俺の古代地縛融合デッキ   作:凡人9号

14 / 16
ペガサスさん、口調難し過ぎッスよ!


俺とトゥーンデッキ

気絶した黒服を放置して寮に戻りデッキ調整してたら寝落ちして、起きたら校長の前に拉致られてた上に縛られてたり、校則違反でデュエルすることになったり、それ用のデッキを用意してたら一日が過ぎていたり、ギリギリで間に合ったりエクゾったり、寮に戻ろうとしてたら遊戯王世界での遊戯王の生みの親が後ろから声をかけてきた・・・なんだ、なんなんだ?

 

「フフフ、ユーは今動揺していますね。何故私がここにいるのかと」

「そりゃ、するでしょう・・・大御所なんてレベルじゃない人が一回の生徒に話しかけるどころか名前まで把握されてるなんて」

「答えはシンプル。ミツル・アシカガと言う少年が千年(ミレニアム)アイテムに詳しい、と言う情報が有ったので気になってきてしまったのデース」

 

フットワーク軽いな大御所!でも遊戯王ってガチオカルトな所あるし気になったとこをはガンガン突っ込んでいくべきなんだって分かるけど、この人は軽すぎるでしょ。ノリも軽そうに見えてこの人マジで強いからな、今もニッコニッコしてるけど圧迫感ヤベェし・・・

 

「そして先ほど、エクゾディアを揃えたほどの実力者である事を確認して、こうして話しかけに来たわけなのです。どうでしょう、私に少し教えて頂いても?」

「・・・千年眼(ミレニアム・アイ)の元持ち主に教えられるほどの知識はありませんよ」

「今の言葉だけで十分ですよミツルボーイ。ユーには様々な謎がありそうですね」

「俺は口よりデュエルの方が多弁ですよ」

「では、デュエルの時間デース!」

「・・・問題は、ペガサス・J・クロフォード。あんたとどのデッキでやり合うかだ」

「いくつか持っているのですか?でしたらユーのフェイバリットでカモーン。もっとも、ミーも負けるつもりはないのですが」

「世界的に見てもトップから数えた方が早いデュエリスト・・・今から見せるのは。今の俺の全力だ!」

「今の?中々に意味深は発言ですが、今は今を楽しみましょう!」

 

お互いにデュエルディスクを構え、カードを五枚「デュエッ!」「デュエルデース」引き抜き、表示される先攻の文字。

 

「俺のターンドロー!」

 

手札断殺

融合

融合準備

古代の整備場

古代の機械騎士

そしてドローカードの古代の機械城

 

「手札から手札断殺を発動!お互いに手札を二枚捨てて二枚ドロー!」

「ふーむ、では私が捨てるのはこの二枚デース」

「手札から古代の機械城を発動して古代の機械騎士を召喚。機械城にカウンターが一つ溜まり、カードを一枚伏せてターンエンドです」

 

普通に考えたらそこそこの出だしだが、相手が相手だからぶっちゃけマジで究極巨人を出して置きたかったが・・・さて、どうなる事やら。

 

「ではミーのターン、ドローデース。ふーむ、1000のライフポイントを支払ってトゥーン・ワールドを発動してからトゥーン・ヂェミナイ・エルフ召喚デース。このモンスターは召喚したターンには攻撃することが出来ないのでカードを二枚伏せてターンエンドデース」

「では俺のターンドロー!歯車街を発動!このカードの効果でアンティーク・ギアモンスターの召喚に必要なリリース数を一体少なくする。そして古代の機械兵士を素材にして古代の機械巨人を召喚!機械城にカウンターが一つ追加される!」

「ワーオ!攻撃時トラップ魔法の効果を受け付けないモンスター!」

「リアクション激しくてあんたの事好きだよ俺は。と言うわけで先制一打目だ!」

「オーウ1100のダメージを受けてしまいライフポイントは残り1900。ですが、デュエルはまだまだこれからデース」

「お楽しみはこれからだってな。俺はこのままターンエンドだ」

「ではミーのターン、ドローデース。この時トゥーン・ワールドの効果で500ポイントライフを支払い・・・ませーん!」

「デッキトップのカードを三枚墓地へと送り、トゥーン・キングダムを発動しマース。そして手札からトゥーンのもくじを発動してブルーアイズ・トゥーン・ドラゴンを手札に加え、コストダウンを発動デース!」

「一体分の生け贄はどこから?」

「墓地からデース。死者蘇生を発動してトゥーン・ヂェミナイ・エルフを特殊召喚してリリース、ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴンを召喚デース」

「でも、召喚したターン攻撃できないんでしょう?」

「その通りデース。これでミーはターンエンドデース」

「では俺のターンドロー!二つのカウンターが載っている古代の機械城をリリースし、古代の機械竜を召喚」

「その時にリバースカード、トゥーンのかばんをオープンデース」

「トゥーンの・・・かばん・・・ッ!」

「自分フィールド上にトゥーンモンスターが存在している時に相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した時に相手モンスターをデッキに戻すことが出来るカードデース」

 

突如機械竜が現れた真下に丸い目とギザギザの歯が付いたワインレッドのブリーフケースが現れて機械竜を飲み込み、中に入った機械竜が暴れているのか鞄が内側から叩かれはじめ。そして落ち着いた頃に鞄が吐き出すようにして俺のデッキに機械竜が戻ってきた・・・なんだこのとてつもない屈辱は!

いや待てそのカードはこの時代に存在してないはず!・・・いや、そういやこの人の使ってるトゥーンってこの人の自作カテゴリーだったわ・・・製作者権限で好き勝手しやがって、これが権力か!

 

「なにも出来ねぇ、ターンエンドだ」

「ではミーのターン、ドローデース。手札からトゥーン・ロールバックを発動しマース。これによってブルーアイズ・トゥーン・ドラゴンは二回の攻撃が可能になりマース」

「おい製作者性能ぶっ壊れてんぞ!」

「ライフを500支払ってブルーアイズ・トゥーン・ドラゴンで古代の機械巨人に攻撃デース。攻撃力は同じなので同士討ち、のはずでしたがトゥーン・キングダムの効果を発動デース!デッキトップのカードを墓地に送り破壊を防ぎマース」

「インチキ効果もいい加減にしやがれ!」

「大人は、汚いのですよ、ミツルボーイ。そしてこれでターンエンドデース」

 

参ったな、そろそろ面白いことやらなきゃ満足出来ずに負けるぞ俺!

 

「ハッ、見せてやるぜ、俺の満足を!・・・ドロー!」

 

デッキトップに指をかけ、体を反らしながらデッキトップカードが弧を描くようにドローする。

 

「ドローカード、強欲な壺を発動!」

「オウ!このタイミングでドローカード!」

「これが、俺の、満足(エンタメ)デュエルだ!デッキから二枚、ドロー!」

 

ドローしようとデッキトップに触れた時、俺の右腕に半透明の見慣れない白い長い何かが巻き付いているのが見えた。

え、なにこれ怖いんですけど。だがドローしなきゃ始まらない!一枚目ドロー!

 

恐る恐るカードを覗いてみると・・・半透明のサイバー・ドラゴンの顔がサイバー・ドラゴンのカードからこっちを見ていた・・・なにこれカードから首が生えてるんですけど、と思った時に腕に巻き付いていた何かを思い出してカードが襟巻みたいになってるのかと考え付いて噴き出しそうになったが耐える。

そして二枚目をドロー。引いたカードは古代の機械巨人。そして一番初めに伏せたカードを思い出し・・・理解した。

 

 

これは勝てない!

 

 

 

でもこの状況なら負けもしない!

 

 

「俺は相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない時、このモンスターを特殊召喚することが出来る!来い、サイバー・ドラゴン!そしてすかさずサイバー・ドラゴンを素材にし、歯車街の効果を発動!必要リリース数を一体分少なくし、古代の機械巨人を召喚する!」

 

勇んで現れたサイバー・ドラゴンが、俺がリリースと言ったことで驚いてこちらを見てくる。歯車街と特殊召喚、そして機械巨人が揃ったらこのパターンなんだ、すまない。そして叫び声を上げながら消えて行き機械巨人が現れる。

 

「ふむ、そして、これからどうするのですか?」

「今の俺じゃペガサス・J・クロフォード、あんたには勝てない。だがしかし、負けてやるつもりもないんだよねぇ!伏せカードオープン!破壊輪!対象とするのは・・・」

「ミーのトゥーンモンスターはトゥーン・キングダムで守られてマース、よってその効果は不発デース」

「それはどうかな」

 

と言えるデュエル哲学。確かその本この世界にあった様な・・・向かいで「ワッツ?」と驚いたような表情をしているペガサスに向けて最高の笑顔で言ってやる。

 

「対象にするのは俺の機械巨人だ!お互いに3000のダメージを受ける!死なば諸共ォッ!」

 

俺の宣言に合わせて機械巨人が胸部装甲を開き、その中にあったは破壊輪の安全ピンを外し、大爆発を引き起こした。ありがとうこの間の黒尽くめのデュエリスト、お前のおかげでこのカードの存在を思い出したよ。

 

「ジャパニーズカミカゼアタック!?ユーアークレイジーッ!」

 

本気でカミカゼはNG。

 

 

 

「一ターン目からのセットカードが破壊輪だったとは・・・最初から相打ちを狙っていたのですね」

「入れたはいいけど邪魔だったからセットしておいたらこういう事になった。世の中どう転ぶかさっぱりわかりませんね」

「クレイジー・・・どうやら私はミツルボーイを甘く見過ぎていたようデース」

「しかし、普通にやってたら勝てる気がしないってのはこういう事を言うんだな。相打ちも運が良かったってことですよ」

「運も実力の内・・・そして、ミツルボーイがまだまだ秘密を隠しているということも確信できました」

「言ったでしょう、俺はデュエルの方が多弁だって」

「やはりデュエルとは素晴らしいものデース。ミツルボーイ、ユーがこれからも腕を磨き、いつか私を倒してくれるのを待っていマース」

「一体あと何年かかるんですかねぇ」

「あ、私が死ぬまでに頼みますよ?」

「とっととくたばっちまえ老害」

 

一体俺のどこを気に入ったのかさっぱり分からないが連絡先を押し付けて帰って行った。いやマジでフットワーク軽いなあの人。

 

 

 

翌日。

朝練帰りにポストを覗くと茶封筒が一つ投函されていた。

部屋に帰って開けてみると『ユーのカミカゼに敬意を示して』と短く書かれた手紙と、三枚のトゥーン・アンティーク・ギアゴーレムのカード・・・悪いんだけど究極巨人の素材くらいにしか使える気がしねぇよペガサスさん・・・




最近最高に熱いですが、コミケに行く奴は死ぬなよお前等。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。