキの融合モンスターの素材一体を墓地に送り、プリズマーはエンドフェイズ時まで同名カードとして扱われる!俺はデッキから古代の機械巨人を墓地に送りプリズマーはその名を得る!そして手札より融合賢者を発動、この効果により俺はデッキより融合のカードを手札に加える!」

「まさか、その流レーデ出てくるモンスターワッ!」

「手札より、融合発動!俺の手札からアンティーク・ギアの名の付くモンスターを二体とフィールド上の古代の機械巨人と言う名のプリズマーを融合!起きろ出番だ、歯車回せよ俺の相棒!古代の機械究極巨人を召喚!」

 

フィールドに現れた機械巨竜と機械工兵が組み合わさり機械で出来た馬の首から下の姿になり、変身ポーズをとってから飛び上がったプリズマーが空中で古代の機械巨人へと変貌し、

 

プラシドポーズを決めた・・・何故ネタに走るし。というか何故知ってるし。

 

そして出来上がったまま微動だにしない古代の機械究極巨人へと向け、足元にいたその精霊が飛び上がり体の中へと消えて行き、動かなかった究極巨人が歯車が噛み合ったかのように動き出して両腕で力こぶを作りコロンビアのポーズを取った・・・・・・もう、何も言うまい。

 

「そして、これが俺のリスペクト!手札より死者蘇生を発動!機械の墓場から錆びを落とし舞えよ、古代の機械巨竜!そしてすまん、相打ち特攻を命ずる!」

 

墓地から蘇り、雄叫びを上げていた最中にこの命令を受けたので首を絞められたような妙な鳴き声を上げてこちらを見てくるが、オーダーの変更無し。と俺の意思が伝わるとヤケクソにも聞こえる雄叫びを上げながら古代の機械巨人に激突し、バラバラのパーツへとなって消えて行った・・・すまぬ、すまぬ・・・

 

「ま、まさかシニョール。貴方の言うリスペクトとは・・・」

「相手を尊敬し。倒される前に倒す!尊敬しているからこそ、いつかは乗り越えたい壁となるんですよ!」

「しかし、ソレは世に言うリスペクトとは方向性が違うノーネ。きっとこれから苦労するノーネ」

「茨の道は覚悟の上です。だからこそ、歩むべき価値があるというモノです」

「感傷に浸っている所悪いのデースガ、まだデュエルは終わってないノーネ!」

「そうですね・・・では行け究極巨人!古代の機械巨人を廃材にしろ」

 

飛び上がった古代の機械究極巨人・・・言いにくいから機械()究極()巨人()と呼ぼう。色々問題はありそうだが、デュエル世界だから気にしない。

 

そいつが俺の命令通り機械巨人を・・・機械で良かった、って感じに勢いよくスクラップにし、その破片を蹴り飛ばしてクロノスさんにかすらせる事でライフポイントの表記が4000から2600へ変動した。

 

「これでターンエンドです!」

「では私のターン、ドローニョ・・・・・・どうやら運命は私には微笑まなかったようなノーネ」

「完全に運でどうにかなってるのが俺なんで・・・なんかすみません」

「先ほども言ったのだけレード、運も実力の内、なノーネ・・・寮別けの査定には響クート思いマースガ、構わないノーネ?」

「ええ、クロノスさんと戦えただけでもう満足って言っても言い過ぎじゃないんで」

「そう言って頂けると光栄なノーネ。では、私のターンは終了なノーネ」

「では俺のターン、ドローからのありがとうございましたダイレクトアタック!」

 

かくして、俺の入試試験は終わったのであった。それはもう、いろんな意味で終わった。

ああうん、聞こえてる聞こえてる。その辺のベンチに座って項垂れてると良く聞こえてる。

 

曰く「運だけ」「パワーカード」「短くて実力分からねぇ」「融合メインなのか?」「ってか足元になんか見えるんだけど」「病院行って来い」・・・なんで精霊見える奴がいるんですかねぇ。

 

そして俺の周りをゆっくりと回っている古代の機械究極巨人と、彼に乗っただけ融合したコカパクアプが盆踊りのような動きをしている。

もう本当に意味が分からない。

 

そして俺は、もう趣味となりつつある持て余す時間をどうしてこうなったのか。を改めて見返すことにした。

 

一番初めから、となると・・・俺が満足民だった所からか。




つづきますん。


今気が付いた。
こいつ、ARC-Vだったら酷い設定のキャラになるぞ!(今作の敵とされる融合次元の手先が使うカード&シンクロ次元かつて?の敵モンスター)
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